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エアコンが壊れた 日記-20230131

・どうやら家のエアコンが壊れたっぽい。世の中は今たいへんな寒波に襲われていて、私の住んでいる地域も例に漏れずそうだった。よくこんなときに壊れてくれたなと思う。

・今日はリモートワークにしていて、お昼過ぎごろにふと部屋が冷え込んでいることに気づいた。エアコンを見上げると、電源ランプがヤバいタイプの点滅をしていたので、とりあえず電源を引っこ抜いて、また入れてみる。

・しばらく正常に働いてくれる素振りを見せたあと、電源ランプはまた点滅状態に戻った。インターネットで調べながらリモコンを使ってエラーコードを表示させてみると、「内部の故障」を示す番号が表示されていることがわかる。内部の何が故障しているか知りたいのに、暢気なもんだなと思う。

・今日は朝から自分の不注意で壁にモノをぶつけて大穴を空けてしまっていたので、余計にへこむ。普通に賃貸なのにどうするんだろう。悪いことは重なるというけど、変な取り合わせにしないで欲しい。

・とりあえず「壁に空いた穴をどんなポスターで覆い隠すか」を考えていたところだったのに、おかげで悩み事が増えてしまった。せっかく壁に穴が空いたので、たぶん『ショーシャンクの空に』の牢獄にあったリタ・ヘイワースとかのポスターを貼るのが正解なんじゃないかと思っている。修繕費のことから目を逸らすためにも、早急に私の家にリタ・ヘイワースが来ることが求められている。

・翻ってエアコンの方。幸いなことに、私の住む家は周囲をぎゅうぎゅうに他の部屋や他の棟に囲まれていて、暖房なしでも思ったより冷え込みは少ない。逆に夏は冷房をかけていないと悲惨なことになるし、窓から道路すら見えないような部屋だがこれはありがたい。

・エアコンが壊れた(っぽい)のは掃除もせずにずっと放置していたフィルターのせいなんじゃないかと思い、とりあえずほこりまみれのフィルターを取り出して掃除し、今は乾くのを待っている。

・なんとなく心もとない気分なので、暖かいものが買えないか外に出てみる。とはいえ、ヒーターあたりはもし本当にフィルターの詰まりが原因で、エアコンがすぐ直ってしまった場合、結局持て余すだけなので買いづらい。我慢できない寒さじゃないし。

・迷った挙句、妥協案として無印良品でアロマキャンドルを買ってきた。

・火をつけてみると、部屋のすべてを暖めるにはあまりに心細い姿で笑ってしまう。火には違いないだろうと思ったけど、焼け石に水もいいところだった。香りはいい。

・ポテンシャル以上の役目を課されるアロマキャンドルを、なんとなく眺めて応援する。アロマキャンドル、お前みたいな奴が幸せになる世の中であって欲しいよ、と思う。連れてきたのは私だから、他人事にも程があるけど。

・ふと振り返ると、壁に空いた穴が目に入ってしまう。これ以上私に追い打ちをかけて欲しくなくて、もう寝てしまおうという気になっている。