人生後半のシフトダウンの仕方 2024年1月26日

 自称「整理できた女」神垣です。


夫が読んでいて、面白そうなタイトルだったので
わたしも読んでみました。

「55歳から やりたいことを全部やる! 時間術」

夫61歳、わたし58歳で
タイトルにある55歳を上回っていますが
とても有益な内容でした。

本書の「はじめに」の図に
「これまで」の時間術と
「人生後半」の時間術
があります。
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▼これまで     ▼人生後半

「効率」重視   →「質」重視

「ゴール」を目指す→「ゴール」から考える

 詰め込む    →余白をつくる

「いつか」やる  →「今」やる

「仕事」が中心  →「自分」が中心
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「これまで」の5項目を見て
「まさに!」と思いました。

50代までは「いつか」やるで十分間に合ったのです。
「ゴール」へ行きつくパワーもあったし
幾つものゴールを目指すこともできました。
予定をぎちぎちに詰め込んでも消化できたし、消化してきました。

そして、
かなり「自分」中心に生きてきたわたしでさえ、
やっぱり「仕事」中心に生きていて
何を差し置いても「仕事」優先でした。

でも、
そうしてしゃかりきにやってきたからこそ
力の入れ具合、緩急のバランスがとれる
経験も知恵もついてきたのですから
人生後半はもう少しスローにシフトダウンしていいはず。

そのための具体的な姿勢や考え方、時間の使い方が
本書には書かれています。

第4章
「時は有限! 10年後を見据えた仕事術」

の中に「その気がなくても、『転職サイト』をチェックする」とあります。

わたしもしょっちゅう「求人サイト」を見ています。
職を探すというより、
・今、どんな仕事があるのか
・自分の年齢でどんな求人があるのか
という観点でチェックしてみると
「こんな仕事があるのか!」とか、「こういう働き方があるのか!」
という発見があるからです。

時間、経験、職種にこだわらなければ
58歳でも61歳でも求められる仕事がある
と分かるのです。

だから、わたしは同世代の知人が
「この歳で新しい仕事を探すのはムリ」
と言っているのが不思議でなりません。


本書の巻末に
「55歳から やりたいことを全部やる!」を応援する10の言葉
があります。その中にある

・人生後半の人間関係は、数を増やす必要はありません。
 本当の「友だち」とのほどほどの距離感が心地よいものです。

・無理なことは最初から引き受けない姿勢が
 結果的に相手の時間も大切にすることになります。

・一度しかない人生を「やるべきこと=本業」だけに費やすのは
 もったいない。

臼井由妃 著「55歳から やりたいことを全部やる!時間術 」(日経ビジネス人文庫)

の3つの言葉にわたしは心から共感しました。
そして、実践もしています。

人生後半の見取り図をつくるのに大いに役立つ1冊です。

臼井由妃 著「55歳から やりたいことを全部やる! 時間術 」(日経ビジネス人文庫)

(2024年1月26日 VOL.4431配信 【仕事のメール心得帖】あとがきより)


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