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秋に読んであげたい「絵本」!読み聞かせで愛情を伝えよう!

今日は本の日。秋の夜長には読書はピッタリですよね。文字が読めない子どもへは、絵本の読み聞かせをしてあげましょう。

読み聞かせは、本を読むことに興味を持たせる機会になります。それ以外にも、子どもが親の愛情を感じる時間でもあり、道徳などを学ぶ時間でもあります。

今回は、読み聞かせの大切さと、秋に読んであげたい絵本をご紹介します。


●「読み聞かせ」で愛情が伝わる

子どもが寝る前に読み聞かせをしている家庭は多いと思います。多くの絵本は、道徳的内容を含んでおり、絵本を楽しく聞いているだけで子どもは、「嘘はついてはいけない」「友だちと仲良くするにはどうしたら良いか」「命は大切だ」という多くのことを学びとります。

そのため、たくさんの絵本を読み聞かせてあげることで、親が一つ一つ道徳を説いて聞かせるよりも自然と子どもは物事の良し悪しを判断する基礎を身に付けることができます。

また、読み聞かせの時間は、親と子どもが一冊の本の世界を共有して親密な時間を過ごすことになるので、親の愛情が伝わる時間でもあります。

愛情を伝えるための読み聞かせは、子どもに寄り添い語りかけるように読みましょう。まだ内容を理解できない1歳頃でも、親の声のトーンで愛情を感じることができます。そして、子どもが読み聞かせを嫌がらないなら、本が読めても小学校の中学年くらいまで続けましょう。

子どもを何かで叱った後、子どもが元気ない様子でも、寝る時間に「今日はどの本にする?」と声をかけることで、子どもはパッと明るく、読み終わった後は穏やかな表情で、心も落ち着いて眠りにつくことができます。

これは、子どもは口にこそ出しませんが、読み聞かせを通じて親の愛情が自分に注がれていることを感じてるからです。

●秋に読み聞かせたい絵本

絵本の読み聞かせをする際、季節や行事にあった絵本があればそれを読んであげることで、子どもは季節や行事についてより興味を持ったり、知ったりすることができるようになります。

では、秋に読み聞かせしてあげると良い絵本をご紹介します。

・『さわさわもみじ』(出版社:くもん出版、著者:ひがし なおこ、0・1・2歳~)
秋の公園にはどのような音があるのでしょう?目をつぶるとどんな音が聞こえてきますか?紅葉したもみじの葉の音を聞くうち、風の音に気づきます。冬に向かう秋の風はどんな風でしょう。カラフルな絵で、秋、公園に行きたくなる絵本です。

・『さつまのおいも』(出版社:童心社、著者:中川 ひろたか 、3~4歳)
子どもが大好きな秋の名物、おいしいさつまいも。そんなさつまいもの土の中の生活がおいも視点で描かれています。おいもと子どもたちの綱引き(おいもほり)の様子など楽しく表現されており、子どもが楽しめる絵本です。

・『どんぐりと山猫』(出版社:三起商行、著者:宮沢賢治、6歳~)
宮沢賢治の童話で、秋に子どもがすきなどんぐりが出てくる話です。ある日、おかしなはがきを受け取った一郎は、山猫裁判に召集されました。そこでは、たくさんの金のどんぐりたちが誰が一番かで揉めていました。一郎が思いついた判決とは?低学年から高学年まで楽しめる絵本です。

かぼちゃやどんぐり、月や落ち葉、長い夜などを題材にした秋の絵本はまだまだたくさんあります。自分の子どもが好きそうな絵や、話を選んでたくさん読んであげてください。

参考:秋の絵本は盛りだくさん!秋の読み聞かせ絵本ーテーマ|絵本ナビ