マガジンのカバー画像

書評

26
読んだ本の書評を集めたマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

#26【書評】 客観性の落とし穴

最近は、『論破』という言葉が社会の中で一般的になってきている。 この言葉の定義は「議論し…

#25 【書評】 共感の正体

『共感』とはなんだろうか? 私たちは日常の中で日々誰かに共感したり、逆にされて生きている…

#24 【書評】 衝動に支配された世界

最近日本では様々な「ハラスメント」が問題になっている。 以前までは言っても「セクハラ」と…

#23 【書評】 『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』

私は日本という国が好きである。 小学生が一人で夜歩いていても平気、財布を落としても帰って…

#22 【書評】 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。なんともキャッチーな題名である。SNSでも話題沸…

#21【書評】 戦略的思考とは何か?

『戦略』という言葉は、昨今かなりポピュラーなものになってきた。私は経営学部ということもあ…

#20 【書評】独学の思考法

今日紹介する本は、山野弘樹氏著の『独学の思考法』である。 本書は、そもそも「考える」というのはどういうことなのか?という哲学的な視点から出発し、自らの頭を使い考える方法について紹介していく本である。 本書を読むことで、「自分で頭を使って考える」というのはどういうことなのか?というのがわかってくると思う。 考えるとはなんなのか? 本書は紹介されている具体的な方法が参考になることは言うまでもない。しかし、本書の中心となる部分はそこではないと私は思う。 本書で本当に意味が

#19【書評】世界は経営でできている

「世界は経営でできている」。なんとも奇妙な題名である。人によっては世界は「経営=金儲け」…

20

#18【書評】USJを劇的に変えた、たった一つの考え方

日本における、テーマパークといえば皆さんはなんと答えるだろうか? きっと「東京ディズニー…

#17 【書評】会社という迷宮

最近は「常識」という言葉が忌避されるようになってきた。多様性という旗印のもと、それぞれの…

#16 【書評】 愛するということ

「愛する」とはなんだろうか? 愛するとは人の中でも最も価値のあるものである。第二次世界大…

#15 【書評】体験格差

皆さんはこの「体験格差」という言葉をそもそも聞いたことがあるだろうか。 経済格差でも教育…

#14【書評】夜と霧

今日紹介する本は、ヴィクトール・フランクル著『夜と霧』である。 この本は、もう紹介するこ…

#13 【書評】 Z世代化する社会

今日紹介するのは、舟津昌平氏著『Z世代化する社会』である。 本書は経営学者である著者が最近の若者にまつわるさまざまな例をもとに、多様な観点から「若者」を観察・考察している。 私自身、現在大学3年の21歳というまさに筆者が見てきている学生と全く同じ世代であり、Z世代ど真ん中である。 本書を手に取ったきっかけは、自分たちZ世代のことをそうではない大人、それも自分の専攻している経営学の先生が一体どのように見ているのか、という興味である。 読んでみて思ったのは、これは今のZ世