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今夜の紅白はKpop祭り/視聴率ばかり気にしてなりふり構わず

※ 今夜の紅白は、ジャニーズ祭りから一転、Kpop祭りである。全ては視聴率と組織防衛のため。

 そもそも過剰な旧ジャニーズ依存自体、視聴率が心配でしょうがないからだ。旧ジャニーズは某宗教団体と同じで、固定票を持っている。多様化の時代は固定票が頼りなのだ。

 で、旧ジャニーズを切って視聴率が1%でも下がったら、大騒ぎになる。責任問題になるわけだ。大川原化工機を捜査する過程で、疑問を感じた警察官が上司に訴えたら、こう言われたそうだ。「この事件が潰れたら、お前が責任を取れるのか」

 これよ、これ! 誰が責任を取るのかということになるわけ。そして誰も責任を取りたくない。プラス、芸能部の評価にも関わる。NHKで芸能部は主流ではないだろうから。公安も、8年間立件できていないことで焦っていたらしい。

 別に旧ジャニーズが出なくても、視聴率は下がらないと思う。旧ジャニーズのことを嫌いな人も多くて、あれが嫌だから観ない人もいるし。

そもそも視聴率全体が下がっているのだから、下がっても仕方ない。それなのに恐れている。上層部が発想を変えられないからだ。

 そんな紅白も、アイドルグループが出ない後半なら観てもいいかと思ったら、後半もまたショボい。さらに、まだ日本デビューしていないKpopグループを、後半に特別枠として録画で出演させる。そこまでするか!

 繰り返しになるが、全ては視聴率と組織防衛のため。大のエンタメ好きである私も、さすがにアホらしくなっている。仮にも公共放送が年末に、1年を振り返るような充実した音楽番組を作ろうともしないなんて。これもまた社会の危機である。

 そうそう、笑い話がある。NHKは『SONGS』という歌番組をやっているが、いや、やっているはずなのだが。それがある時から、トークと呼ばれるお喋りが中心になった。

 その理由が笑える。歌になると瞬間視聴率が下がるからだという。何それ!  一時はグルメコーナーまで作った。そして司会の大泉洋に歌わせる。NHKはどうしてあんなに大泉洋が好きなのか。

 そこそこ何でもこなすからだろう。すごい演技をするわけではないけれど、何でもそこそこ。こういうタレントを、視聴者は喜ぶと思っているののだ。これではエンタメの質も下がる。そして今夜、大泉洋が紅白で歌うというから驚きだ。

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