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風俗エアプ脚本にイラッとした「ヒトコワ2 -ほんとに怖いのは人間-」【ホラー映画を毎日観る人】(362日目)

「ヒトコワ2 -ほんとに怖いのは人間-」(2013)
児玉和土監督

先日見た
「ヒトコワ -ほんとに怖いのは人間-」の続編です。

今回もヒトコワ系のエピソードをオムニバス形式でお送りしています。
前回のような思いっきり心霊の話はありませんでした。

1.ペットモニター

グランネット商事に勤める上山は年上の同僚金子がいつも電話に出ずにパソコンでペットモニターを眺めてばかりいることに悩まされていた。そしてある日、上司の田岡がついに金子を注意するが次の日から田岡は会社を欠勤するようになった。

金子がとても不気味で面白かったですがストーリー自体はオチが読めてしまいあまりハマりませんでした。

2.ヘビと初恋

小学生の大樹は同級生から本物そっくりのヘビの玩具で驚かされ、その様子を動画に撮られてしまう。その後、大樹は自分が想いを寄せていた長谷川に会い、ほんの少しからかうつもりであのヘビの玩具を取り出す。

これは非常に面白かったです。
今後、大樹がこの罪を背負って生きていくのか、それとも次第に忘れてのうのうと暮らすのかを続編として描いて欲しいです。
短いお話でしたが個人的には今のところ暫定1位です。

3.二人の約束

妻が妊娠中の大介はほんの出来心で風俗を利用する。やって来たアケミは体に火傷の跡がたくさんあり、自らチェンジを申し出るも大介はアケミを受け入れる。そして君以外とはこういう事をしないと軽い気持ちで約束してしまう。

この話を書いた方は風俗エアプですね。

大介とアケミがシャワーを浴びずにプレイに入る時点でこの脚本を書いた人の知識の無さや作品に対する思いの無さを感じてしまいました。

大介が風俗店に電話をしてアケミ以外の娘を要求したのに部屋にアケミが押しかけてくるという後半の展開で大介が怒って店に電話をすると「アケミはもう店を辞めている」と返されてしまいます。全然繋がりがなくてどういうことなのか分かりませんでした。アケミを灰皿で殴り倒すシーンでは灰皿に血がつくことも大介が返り血を浴びることもなく色々と残念でした。

4.自転車をとめないでください

自転車通学の奈美は住宅地に勝手に毎日のように駐輪していた。ある日、帰宅しようと自転車に近づくと「自転車をとめないでください」という張り紙が貼ってあった。翌日も気にせず停めると今度は「自転車をとめるな」という張り紙に変わっていた。そして次の日は「いつもとめてる女子高生へ これ以上やったら絶望する」という内容になっており、流石に奈美も不気味に思い始める。

ちょっと無理があるというか気持ち悪い話ではありましたけどオチで鳥肌が立ちました。面白かったです。

5.共通の趣味

大学生の恵美の自宅に隆、康夫、寛子が集まり宅飲みをしていた。皆が帰った後に康夫のデジカメのメモリーカードを返し忘れていた恵美はなんの気なしにパソコンでデータを見てみる。そこには4人で遊びに行った時の写真とともにとんでもない映像が記録されていた。

新鮮味はありませんでしたが犯行映像がリアルで怖かったです。

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