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「推し活」で滋賀を住み良い地域に!滋賀レイクスが始めた新たなSDGsプロジェクト

レイクスチアリーダーズとマグニーのお手本動画に合わせて応援練習

皆さんには〝推し〟がいますか?

2008年のクラブ活動開始以来、地域密着型クラブとして環境や教育といった地域課題に取り組んで滋賀レイクスですが、今シーズンから新たなSDGs活動として「滋賀レイクス 推し活プロジェクト」をスタートさせました。
滋賀レイクスを好きになって、「推し」にしてもらうことで、生活の質の向上や生き甲斐の創出に繋げてもらおうというコンセプト。2023年12月にスタートしたばかりの活動ですが、開始以来、たくさんのメディアにも取り上げていただき、徐々に「推しの輪」も広がっています。

B1復帰を目指して「日本生命B2 PLAYOFFS 2023-24(B2プレーオフ)を戦っている滋賀レイクスの力にも、確実になっていると言えそうです!

なぜ「推し活」がSDGs?

滋賀県は、男性の平均寿命が82.73年で全国1位、女性の「平均寿命」が88.26年で全国2位となり(厚生労働省「令和2年都道府県別生命表」)、全国トップクラスの長寿県です。
一方で、自分が健康であると自覚している主観的な健康期間を示す「健康寿命」では、滋賀県は男性4位、女性46位と、大きくランクダウン。とりわけ女性については平均寿命と健康寿命の長さの乖離が大きく、日常生活の中で健康上の問題を実感している方の割合が多いことが問題となっていました。

一方、「推し活」は以下のような心身の健康への効果があることが、学術的にも証明されつつあります。

  • 「推し」を好きになったり夢中になることで気持ちが豊かで前向きになる

  • ファン同士で好きな気持ちを共有し合うことで他人との一体感を味わうことができる

プロスポーツクラブとして滋賀県民のウェルネスに資することができるポイントがここにあるのではないか?と、考えたことがプロジェクトがスタートした背景でした。


-滋賀レイクス推し活プロジェクト概要

「推し活プロジェクト」はシーズンを通して下記の活動を実施しています。
2023-24シーズンは2023年12月から2024年4月にかけてトライアルとして医療法人輝生会小西医院様のデイサービスにて取組みを実施させていただきました。

  1. 滋賀レイクスやバスケットボールを知ってもらう

  2. 施設でパブリックビューイングを実施する

  3. 会場で応援する

  4. 選手が施設を訪問する

1.滋賀レイクスやバスケットボールを知ってもらう(2023年12月〜)

デイサービスの利用者様は滋賀レイクスもバスケットボールもご存じない方がほとんどということで、まずは滋賀レイクスに親しみを持っていただくために「レイクス月間」を決め滋賀レイクスやバスケットボール関連のレクリエーションを施設職員の方々に実施いただきました。

レイクス月間スケジュール
選手を覚えてもらうための手作りポスター掲出
公式マスコットマグニーの塗り絵やちぎり絵
マグニー取りゲーム
フリースロー大会
レイクスクッキング(レイクスカラーを使ったクッキング)
レイクスクッキング(レイクスカラーを使ったクッキング)
推し選手応援うちわ作り
推し選手応援うちわ作り

2. 施設でパブリックビューイングを実施する(2023年12月・2024年3月)

実際に滋賀レイクスの応援を楽しんでいただくべくまずは施設内でのパブリックビューイングを実施。体調を考慮して後半戦のみとし、逆転勝利を収める試合を選びました。初めての試みとなるため、盛り上がるのかを施設の方も心配されていましたが、結果としては最後まで声を合わせて応援いただき、参加者の方からは「楽しかった。参加して良かった。」との声が聞かれました。

パートナー企業のサン・クロレラ社による同社商品とオリジナルTシャツのプレゼント
サン・クロレラ社による同社商品とオリジナルTシャツのプレゼント
声を合わせてGO!GO!LAKES!
選手から特別メッセージが放映されました。

