見出し画像

豆本を作ろう!


9月10日に出店した文学フリマ大阪11にて、カクテルとアルコールにまつわる短歌集を豆本で頒布しました。
A4の32分の1サイズの本当に可愛い豆本です。(A9サイズ)

豆本は凝り出すといくらでも手をかけることが出来るものですが、私はそんなに手の込んだものは作れません。
なので、超手抜き豆本の作り方を公開します!

ちなみに豆本の大きさの定義ですが、文庫本(A6サイズ)の半分以下ならば豆本と呼んでいいそうです。なので、A4サイズの紙で8等分の折本を作ったらA7サイズになるので、これはもう豆本です。

さすがに有料で頒布するのに、それはあんまりだと思うのでもう少し手を加えようと思います。切って折るだけじゃなく、そこに貼るという作業を加えるのです。
理論としてはA4サイズの紙に32ページ分(正確に言うとのりしろを含むので中身は組み立てた後26ページ分になります。表紙が表裏含めて4ページと数えるので足したら30ページという数え方になります。)
私はWordでA6サイズの原稿を作り、逆横順で32分割印刷(用紙サイズA4)指定して出力しました。


こんな感じで出ます。

ページ数で言うと、1,2,9,16,25,32を空白にします。
32ページ以外はのりしろになります。

3ページは本のタイトル、31ページには簡単な奥付(私はBOOTHのQRコードを入れました)を入れてました。

タイトルは36ポイント、前書きは20ポイント、本文の句の部分は26ポイントです。
余白は上下20、左右15で取りました。

あとはこんな感じ。

印刷したらたぶん普通の文庫よりちょっと小さいくらいの文字で出力されます。私はギリ読めるけど、同年代~のお姉さまは小さいと仰ってました。若い方なら大丈夫かと思います。

出力したら横に4等分します。そして、あとは山折り谷折り折っていきます。

こんな感じ

山折→谷折の繰り返しです。糊付けするところが上手く合わさるように折るのがコツ。
一枚の長い紙にしたら、折線に合わせて糊付けしていきます。

そうするとこんな感じでまとまります。気になる方は背をマスキングテープで止めても良いと思います。
ブックカバー用のしっかりした紙を、ノート見開きより二回りくらい大きめに切ります。

小さなブックカバーを作るイメージ。

まず下を適当に折って折った上に中身を重ねます。

折筋を付けて折り込みます。

上下折ったら片側を折り、表紙を挟み込みます。この時裏から見て上下が分かるようなら上下を合わせます。

挟み込んだ側をしっかりと奥まで入れ込んでカバーをかけます。

余計な部分は切り取ります。

反対を折り込んで中に入れたら、タイトルのラベルを貼って完成。

とまあこんな具合でチマチマ折って糊付けてカバーをかけて作成しました。

皆さんも何か作るとき、良かったら真似してみてくださいね。
お金はかからないけど(笑)手間がかかる豆本の作り方でした!

ちなみに私の事を知ってほしいと思って、この本はイベントのみ頒布してます。文学フリマ福岡でも一冊100円で出してるのでよろしくお願いいたします🎵

この記事が参加している募集

文学フリマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?