【Maisya ya Kenya🇰🇪2】no.57

2024年5月5日 19:07

Habari zenu〜？
みなさま、こんにちは！
Kyalo（チャロ）です！
今週から週刊を再開！したいところだったのですが、、、
日本でも報道されている通り、今ケニアでは大雨による甚大な被害が出ており、

4月30日から始まるはずだった2学期の開始が、延期されています。
ので。
今回は1学期が終わってから今までの休みの期間の振り返りをしていきたいと思います！

☆試験に向けて（3/31 ~ 4/6）☆

Term1 が終わり、ホッとする間もなく、週末のIELTS 受験に向けて、ひたすら英語学習。
学習は基本的にkindle や British cousil など、パソコンを使って行なっているのですが、最近の大雨からの停電により、充電が切れたりネットが繋がらなかったりして、勉強とは別のストレスを抱えながら学習していました、、、笑

※「ケニア」という主語でもいいくらい、ンジウだけでなく、ケニアでは「大雨が降る」→「停電」の流れが一般です。笑

☆奨学生訪問 Brianくん編（4/7 ~ 13）☆

週末に、KESTES で支援している奨学生「Brian」くんの家を訪問。
（奨学生ごとに担当者が振り分けられています！僕はBrian くん担当）
毎Term 終わりに奨学生の自宅を訪問し、奨学生の成績や学校生活の確認、保護者の方と家庭の経済状況の変化について、聞き取りを行います。
KESTES でサポートしている奨学生は全員で7名。
本当にそれぞれが経済的にも家庭状況的にも厳しいバックグラウンドを持ち、成績は優秀だけれど学校に通うお金がない子たちです。
昨年、新規奨学生を採用する際に9名の候補者がいたのですが、KESTES の資金的に2名を採用するのが精一杯でした。採用されなかった残り7名の子どもたちは今頃どうしているのか、何とかして学校に通えているのか、、、と色んなことを考えさせられると同時に、ここでもやはり自分の無力さを思い知らされます…
この悔しさを噛み締めながら、今後の人生で少しでも、僕の手の届く範囲にいる子たちが色んなことにチャレンジできる機会を創れたらなと思います。

※先日、僕のFacebook でも紹介しましたが、改めて「Brian」くんについて紹介します！
Brian くんは、ケニアの首都「ナイロビ」から東へ3時間車を走らせたところにある、「キトゥイ(KITUI)」という町に住んでいます。
ほぼ母子家庭（夫は諸事情により家にあまり帰ってこない）、3人兄弟の末っ子で、一番上の兄は服役中、2番目の兄はバイクタクシーの仕事をしています。
母親はサロン（髪の毛を編む仕事）をしており、月収は1,000kshほど。ただ乾季か雨季かで収入にばらつきがあり、月収が0ksh のことも。
（ケニアの地方では基本的にみんな自分の畑を持っており、雨季になると畑仕事が忙しくなります。そのため雨季になると、サロンのお客さんが畑に行くようになり、サロンには来なくなるため、収入が減ります。）
2番目の兄はバイクをローンで購入しており、1日300kshのローン支払いがある一方、1日の収入は300ksh 前後。ほぼ収入がないに等しい。
それもあり、家庭の収入は母親のサロンのみ。
Brian くんのお家には畑があるため、自給自足で生活はできるものの、学校に通うお金を捻出する（安いところで年間6,000ksh以上、学力の高い学校に行くには年間10,000ksh以上）ことは難しい状況。
ちなみにBrian くんは、sub-county レベル（学力が一番低い学校）のSecondary school に1年間既に通っていました。しかし、通っていた学校はBrian くんの成績に見合った学校ではなかったため、より学力の高い学校に通うべく、KESTES の支援を受けることになりました！

KESTES では学費以外に、
学校で使用する消耗品（ボールペンなど）
のお金も支援しています！

奨学生訪問の後、ナイロビにある日本人が経営している「JENGA HOUSE」のミートアップに参加！
ケニア・日本でも有名な方から、これからケニアで挑戦しようとしている方までいて、とても刺激的な空間でした！

☆🇰🇪同期旅行🌊（4/14 ~ 20)☆

この週はケニア同期隊員で、国内旅行！
1月末の研修以来、3ヶ月ぶりに会い、その時には話せなかったことなど色々話しました。
ケニア同期（2022年度3次隊）は全員で14名。
ケニアに来て1年3ヶ月経ち、各地で色んな葛藤をしながらも、誰も任期短縮をしていないことが本当にすごいことだよな～と感慨深く思っていました。

