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30半ば~40半ばのキャリアに迷う人におすすめの本「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」

あっという間に3月も終わりますね。花粉もだんだん少なくなってきているようでうれしいです。

書こう書こうと思いつつ、新年一発目の記事がこんなに遅くなってしまいました。年明けすぐに読んだ本がとても良かったので紹介します。


尾石晴さん著「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

この本を一言で説明するならばこんな感じ。

今さら大きな変化は起こせない、でも今の積み重ねでは今後が心配…な人にヒントをくれる本

具体的には、特にとがったキャリアがなく転職に不安がある、早期退職制度に手を挙げてみようか迷う、育休から復帰しこのままの働き方でいいのか悩む…そういう人たちにとても刺さる内容なのではないかと思います。

40歳の壁とは


40歳の壁というのは、俗にいう「ミッドライフクライシス」のことです。
今のままでいいのか?このままで大丈夫なのか?そんな不安がやってくるのが40歳前後だと言われています。
この時期は中年になって体力や気力の衰えを感じたり、子どもの成長に伴い家庭と仕事のバランスに悩むようになったりして、さまざまな不安に襲われるようになるのです。

30代後半に入った私もまさにそうでして、今は子育てとのバランスを取って時短勤務ですが、子どもが大きくなっときにまたフルタイムに戻す体力があるのか、再度仕事にギアを入れる気力があるのか、今のスキルでついていけるのか、心配になっています。

前回記事にした、早期退職制度に手を挙げようか迷う年代も、まさしくミッドライフクライシスど真ん中。男性は今後どうしようと不安になったとき、転職したり、退職したり、起業したり…急激な変化を起こしがちなんだそうです。

逆に女性の場合は、変化しようとしても子育てに家事に仕事にと時間がなさ過ぎて、ジタバタしているうちに時間が経過しがちなんだそう。

自分業を育てよう

さて、そんな40歳の壁、どう越えていけばいいのか。尾石晴さんは、人生を3つの要素にわけ、すべてを満たせる仕事を「自分業」として育てていこうと提案しています。

  1. お金

  2. つながり

  3. 健康

尾石晴さんは、会社員時代はお金はあったけどつながりや健康は弱かったので、自分業としてヨガをはじめ、仲間をつくり、健康を維持しているのだそう。今ではヨガスタジオも経営されています。

それってよくある副業とか複業の話でしょ?と思われるかもしれませんが、「世間や周りから良いと言われていることではなく、自分が幸せだと感じることを軸とした自分業を考える」「自分の得たい報酬を考える」ことが大事だと本書に書かれています。

  • 精神的報酬(たのしさ、喜び)

  • 技能的報酬(スキルアップ、経験値)

  • 金銭的報酬(給与、ボーナス、福利厚生)

  • 信頼的報酬(社会的信用、評価)

  • 貢献的報酬(メンバー育成)

報酬は、金銭に限りません。給与には満足しているけどこのまま仕事を続けるべきか迷うときなど、金銭以外の報酬が満たされていないケースが多い。早期退職をしたり起業をしたり一気に環境を変えると後悔することもあります。

自分はどの報酬が欲しいのかを考え、本業で金銭を得ながら自分業で他の報酬を満たすようにすると、不安な気持ちを和らぎますし、いきなり仕事を辞めたり変えたりするのではなく、まずはスモールステップを踏んでみるのが良いのではないでしょうか。

本書のすぐれたところは、地に足着いた自分業の見つけ方を丁寧にレクチャーしてくれるところです。こういう副業がおすすめ!と紹介するのではなく、順を追って自分業の種の見つけ方、育て方、間引き方を説明しています。

自分業を見つけていく過程で、自分の興味関心を深堀りし、どう仕事につないでいくか考えることができるので、キャリアの棚卸もかねてやってみる価値があります。


まとめ

自分業を育てるのは、自分の求める報酬が手に入るだけではなく、今のキャリアを考える上でも参考になると思いました。自分には何ができるのか、どう価値を提供するのか、どんな方法があるのか…

もがくなかでスキルの棚卸ができたり、本業での立ち位置を再確認できたり、新しいツールに触れる機会にもなることでしょう。

自分業で貢献的報酬を得ることができ、本業の金銭的収入に感謝して働けるようになったというケースも知っていますし、自分業を育てる過程で改めて本業の良さに気づき、仕事に打ち込む機会になることもあるかもしれません。

漠然とした不安を感じる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。




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