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【コラム】 現役の経営学生がおすすめしたい、経営学の本5選

さて、今日のコラムはいつもとちょっと違うコラムです。

今日は自分の専門である経営学において、おすすめの本を5つ紹介していきたいと思います!!

今回紹介するのは、ビジネス書というよりももう少し学術によっているいわゆる「経営学書」です。

『社会人になったけど、経営学を独学したい』とか『自分の専攻は経営学じゃないけど、興味があるから始めたい』と思っている20代の方に向けて紹介するので、もし気になった本があったら教えてください。


1. 『世界標準の経営理論』

一冊目は、入山章栄氏の『世界標準の経営理論』です。

この本はとにかく分厚くて、ボリュームのある一冊なのですが、それでもめちゃくちゃわかりやすくて人気の一冊です。

私も三年前期のゼミでこれを買って読み始めましたが、めちゃくちゃわかりやすくて面白いです。またこの本の長所として、その理論の内容だけではなくて、その理論が生まれた背景や経済学や社会学、心理学との繋がりについても書かれているため、ただ知識をインプットするだけではなくその理論的背景まで含めて知ることができる一冊です。

とりあえず買うならこれ買っておけば損はしません。

2.  『経営学とは何か?』

二冊目は伊丹敬之氏の『経営学とは何か』です。

これは理論が述べられている本ではなくて、そもそも経営学ってどんなことを考えている学問なのか?ということについて書いている一冊になっています。

新しい学問を習うときに、「なんでそんなことを考えているのかがわからない」という悩みを持つ方は少なくないと思います。そもそもどうしてそういうことを考え始めたのか、その問題意識がわからなければうまく学習を進めることができません。

そんな時にこれを読んでもらうと、それから学習する個別の理論がよりストンと理解できるようになると思います。


3. 『競争戦略論』

三冊目はマイケル・ポーター氏の『経営戦略論』です。

正直なところ、これに関しては経営学部生であればほとんど全ての人が知っている本(実際に読んだことあるかは別にして)だと思います。

この本で書かれている理論は、現在展開されている様々な経営学理論の『前提』のうちの一つになっている理論です。

それくらい有名かつ重要な本であることは間違い無いのですが、いかんせん多分初手でいきなり読むのは結構ハードだと思います。新版だと上下巻で分かれていますし(かくいう私も下巻は読んで無いです。本当にすみません。謝りますから絶対許してください)、結構カチコチな理論書って感じです。

なのでおすすめとしては一冊目の『世界基準の経営理論』とかを読んでからの方がおすすめ。

4. 『経営戦略の思考法』

四冊目は沼上幹氏の『経営戦略の思考法』です。

これは経営学の中の大きな領域の一つである『経営戦略論』というセクターについての本です。(ちなみに三冊目の本もそう)

経営学というのはその特性上『実践で使えてなんぼ』というのは一つの前提になっていて、実際経営学部でも無い人が学ぶ場合は基本的にその学んだことをビジネスに活かしたいと思っている人がほとんどでしょう。

そんな人には特におすすめです。名前の通り、経営戦略論の中における『考え方』を教えてくれる一冊なので、個別具体の理論ではなくて、どうやって考えるべきなのかという一種『思考のフレームワーク』を授けてくれる一冊です。

ただ、個人的には普通にむずいので何度か読み返すことをおすすめします。

5. 『知識創造企業』

最後は野中郁次郎氏の『知識創造企業』です。

申し訳ないですが、これは完全な好みです。これまで紹介してきた本は割とざっくり経営学全体を学ぶ時に役立つであろう本ですが、今回は個別具体的な一つの理論についての本になります。

題名にもなっている『知識創造』というのは野中郁次郎先生という大大経営学者の先生が提唱された理論でまあざっくりいうと『組織の中にある色々な知識・知見をどうすれば活かすことができるのか?』という問いに対して出された理論です。

ただ個人的にはこれまで学習してきた理論の中でダントツ1番おもしろ!と思った理論だったので、ぜひそれを共有したいと思い紹介しました。

気になったら買って読んでみてほしいです。

ぜひ読んでみて!!!

さて、ここまで五冊紹介してきましたが、いかがだったでしょうか??

ぜひここからまず一冊面白そう!と感じた本を選んで読んでみてください。そして、その感想の連絡をくれたらとっても嬉しいです!!!

ではまた明日!

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