※任期短縮はネガティブなことではありません！
ただみんなが健康でここにいることがすごいことだな〜と、、、

☆オンライントーク&奨学生訪問 Willis くん編（4/21~27）☆

◯ オンライントーク ◯
休職中の学校で勤務していたとき、ご縁があって繋いでいただいた方からご依頼をいただき、日本の子どもたちへオンライントークをすることに。
そのオンライントークは歴代に、国連の方やケニアで障害のある子どもたちに支援をしている方など、錚々たる方々がお話をされています。
そんなトークに僕のような身分が話していいものか、、、と思い、めちゃめちゃ緊張していました。笑
テーマは「教育」。
小学生から大学生の方とワンツーマンで質問に答えていく形式で、1時間45分やらせていただきました。
僕が協力隊に参加するきっかけとなった方が「自分だけで派遣された場所をよくするのは難しい。あとの方達に『バトン』を繋ぐことで、長い期間をかけて改善していく」と仰っていました。
オンライントークの時間が終わった後も、追加で質問するために残ってくれた熱心な子たちもいて。
僕の1つの使命でもある、「バトンを繋ぐこと」が少しできたかなと思いました！
改めて、僕が成長する機会を頂けたことに感謝です、、、！

⇧オンライントークを依頼してくださった方がやられている団体はこちら⇧

◯ Mbita の奨学生訪問「Willis」くん ◯
僕の担当ではない奨学生訪問にお邪魔させてもらいました！
Willis くんはナイロビから西側に10時間ほど車を走らせたところにある、
「ビタ（Mbita）」という町に住んでいます！ウガンダの方が近い、、、
（あの有名なビクトリア湖の近くです！）
彼は本当に優秀。
将来は脳外科医になって多くの人を救いたいとのこと。
ただ脳外科医になるためには留学する必要があるため、来年留学するための学費をサポートしてくれる人や団体を探す必要があるとのこと。
（ケニアでは外科医の勉強をする大学はあっても、脳外科医になるための勉強をするところがない？らしい）
KESTES はセカンダリーまでしか奨学金を給付しておらず、大学進学するためにはまた別に奨学金団体を探さないといけません。
日本でも「進学したいのにできない」状況はありますが、奨学金制度や団体が増え進学するためのサポートが充実してきています。一方ケニアでは、まだそれほどサポート体制が充実していないのに加え、ケニアの奨学金制度が学校や保護者に情報共有されていない状況があります。
（日本の学校のように、学校から生徒へ奨学金案内をすることがない）
これもまた言語化できないモヤモヤが溜まる状況なのですが、今はまだこの現実を受け入れるしかないですね、、、

☆大雨による学校再開の延期（4/28 ~ 5/4）☆

1ヶ月の休みからようやく学校再開！となるところが、冒頭でも書いたように連日の雨により、4月29日に学校再開が5月6日(月)に延期と発表。
そして5月3日に、再度学校再開の延期を発表。しかも学校再開の日は決まっていない。

実際は被害が大きい地域もあれば、特に変わりなくという地域もあります。
（ナイロビ近郊は本当に大変。理由は大雨が一番だけど、排水溝などインフラの整備が整っていないことも原因だと主観的に思う。）
この状況を日本に置き換えると、「東京で大雨の被害が甚大で学校再開が難しいため、全国の学校を休校にする」みたいな感じ…笑
確かにケニアは全寮制の学校が多く、地方からナイロビの全寮制の学校へ、ナイロビから地方の全寮制の学校へ通っている子どもが多いのも事実なので、こういう判断になるのかなーと想像しています。
ケニアの雨季はまだ続くため、果たしてこの学校休校はいつまで続くことやら、、、

今週もお読みいただき、ありがとうございました！
この1ヶ月も、多くの方たちとのご縁で自分が成長する機会をいただくことができました。
自分自身、まだまだ成長過程です。
挑戦し続ける日々を引き続き送っていこうと思います！
そして！
先週でケニアに来て1年3ヶ月になりました！
ケニア2年目でも、初めて経験することがいまだに出てくることに、ケニアの奥深さを勝手に感じています。笑

学校が再開されるまで週刊もお休みしますが、僕は至って元気ですのでご安心ください！笑

それではまた、学校が再開されるまで🇰🇪笑

Asante kwa kusoma🇰🇪
Tutaonana siku ingine🇰🇪

Mbita の奨学生訪問の買い出し中に出会ったお子👶
その名も、「peva」
しゃがんで挨拶しようとしたら、
膝にちょこんと座ってきた、可愛い、、、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？