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私の見ている風景


とある日曜日、
私がfarmers marketに向かって歩いていたときのお話。

この時期を楽しみに、
この日を待ち遠しく思っていて、
どんな新鮮な野菜やお花やお店が並んでいるだろうと、
ワクワクしながら歩いている時のこと。

何気ないこの景色を見て、
なんて綺麗な空と緑なんだろうと、
天気も良くて嬉しくなった瞬間の写真。



私たちはどこかに向かう道中、
正面から目に入ってくる景色を見て、

様々なことに気付いたり、
感じたり、
新たな発見をしたりする。

また、考え事をしていれば、
その景色に引っ張られて気を取られる事だってある。

時にはボーッとしたまま通り過ぎて、
その景色が記憶にも残らない事だってある。


私たちはそうやって向かってくるものを受け入れて、
過ごしてる。

私がこうやって、
どこかに向かう道中によく感じるのは、
向かっているときに見たこの綺麗だと感じた景色を、
帰り道で振り返ることはないだろうということ。


同じ道を通って帰っても、あまり振り返る事はない。

この日は曇りの予報で、
案の定帰りの時間には曇って気温もだいぶ下がってしまった。
それもあって、私はやっぱり、この写真と同じ場所で
振り返る事はなかった。

私はそれを寂しく感じる事はない。
道に咲いた花や、素敵なお家や、お店や、景色に、
目を配りながら歩いた時間は、

その瞬間は、
二度と戻らないものだから。

時間や、天気や時期、状況によって、
ほとんどの景色が変わる。

変わらない景色なんてほとんどない。

どんな景色も思い出も過去も、
変わらないものこそ、
なにかの、誰かの、守りたいと努める力で成り立っているものだと、私は思う。


本当に人生は、
かけがえのない瞬間の
積み重ねでしかないんだと思える。

変わらずにあるものを好きで居続けられる事も、
ありがたいと幸せに思える。

これからもずっと、
心が弾む瞬間は大切に過ごしていきたいものです。

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