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【#レイクスなかのひと】「ひとを呼ぶ」集客の要!緻密に、熱く、泥臭く

滋賀レイクスには選手だけでなく、魅力的な個性を持ったスタッフ、通称「なかのひと」が数多く在籍しています。仕事に対する熱い想いや考えを紹介する事で、レイクスの違った一面も知ってもらいたい、より身近に感じていただきたいとの願いを込めてお届けする【#レイクスなかのひと】

第2回目はマーケティング部チケッティンググループ長、大塚皓平さん。「成長」をキーワードに掲げ、様々なキャリアを歩んできた大塚さんに過去を振り返ってもらいつつ、現在の業務内容や今後の目標をお聞きしました。

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大塚 皓平(おおつか こうへい)
マーケティング部チケッティンググループ長
京都府宇治市出身

大学卒業後、IT企業やJリーグクラブ、総合広告代理店を経て2022年に(株)滋賀レイクスターズへ入社。マーケティング部に所属し、集客企画の立案や票券管理を担当。集客の要として全部署のハブとなる役割を担いながら、満員のアリーナ実現を目指している。


入社から2か月で集客プロジェクトをリード

-本日はお忙しい中、ありがとうございます。宜しくお願いします。

こちらこそ宜しくお願いします。前回の米谷さんの記事の反響が大きかったので、ちょっと緊張しています。

-現在の業務内容を教えてください

大きく言うと2つあって、1つ目は「票券管理」。僕らの業務の根幹になる部分ですが、システムの設計含めてお客様がちゃんとチケットを買える状態にするための配席作業やチケット販売管理全般です。2つ目が集客戦略を考えるなど、お客様をアリーナへ呼ぶための「企画販促」ですね。これはもう多岐に渡ります。

-レイクスのチケットセールスの特徴はありますか?

集客施策全般を通じてデータ取得という点は昨シーズン(2022-23シーズン)から意識しています。昨シーズンからチケットの発券を極力Bリーグチケットから行ってもらうよう、販売方法の見直しを行いました。これによって発券状況がリアルタイムで分かったり、「リピート率」「新規来場率」「来場エリア」など、お客様の情報をしっかりと把握できるようになりました。その結果、何か施策を展開する時の次の一手の仮説を立てやすくなりましたし、データに基づいた判断ができるようになりました。

-入社してから最も印象に残っている業務は

2021-22シーズンの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦ですね(22年5月4日 開催)。当時は新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以降でようやく入場制限なしの試合開催ができるようになったばかりでした。「今季のうちにもう一度満員のアリーナを作ろう」という事で集客プロジェクトが立ち上がり、僕がプロジェクトリーダーとして企画の進行と管理を行う事になりました。当時入社して 2ヶ月でまだ様子を探っていたとこだったのですが。笑

集客戦略を考えるだけでなく社員のモチベ―ションを上げるために全社員の前でプレゼンをするなど、思いつく限りの事をやりました。結果、コロナ以降では初の3千人超となる3,115人の方に会場に足を運んでいただくことができました。僕にとってはブースターの皆さんで埋まったアリーナをその時初めて体験する事ができたということは印象に残っていますし、その光景は今でも脳裏に焼き付いています。

2022年5月4日、スターズイエローのユニフォームで黄色く染まったウカルちゃんアリーナ
(当時のホームアリーナ)

「成長」をキーワードに歩んできたキャリア

-これまでのキャリアを簡単に振り返っていただけますか。

大学卒業後、まず新卒でワークスアプリケーションズというIT企業に入社しました。営業担当として約2年働いたのち、Jリーグクラブの京都サンガF.C.へ転職してチケット業務を担当、その後は広告代理店の電通で営業を行ってきました。

-大学ではどのような事を学んでいたのでしょうか

大学ではスポーツビジネスを学んできました。その流れもあり就職活動時にはスポーツ業界、特にプロスポーツチームで働きたいと思っていましたが、新卒採用自体が少なかった事や、大学も含めて長くスポーツに関わってきたので、視野を広げる意味でもスポーツとは関係のない業界で働きたいと感じるようになりました。数ある業界の中から変化が大きく、早く成長できる環境としてIT業界を選びました。

-新卒で入社した企業で、自身が望むような成長を感じる事ができましたか

「論理的思考力」や「コミュニケーション能力」は鍛えられましたし、「他責にしない」という事も学ぶ事ができました。これから社会で働いていく上でベースとなる考え方やビジネスマインドは、かなり成長させてもらったという実感はありました。

-身近な存在で目標としていた、尊敬していた人はいましたか

その時の上司の方ですね。自分が壁にぶつかった時にものすごいお手本を見せてくれた方なんですが、人の心を掴むのが抜群に上手い。
当時、僕が担当していたクライアントへ商談に行く機会があったので同行してもらった時の話です。
個人的にはなかなか信頼を勝ち取り切れてない、なんとなく商談していても壁を感じるクライアントさんだったのですが、その人との45分の商談を終えた後のクライアントさんの表情が、これまで見た事がないくらい良かったんですよね。ホント何が起きたのか分からないくらい状況が好転して「これがコミュニケーションか」と実感した瞬間でした。
いまでもスタートアップで最前線で営業されてたりするのですが、その姿勢も刺激になりますし、自分も今はマネジメントする立場ですが迷った時には今でも相談しています。

