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【印刷会社編】自分の楽しむ分だけ本を作ってみる方法

先日下記の記事をアップしました。
noteなどブログを書き溜めたり、小作品を書き溜めている人はひとまず本にしてみると面白いよっていうことで、簡単に1部、コピー本を作る方法を載せています。

コピー本でも充分楽しいですが、書いているものが何万文字とかあったり、何か本格的なものを作ってみたい。一度はお店で売ってるような素敵な本が作りたい!と思う方は、印刷所に出してみるというのも一つの手だと思います。

私のおススメはちょこっとさんです。
1冊から刷れて基本的にお安い。しかもお金を出せば納期を早めてもらうことも可能だし、メール便で送ってもらえるので送料もお安く済みます。
京都の会社なので、福岡県には出荷の翌日に到着します。
それも良いところです。
会員登録をして納品日を決め、空いている料金プランの中で一番安いものを選択します。いろんな印刷所さんがありますが、ここは基本的に
既に原稿がほぼ完成している状態の時に申し込むのをおススメします。
(納期がかなり先付の場合は予約しておいても良いと思いますが)
これは印刷会社さんで違うので、HPを確認してくださいね。

ちなみに上のコピー本で紹介した私の本。30冊刷るならちょこっとさんの方がコピーよりお得でした。

B6サイズで表紙込み30ページ。コピーだと28ページの本にした。(4で割れるから)

白黒本文のコピーが24ページなので、120円。表紙の紙がレザックという特殊紙で高いと1枚50円する(A4サイズ)。それにフルカラーコピーが50円なので、合計220円。
コピー本の悪い点は自分で製本しないといけないのと、何冊刷っても価格が変わらない(安くならない)ところ。(1冊で刷っても値段が高くならないのは良い事ともいえるが)
ちなみに上記の本をお安い印刷所さんで30冊刷ったら単価は185円程度になる。売価を200円で付けていたのでコピー本だと赤字だが、印刷所だと何とか黒字になるというくらいにまで変化が!

ちなみに上記の本を1冊だけ印刷所に依頼した場合の見積もりを出してみた。1冊510円(最安値)+ネコポス(メール便)の価格となります。


1000円しないので、お試しに印刷してみるのも楽しそう。
勿論印刷すればするほど1部当たりの単価はお安くなります。

印刷所さんに依頼するのはハードルが高いと思われる方も多いでしょうが、PDFさえ作れたらなんてことは無い作業です。

私はお安いのでほぼほぼちょこっとさんで依頼するのですが、2で割れる数でページを作れれば問題ないです。基本的には。

あと、表紙と本文の間だったり章と章の間に本文とは違う用紙を挿入することが出来ます。それを「遊び紙」と言います。表紙の紙の次にカラフルな紙を挿入する事で、着物の袷のような美しさが出ます。なので、凝った本にしたい時はお勧めします。
また、表紙の紙を色々試してみるのも面白いです。
上記の写真はレザックというレザー調の紙を使用していますが、同じレザックでも色によって印刷の具合が変わってきます。
お安いところだと上質紙も赤とピンクでは全くイメージが変わります。表紙がカラーか白黒でも変わります。

ちなみにこれはクリーム色の上質紙に白黒で印刷したものです。
同じイラストを蛍光ピンクの紙に金のインキで刷りました。

ちょこっとさんでは金インキの扱いはありません。(別会社で刷ってもらったブックカバーをつけてます)同じイラストでもこんなにイメージが変わるんですよね。面白いですね。

先ほどのように色上質紙にモノクロで印刷し、背表紙に何も印字しないのであれば1ページ目に表紙、2~3ページは白紙、4ページは裏表紙として4ページのファイルを作るのが一番簡単です。
Wordなどで作ったファイルをPDF化します。


↑良かったらご参考に。

文庫サイズ(A6)指定でファイルを作り、文字やイラストはテキストボックスを挿入して作っています。
大き目のテキストボックスの内側にイラストや文字のボックスを作ると移動させやすいです。
出来上がったらPDF化して半角英文字のファイル名を付けます。

左が表、右が裏表紙です。

この作り方だと何も(厚みとか)考えずに表紙と裏表紙が作れるので初心者の方にはお勧めです。

流れとしては
納期(到着日)を決めて予約→注文(紙や本文のボリュームを決める。あとで変えられるので仮でいい)→入稿(アップローダーを使うと安くなります!簡単です)→入金(銀行振込のみ)

入金まで終わったら印刷所さんが原稿を確認してくれるので、その後受付メールが届いたら出来上がりを待ちます。

だいたい納期前には届けてくれるので、受け取り希望日(早く出来たら早く送って良いよとか入力する欄があります)までには到着します。

文庫本が作りたい方に、私の本を見本として1冊いくらで作れるか?
見積もってみます。
文庫サイズはA6で、小説本はたいてい右綴じになります。(指定しましょう)
表紙は色上質、遊び紙もタントという紙をで表紙と裏表紙の間の2ヶ所に挿入する事にします。本文は書籍用のクリーム色の紙を選択。薄くも厚くもない72.5Kくらいの紙が妥当だと思います。
本文を100Pで作ったらどんな感じでしょうか?


一番お安いと1000円程度で作れますね。最短納期で1500円程度のようです。

表紙をカラーにしたり、特殊な紙を使ったり、遊び紙をトレーシングペーパーにしたりすればさらに課金が必要ですが、通常の文庫だと遊び紙が入らないのでちょうど1000円(+振込手数料)で自分の本が作れるのです。

何だか作れるような気がしてきませんか?

勿論ほかにもお安いところはありますし、もっと親切な会社さんもあるのでお好みで選ばれて良いと思います。
お値段とやり方が分からない……ということで戸惑っているのなら、参考にしていただけると良いかなと思います。

皆さんに自分の作品を本にする喜びを味わって欲しいなあ。

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