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論破王ひろゆき氏が、いまだに2ちゃんねるの創設者と紹介される違和感|一回り年下の世代が知らないこと

自分と同世代の人は知ってるけれど、一回り年下の世代が知らないなんてことはよくある話だ。

だけど、その≪年下が知らないであろうこと≫を年上がああでもないこうでもないと予想してみるけれど、大半ハズレていると思う。

今は、YouTubeなど過去の作品を紹介する媒体がいくつもあるから、昔活躍した歌手や俳優のことは、年下は結構知っていたりする。

(だから、『こんな歌手や俳優がいてね』なんて話はしない方が良いと思う。大体、一回り年下は『そうなんですね~』って、年上に話を合わせてくれるが、ほんとうは知ってることが多いからだ)

で、意外と数年前のことの方が年下は全然知らなかったりする。

個人的にすごく驚いたのが、今、≪論破王≫として、YouTubeやAbemaやテレビ等で活躍している≪ひろゆき氏≫が、≪2ちゃんねるの創設者≫であることを知らない一回り年下がいたことだ。

そもそも、≪2ちゃんねる自体を知らない≫のだ。

その事実を知ったときは、衝撃的だった。

あの2ちゃんねるを知らない世代が、一回り年下の世代にいようとは!

2ちゃんねるの全盛期を知る世代として、あの頃は、2ちゃんねるは永遠になくならないと思われた。

2ちゃんねるという巨大掲示板は、圧倒的なPV数、書き込み数、情報量、影響力。

良いことも悪いことも、あの頃の2ちゃんねるでは無数に起き、SNSの世界を飛び越えて、その都度世間をにぎわせた。

悪いことの代表例は、重大な凶悪事件を予告する書き込み(その書き込み後、実際に実行した犯人が何人もいた)、誹謗中傷、罵詈雑言、捏造、個人情報を漏洩するなどである。

誹謗中傷や個人情報を晒された人が、幾度となく否定したり、削除依頼をしたり、弁護士を雇ったり、警察に相談したりしても、あの頃の2ちゃんねるやそこに書き込みする無数の人々はびくともしないように感じられた。

まるで、どんなに手を尽くそうが絶対に勝てないムリゲーのラスボスのように感じられた。

話を元に戻すが、一回り年下の一部と、さらに年下の人たちの大半にとっては、ひろゆき氏は、論破王で、YouTuberで、恐ろしく頭の回転が早い人で、フランスからリモートでコメントしてくれる悠々自適な生活を送ってるであろう勝ち組な人だ。

だから、≪2ちゃんねるの創設者≫って説明も、実は、年下世代には全然ピンときていなくて。逆に、その説明文を考えたのは恐らく自分と同世代以上の人なんだろうなと思う。

しかし、2ちゃんねるの創設者って書けば、だれでも知ってる世代はもはや40代以上しかいないんです(たぶん)。

≪2ちゃんねるの創設者≫って説明を見ると、この言葉をつけたスタッフさんに対してなんだかとても辛くなります。もう、その単語をハズしてもいいんじゃないでしょうか。

たぶん、ひろゆき氏は、2ちゃんねるの創設者って説明文は、有っても無くてもいいだろうくらいに思っているでしょうし。

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