-会場で応援する

※23-24シーズンは調整がつかず実施なし

-選手が施設を訪問する(2024年4月)

ブロック・モータム選手と近藤一穂アシスタントアスレティックトレーナー兼通訳が訪問。

チームを代表してブロック・モータム選手が訪問。利用者様との交流を楽しみました。

-施設職員様の声(抜粋)

  • バスケは高齢者に馴染みがなく盛り上がらない可能性を危惧したが、サッカー野球とは違い点数が多く入るため盛り上がって良かった。皆で参加する応援するという一体感があり、参加者が生き生きとしていた。今日は楽しかったなと参加者同士で会話されている姿を見て、開催して良かったと思った。

  • 身体を動かし、声を出すなど活気が出て良い

  • 推し活がきっかけでレイクスを好きになった職員が多く、これまで話したことのなかった職員同士が共通の話題で盛り上がったり、会場に観戦へ行ったりなど、社内のコミュニケーションが円滑になったから。外部と協力し大きなイベントを行うことは初めての試みであり、今回開催した施設だけでは準備が困難であったため、他の施設職員にも協力を仰ぐこととなったが、結果的に会社全体で一つのものを創り上げる良い機会になったと思う。

  • ご利用者様がこんなに盛り上がってくださるとは思いませんでした。皆で何かに取り組む事が出来て良かったです

  • 皆で同じ目的で同じ方向を向き合い、仲間意識向上や一人ではないと思える瞬間があるって素晴らしい事だと思いました

  • 応援月間などを設けることで、少しお祭りじみた雰囲気も楽しめたと思う。パブリックビューイングの時はいつもより興奮気味の皆さんの様子もあり、楽しんでいただけた


-利用者様の変化

  • ご自宅でレイクス観戦を始めた方もおられると聞いています。

  • ホームゲームの観戦をするようになった。

  • 12月、2月ともにPV開催時期がBBCの試合中継と重なったため、ご家庭で観戦してくださった利用者さまが複数人いた。試合翌日には「レイクス勝ったなぁ」「77番(森山選手)出てたなぁ」など、職員が話題を振らなくとも自ら話す利用者さまもいた。日本代表に川真田選手が選ばれていたため、連日のニュースも気になっていた様子。特に毎日新聞やびわこ大津掲載新聞に写真が掲載された方は、親戚からも連絡が来てレイクスの話題で盛り上がったそう。2月開催時はマグニーが来てくれたので、それまでは98%の職員が地元出身の森山選手推しだったが、「マグニーちゃん可愛いなぁ」「次はいつ会えるんや?」と夢中になっていた。

  • 全体的にレイクスに関心を持たれるようになっています。試合結果や順位など私達職員に教えてくださる方もいらっしゃいます。

  • あれはなに?と質問や興味がある方が増えたと思えます。何事にも関心が持てる事、大切と思いました

  • 送って行く特、楽しかったと言っておられた。

  • みんなで誰が好き、とか話して盛り上がったり、実際に試合結果の情報を見て、「勝ってたよ〜」など話してくださったり、自ら興味を持ってくださっている方も出てきていました。自分よりも選手のことに詳しい方もいらっしゃいました。

<メディア掲載情報>

毎日新聞「応援することで高齢者が元気に 滋賀レイクス推し活プロジェクト」

中日新聞「「推し活」で高齢者に刺激、人生豊かに B2レイクス、プロバスケのPRイベント」

びわ湖大津経済新聞「滋賀レイクス、大津の高齢者施設で観戦イベント 「推し活で生きがいを」

『滋賀レイクス 推し活プロジェクト』 パートナー

株式会社 サン・クロレラ


滋賀レイクス「推し活プロジェクト」は協賛パートナー企業を募集中です。

滋賀レイクスでは、プロスポーツの魅力で人生を豊かにする「推し活プロジェクト」に参画していただけるご協賛パートナー企業様を募集しています。皆様からのお問い合わせ、ご相談をお待ちしています!


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