Jクラブで痛感させられた実力不足がバネ

-そこから京都サンガF.C.へと転職

大学時代、ボランティアとして試合会場に通っていて、その時にお世話になった方に声をかけてもらった形で入社しました。前職での経験を通して成長実感を持った上で転職したので、スポーツ業界でも何かしらのインパクトを残す事ができるんじゃないかと思ってました。

-念願だったプロスポーツ業界に足を踏み入れて感じた事は

当時を振り返ってみるとやはり楽しかったです。社会人としてやれる事の幅が確実に広がっていましたし、当時も集客に関わるポジションだったのですが、スタジアムに多くのお客様を集める事の面白さ・難しさも実感できました。ただその反面、自分の実力不足を感じる事もありました。

-それが次の転職にきっかけになったと

任される範囲が大きくなるにつれて、面白さも感じていた一方、スポーツ業界にインパクトを与えるためにはより大きなプロジェクトを自分で回せる・推進していく力が必要だと感じてもいました。それと同時に僕の場合は集客という観点からスポーツの世界に貢献したいと考えていたのでマーケティング領域の仕事をしつつ、より成長できる環境に身を置かなければならないと感じたのが転職のきっかけになりました。

-電通への転職を決めたのも「成長」がポイントだったのですね

そうですね、総合広告代理店なのでクライアントだけでなく、エンドユーザーも含めてコミュニケーション領域全般が守備範囲なのでマーケティングの観点でより成長できるかなと思いました。その中で営業はプロジェクト全体のプロデューサーのような立ち位置なので、推進力とコミュニケーション能力、バランス感覚などが必要です。ただ何より、最後までやり抜く胆力みたいなところが一番鍛えられました。笑
しんどい事もたくさんありましたが、クライアントさんにも恵まれましたし、プロフェッショナルな方々に囲まれて非常に成長できた期間でした。

-2022年にレイクスに入社する訳ですが、その決め手は

いつかまたスポーツ業界に挑戦したいなという想いは常に持っていて、そんなときたまたまレイクスの経営体制変更のニュースを見ました。
Bリーグ自体も新B1構想(B.革新)を掲げて新たな変革に舵を切っているタイミングでもある中で、平均4,000人という審査基準をクリアしないといけないというのは相当高難度の仕事だなと思いましたが、チャレンジする価値は十分あると思いました。集客の責任が大きい分、嫌でも自分も成長しないと達成できないですし、これまでの「IT×広告×スポーツ」という経験値を最大限活かして貢献できるのではないかと思い入社を決めました。

「平均来場者3000人以上」を熱いブースターと共に

-B.LEAGUE PREMIER(プレミア=新B1)への参入審査がスタートする今シーズン、チケッティング担当としての目標は

プレミア参入を果たすためには最低限のラインとなる「平均来場者数3,000人以上」を絶対に達成する事が目標です。昨シーズンは1試合でのクラブ最多入場者記録も更新(4,264人=4月2日 vs横浜ビー・コルセアーズ)し、クラブ史上最高の来場者数(1試合平均2,693人)を記録しましたが、ここをさらに大きく超えていく必要があります。
この目標は全社一丸で取り組まなければ絶対に達成できません。チケッティンググループは社内の各部署と仕事を進めていきますが、僕らが全部署のハブになりながら、自身としても強いリーダーシップをもっと発揮していかないといけないと思いますし、チームメンバーに対しても自分の役割の中で他部署や外部の人など、たくさんの人を巻き込みながら強いリーダーシップを発揮してほしいなと思っています。

-目標を達成するために必要な事は

全社一丸となって集客課題に取り組む事。加えて、レイクス最大の強みはブースターの皆さんの熱量だと思っているので、ブースターさんにももっともっとその熱を外に広げていってほしいな思っています。家族や友人、職場の方にレイクスの魅力を伝えてもらう、そういった事をきっかけにレイクスに対して興味を持ってくださる方が増えるとそれが集客に必ず良い影響を与えてくれると思っています。

-最後にブースターへメッセージを

レイクスの数年先の未来を占う意味でも大切なシーズンになると思っています。僕らスタッフが頑張るのは当然として、このシーズンを皆さんも一緒に盛り上げて欲しいです。「23-24シーズンのレイクスはブースターの皆さんと一緒に作り上げる」、その手段の1つとして先にお話ししたレイクスの熱を外に広げるようなアクションや、身近な人を誘って一緒に会場に足を運んでもらえたら最高ですね。そのための具体的な施策は今まさに準備をしているので、近いうちにお伝えできればと思っています。10月に開幕を控える23-24シーズン、ぜひ一緒にレイクスを作り上げていきましょう!

2023-24シーズンのホーム開幕戦は10月14日(土)・15日(日)、滋賀ダイハツアリーナにライジングゼファー福岡を迎えて行われる。

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