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わかほうに参加してみて(お話したことも…)

はーい!IT企業の法務部で働いているよしだです。

今回は、2024年1月24日に登壇させていただきました第2回「わかほう」に参加してきたお話をさせてもらえたらなと思います。

わかほうとは…

定期的に有志メンバーで行っている、「若手法務交流会」の略です。
基本的に「35歳以下」の「企業に所属している」「法務部員」を対象として、交流会を実施しています。
会の全体の流れは最初登壇メンバー4人によるQA形式のパネルディスカッションがあり、その後全体の交流会があるという流れで進んでいくイベントです。
※詳細は、法務のいいださんのこちらこちらのブログをご覧ください。

参加してみてどうだった?

私は、QA形式でのパネルディスカッションの登壇者として参加してきました。
事前の打ち合わせは、1回限りで、どの質問に答えるかを相談するくらいでした。
本番当日は結構緊張しまして、事前に色々考えたことちゃんとお話しできるかなと不安でしたが、会場全体が温かくて、とても話しやすい空気感で、途中からは自然体でお話できたように思います。

交流会に入ってからは、
「なんで、わかほうに参加してみようと思ったんですか?」という質問から始めるようにして、話の輪に入ってくれている人同士でお話が広がったり、相互に疑問を解消する時間にできればと意識しておりました。

「1人法務で、自分の回答に自信がない。」
「法務の目標設定で困っている。」
「研修って言えば、早く会社あがれるので来てみました。」
「司法試験・予備試験の受験を考えていて。」

色々な目的で参加されていらっしゃる方がいらっしゃいました。

たくさんの人とのお話できて、すごく楽しかったです。
若手法務がこんなに集まる機会は、本当にないのですごく貴重だなと思いました。

共通する悩みはあれど、組織ごとで打ち手も異なるし、本当の悩みはひとりひとり全然違うんだろうなとも思いました。

だからこそ、わかほうで、連絡先を交換したり、X(旧Twitter)で繋がって、情報交換できる関係性を作れるのがいいんだろうなと思います。

わかほうの外で、緩やかなつながりが続いていくとすごくいいなと思います。

そして、私は、中学・高校時代の塾の友達から、Xの「#わかほう」がきっかけで連絡がきましたw(彼は、今ITベンチャーで法務担当をしていて、新卒からずっと法務をしているようです)

今回は、たくさんの出版社の方・ご著者の方からたくさんの書籍の寄贈があったようです。業界の先輩の皆様、本当にありがとうございます。

業界全体で、先輩方から応援をしてもらえる「わかほう」というコミュニティがこれからも続いていってくれるとすごくいいなと思います。

わかほうでお話した内容

せっかくなので、私がパネルディスカッションでお話した内容だけでも公開ができればと思っております(当日より少し足してお話しますね)。

社内のコミュニケーションで意識していることはあります?

私は、法務内外のコミュニケーションで共通している部分があると考えています。もちろん違うことは、たくさんあると思うんですが。

1年目・2年目のころは、「事業部門の意向が絶対!できるだけ叶えてあげないといけない」と盲信しており、上司を説得するということに注力していたように思います。上司からは「事業のためにはわかったけど、これを認めたら会社や事業全体への影響はどうなるのか」と言われ、怒られておりました。

段々と、法務のクライアントは「会社」であることの理解ができてきて、自分の役割も理解ができてきたように思います。

法務外とのコミュニケーションであれば、法律の専門家としてリスクを説明し、一緒に方針を決めるという役割で、法務内であれば、自分はメンバーやリーダーなので、最終決定権があるわけではないので、上司は判断できる材料を用意するという役割を持っている。

なので、役割を意識して、必要なコミュニケーションをとるように意識しています。

事業部門の役員とどのようにコミュニケーションを取っていますか?

正直、難しいですよね。めっちゃ緊張もしますし。

弊社だと、事業部門から法務への信頼が厚いほうだと思っています。
これは、間違いなく、歴代の法務担当者が培ってきてくれた信頼があるからです。

そのため、法務が危ないと言っていることは一度立ち止まって話を聞いてくれます。
だからこそ、できるだけ法律論でだらだら説明をせず、端的な理由・論理、リスク・コストを数字で語れるようにし、リスクも、最大リスクと落とし所を明確にし、事業部門の責任者が判断できる材料を揃えてあげることを大切にしています。
これは、上で記載したところと同じですね。
法律論の細かいところは、聞かれたら説明できるようにしっかり準備しておけば十分です。

自分の業務で足りていない部分をどうやって把握されていますか?

弊社では、全社的にグレード要件表が整備されており、法務内でもスキルマップ、経験領域マップが用意されています。私は転職して早々にグレード要件表を確認して、自分の役割と達成水準を把握するようにしました。

スキルマップは、経営法務人材の在り方研究会の考え方などを参考に、作成されているように思いますが、法律ジャンルごとのスキルとコミュニケーションスキルなどのポータブルスキル2軸に自己評価できるようになっています。

キャリアシート(スキルマップへの自己評価と今後のキャリア志向)を作成し、任意で提出して、上司からフィードバックをもらうこともできます。

経験領域マップでは、弊社内でどのような業務をみんなが経験しているかを把握できるようになっています。

私はこれらの情報から、自分の強み・弱みを把握するようにしており、その上で、「チャレンジしたいこと」「組織としての弱点になりそうなところ」に注力して、インプットするようにしています。中長期の目線で、どういう組織になっていくか、どういうところを自分が伸ばしていきたいかを、日々考えている感じです。

今は、データとガバナンスに興味関心があり、組織づくりも併せてインプットしております。

なお、普段の案件ごとのインプットは、週末に、翌週関わりそうなジャンルの本をざっと2〜3冊くらい目を通してしまって、一気にインプットするようにしていたりします。

業務のモチベーションはないか?今後のキャリアは?

今は、リーダーにもなり、マネージャーからも応援してもらっていることは1番ですね。しっかり組織に貢献して、メンバーが気持ちよく働いてくれるように、いいチームを作っていきたいとです。

今後のキャリアは、今の会社の中でしっかりと貢献し、評価してもらって、より良いチームを作っていくことで、自ずと開かれていくように思っています。

法務部門の責任をもてる立場になれるようにしっかり目の前の仕事と、中長期の大切な仕込みをできるように頑張っていきたいと思います。

最後に

運営スタッフの皆さま、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
また、一緒に登壇させていただきました皆さまもありがとうございました。

これからも「わかほう」が発展していくことを祈念しておりますし、またぜひ参加させてもらいたいと思います(先着40人厳しいですが、頑張りますw)。

ーおわりー

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