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はじめまして、シギョとマツヤです。

はじめまして。

このアカウントでは、シギョとマツヤが2人で行うコレクティブに関するアーカイブ資料や、話し合いの内容の要約文、またそれぞれの考えていることを記事にしていていこうと思っています。


先ず、私たちの自己紹介について。

私たちは共に大学で油絵について学んでいました。

卒業制作では、シギョは鏡に映る自身を描いた自画像と鏡を組み合わせたインスタレーションと、変顔をした自身の群像画を制作しました。

対してマツヤは、「写像」と「両儀性」をキーテーマとし、4種類の創作文字をカーボン紙で水彩紙に転写し、カーボン紙と紙を向かい合わせにした作品と、グリム童話にある「ルンペルシュチルツヒェン」のお話を創作文字で置き換えた文章の全文と要約文を向かい合わせで展示した作品を制作しました。

ここからもわかるように、シギョは油彩を用いたペインティングについて興味があり、マツヤはコンセプチュアルな領域に興味があることが分かります。


2人でコレクティブを始めようと思った理由は様々ありますが、このようにお互い異なる要素を持つ者2人が協力して何かひとつの作品を作り上げたらどうなるんだろうという好奇心をお互いが持っていたことが挙げられます。

初めて作った合同制作では、2枚のキャンバスをお互いに交換しながら描いていく往復書簡的な作品、『Put yourself in his shoes(2023)』と『私に気を遣っただろう彼は、私に触れず植物と鳥と泉を描いた。だから私も彼に触れない。(2023)』とがあります。

次に制作したのは、この記事の見出し画像にもなっているペインティング「Infinity(2023)」です。

ここでは相手の動きを真似しながら描くという、ミラーリングの要素を取り入れながら、手や足、髪の毛や顔などに絵の具をつけそれを紙に描いていくという、ある種プリミティブな絵画行為を行いました。

橙色の部分はシギョが、青色の部分はマツヤが描いたのですが、シギョの描いた個所では、手の跡や足の跡が塗り重ねられ、デジタル的な要素が失われ、連続性を体現したアナログな"筆致"に、マツヤの描いた箇所では、指の跡や、足跡がくっきりと残っており、よりデジタルな要素が際立っているというような相違点を見ることができます。

これからも作品に関する情報や、マツヤやシギョの考えていることを、この記事にどんどん残していけたらいいなと考えています。

不定期更新になりますが、それでもみてくださると嬉しいです!

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