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今、エヴァがアツい

本日2020年12月25日、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の本予告動画が解禁され、Twitterではトレンド入り、YouTubeでは急上昇ランク1位とエヴァフィーバーなクリスマスであります。

とにかく今、エヴァがアツいんです。なぜアツいのかということを、エヴァ初心者にも伝わるように記していきたいと思います!

上の動画は2021年1月23日公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の予告編。まずは、この映画が公開されるというこの事実がアツいわけです。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開

エヴァには1995年~1996年に放送されたTV版と、それに続く旧劇場版、キャラクターデザインを担当する貞本義行さんが、自身の解釈も交えて描いた漫画版、そして4本の映画で構成される新劇場版があります。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は新劇場版の4本目に当たる作品で、「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」というキャッチコピーにあるように正真正銘エヴァンゲリオンの完結編となる映画です(たぶんね)。そしてまた、新劇場版(通称:新劇)シリーズの最終章ともなる作品であるのですが、そもそも新劇が作られるに当たって、庵野秀明監督は所信表明をしました。

10年以上昔のタイトルをなぜ今更、とも思います。
エヴァはもう古い、 とも感じます。
しかし、この12年間エヴァより新しいアニメはありませんでした。

こんなこと言えるのかっこいいですよね。自分の作品に対する絶対的な自信と誇り。そこまで作り込むことができた作品だからこそ、多くの人々を夢中にしたのでしょう。

こちらのインタビューでもエヴァやアニメに対するプライドについて語っています。庵野監督はブレない芯のある考え方を持っておられるのが伝わってきます。

そんなこんなで、庵野監督はじめスタッフ達の強い思いとともに制作されてきた新劇。4部は『序・破・Q・シン』のタイトルが付き、『序』が2007年、『破』が2009年、『Q』が2012年に公開されました。そう、シンエヴァの公開は、前作Qから約8年と3か月の月日を経て、まさに満を持しての公開なのです!!ちなみに僕は劇場で観たことはなかったどころか、全てしっかり見たのは今年の春だったので、8年ちょい待ったファンの皆様は、本当に待ち長かったことと思います。

ではなぜこんなに間が空いてしまったのか。それについては制作のスタジオカラーが歩んできた道のりを描いた動画を見ればわかります。庵野監督の妻である安野モヨコさんが書き下ろしたものがアニメーション化されたものです。

つまりは、『Q』を作ったダメージがあまりに大きく回復に時間が必要だったということでしょう。何はともあれ、もうスタッフの試写会も終えているとのことで、苦労を乗り越え作り上げたことに拍手喝采の思いです。

映画公開ラッシュ

エヴァがアツい次なる理由にはシンエヴァ公開に向けて、今、新劇と旧劇場版(通称:旧劇)の公開ラッシュの真っ只中にあることです。

12月4日の『序』を皮切りに1週間ごとに『序・破・Q』の4D版、通常版を全国の劇場にて上映。さらに、『Q』に再撮影・リテイクを加えたIMAX版『Q:3.333』が2021年の1月8日~1月22日に期間限定上映。さらにさらに、同期間に旧劇『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』も公開される。映画館で観たらどれだけヤバかったのだろうと思っていた矢先、新劇の公開に高揚し、旧劇の上映も決まるしIMAX版『Q』も出るなんて…。感無量です。

新劇はまだしも、旧劇は制作会社が違うということもあり(権利とかはカラーのものになっているっぽい?)難しいものかと思っていたのですが!!やばいですね。

初めて旧劇を観たときは、本当に放心状態というか鬱状態というか。これを映画館で観た人はどう感じたのだろうと、単純に気になったし、羨ましくもなりました。その体験をできるのです。初見ではないにしても、あの作品を映画館で観ることができるのは、途轍もなく幸せなことです。心して観に行きたいと思います。

映画館で見逃してしまったという人もまだ間に合う!Amazon Primeにて新劇が配信されています!1月には金曜ロードショーで3週連続放送されるみたいですしね!アニメと旧劇はNetflixで視聴できますよ~!

それぞれのエヴァは繋がっている?

『Q』は理解が難しいという声は多く、とても複雑な作品になっています。私も8回ほど観ても、いまだに謎が残る部分がいくつもあります。そんななか、最近面白い考察動画が出ていました。

シンエヴァにおいて、それぞれの作品が繋がるのか時系列世界線がどのように作られているのかという点も注目されるポイントのひとつです。どうやらTV版・旧劇場版と新劇場版は同じような設定で違うストーリーを描いているだけではないという見方が多くあります。1月に旧劇場版を上映するのもそのような意図があってのことではないかとも言われています。さらに、シンエヴァのビジュアルの一つに、線路の先にシンジ君が立っているビジュアルがあります。

シンエヴァ

これについてもそれぞれの世界線が繋がることが表されている、との説もあり、勘づいた人は天才なのではないかと思いました(ソースは見つからなかった)。シンエヴァでどのように繋げまとめ上げるのか、非常に楽しみです。

映画館で観た新劇

ということで、映画館で観ることができたわけです、新劇。『序』は4D版、『破』『Q』は通常版で観ました。4D版は臨場感を味わえるけど、「ここでプシューってなるかなぁ」という感じで無駄にそわそわしちゃうので、『序』のヤシマ作戦を楽しめたらそれでいいかなと思っていたわけです。ま、案の定そうなりました。やっぱ4Dって映画を観るというより、一種のアトラクションなんですよね。私はじっくり映画を観たい派なので、あとの2つは通常版にしました。

やっぱり映画は映画館で観るもの、それを改めて感じさせてくれたヱヴァでした。戦っているシーンの音だけでなく、劇伴の壮大さにとても感動し、「ここでこんな音楽流れているなんて気づかなかった…」なんてシーンもいくつかありました。やっぱり映画館の音圧はたまらんなと、そしてヱヴァは音でも魅せてくるなと思いましたね。

作画も本当に美しいですよね。なんといっても、『序』が2007年の作品というのが、言われなければ気づかないクオリティなのは間違いないでしょう。2020年のアニメやアニメ映画にも引けを取らないのは、あっぱれです。

エヴァにハマり、素晴らしい作品との出会いを喜びつつも、映画館で観ておけばよかったという心残りがあったのは確かでした。その心残りを払拭でき、存分にヱヴァの世界に浸ることができたので、再上映を叶えてくださった方々には頭が上がりません。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開までちょうどあと4週間。4週間後の今頃には観ているのかな…!?それだけを楽しみに、健康には気を付けて頑張って生きましょう。

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