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不安定妊婦と安定夫 / 仕事でも産休でも崩れるバランス

4/30(火)| 妊娠10か月【37週】

いつ生まれても早産とは言われない、正期産に入った。妊娠初期・中期・後期って言うから正産期って心の中で何度もまちがえる。

いよいよ、という現実感がなんだか急に増してきて、早く出てきてほしいような、怖くなってきたような。
体の方は元気でテンション爆上げの時もあれば、気持ち悪くて鬱々した時もあったり。
胎動と夫のいびきとお腹の重さのトリプルパンチで寝つきが浅くて、夫の顔叩いていびきを止めてたら4時半頃に眠れなくなっちゃったり。

身体も心も不安定すぎる。

妊娠前は体調のことなんて脳内1%も占めないくらい体つよつよだったし、わたしが女子校育ちなのもあると思うけど幸いなことにこれまで通った学校でも会社でも特段男女差を感じたことがなかった。でも妊娠してから途方もない違いを実感するようになった。

心も体も安定してて、臨月でもいつも通りマインドの夫と、めちゃめちゃ不安定なわたし。凸凹は補いあおう、って言うけど衝突もするし不安定な人が安定な人に還元できることなんかある?って思う。

散々言われてることかもしれないし、不勉強なわたしの勝手な仮説なんだけど、不安定と安定スキルのダブル陣営で家庭が成り立つようになってるのではないかと思ったり。

子が生まれて育つって非連続的なことが多いから(例えば急に臨機応変な対応を迫られることが多いとか)、不安定でいられることに慣れてる人材も必要で。一方でその下には安定した基盤も必要よね。

おお、世の中の仕組みってすごい。一方で不安定な役回りは好きじゃないが。

多様性の時代、男女の違いだけじゃないとは思うけど、どっちもベーシックスキルは磨きながら、お互いに役割を持ちつ持たれつやっていけるといいな。

5/2(木)| 妊娠10か月【37週】

出産前の休みが後半に入って、会いたい人にはだいたい会って、出かけるのがしんどい体になってきてからは、予定のない日が増えた。そんな中で「今日なにしよう」を考えることに疲れてきた。

仕事してた時は常に期限に追われてたから、その時の自分が今の自分を見たら「贅沢な悩みね!」って一蹴してたな。

当時、時間は飛ぶように過ぎていって、「自分が何をしたいか」を考える余力は0%で、「何が求められてるか」が考えてることの中心だった。いまは何も求められてなくて、真逆。それはそれでしんどい。

最近「心や体、人間関係、組織、社会の健康のためにはその内部のバランスを取ることが命」説を自分の中で唱えていて。何かが健やかでないときって何かのバランスが崩れている証拠なんだと思うんだよ。ま、すごい偏食の人でも健康な人っているだろうから一概には言えないけども。

健やかでいることって、いろんなことが黄金比で成り立っていることだと思う。

いろんなことの指標って、例えば、
1人の人の中で能動的に決めたいことと受動的に流されてもいいことのバランスとか、
1日の中で交感・副交感神経を使う時間のバランスとか、
1週間の中で誰か(家族・会社・自分)のために使う時間のバランスとか。
最近使う五感のバランスも大事だなと思ってて、目ばっかり使わず静かにラジオ聞いたり森林浴したりもいい。

この黄金比を保とうとすることが自分の機嫌をとることや家族・チームの円滑な運営につながるなって思う。そのためには客観的に自分の状態を俯瞰したり言語化しないといけないな。

多分会社とか大きな枠組みでもそうで、組織の中のケアされる人(新人とかワーママ入門の人とか)・ケアする人(穴を埋める人)、稼ぐ役割の人・研究開発の人、攻めと守りのサービスラインナップのバランスとかも大事。

いろんな指標で切ったときに今どんな歪みを生んでて、何がベストな比率なのか探索し続けることが命題なのかもなあ。

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