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本場の「バモス」が聞ける!まさかのエクソシスト系作品「ドント•ヘルプ」【ホラー映画を毎日観る人】(375日目)

「ドント•ヘルプ」(2017)
ギジェルモ•アモエド監督

◆あらすじ
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ホセ上院議員の自宅に強盗に入った三姉妹、カミラ、マリア、アニータ。拳銃でホセを脅して現金を強奪するも、地下から何者かの悲鳴が聞こえる。カミラが地下を捜索するとそこにはベッドに拘束された少女の姿が。その少女はホセの娘のタマラだった。タマラはあきらかに虐待を受けている様子で三姉妹に助けを求める。カミラたちはタマラの拘束を解いて助け出そうとするが、それが悪夢の始まりであった。
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メキシコ発の作品です。
現在アマゾンプライム、U-NEXT、DMMTVで配信中です。

タイトルやあらすじからして
強盗に入ったら家主が激強盲目変態ジジイだった「ドント・ブリーズ」を彷彿とさせますが全然違いました。

まさかのエクソシスト系です。

展開も多くてすごく面白かったんですけど
スポットの当たる登場人物が多くて、どう見たらいいのか混乱しました。

長女カミラ(画像右)、次女マリア(画像左)

序盤は三姉妹の長女カミラが主人公ポジションなんですが途中でフェードアウトするし、中盤はホセ夫婦が躍動しますが彼らも退場します。終盤は次女のマリアが突如主役ポジに躍り出ます。でも三女のアニータだけは蚊帳の外で、早々に消えます。

主軸となる登場人物が多すぎて話が少しブレてしまったように感じました。

回想シーンが非常に効果的でカミラとマリアのそれぞれの葛藤や行動理由が明確になるのでとても良かったです。

ペドロ枢機卿の強キャラ感も良かったです。
マリアに悪魔祓いを押し付けちゃうところも好きです。

信仰心が強すぎる父親からの虐待のせいで神への信仰を拒否していたマリアが神を信じて悪魔祓いをするという壮大なクライマックスは見応えたっぷりで、終わり方も明確には言わないまでもすごく嫌な終わり方でとても好みでした。

本編の中で悪魔に取り憑かれたタマラが「さぁ!マリア」というセリフの時に「バモス、マリア」と言っており、阪神タイガースの選手の皆様が円陣の際などに「バモス!」(スペイン語で「さぁ、行こう!」)と言っていたけど、本場のバモスは初めて聞いたなぁなどとどうでもいい事を考えてしまいました。

こんなこと言われたらそりゃ行きますよ


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