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アベノミクスがもたらした歴史的円安/そして植田総裁の無表情

 今日近くのスーパーで、中学生がPayPayでリポビタンDを買うところを見た。中学生がPayPayでリポビタンDねぇ。

 話は変わるが、昨夜は怒りで眠れなかった。日銀総裁の会見を見たからである。あれは一体なに? 「今のところ円安は物価に影響していない」って、聞き間違えかと思った。

 たとえ手詰まり状態だとしても「日本円を、そして日本を断固守る!」という気概を示せば、会見中にみるみる下がって、朝になったら158円になるということはなかったはず。

 それがもう、全く人間味のない、血が通っているのかどうかもわからないような声と表情であんなことを言えば、「何もしないよ」というメッセージを出したに等しく、そりゃ円は下がり続る。

 総裁も学者出だから、あんなものかもしれない。それにこれはアベノミクスの結果であって、憲政史上最も頭の悪い首相と、抜擢されて10年も居座理、ヘラヘラ笑っているだけで退職金をせしめた黒田総裁と、カルト集団たる財務省の責任で。むしろ後始末をさせられているとも言えるわけだが、それでもねぇ。

 しかし本当に手詰まりなのか。円安で儲けてきた一部大企業と投資家、それにアメリカに気を遣っているのではないかと、私は思っている。国民のことなどどうでもいいわけで。

 さらに腹が立つのはテレビの伝え方だ。まず訪日外国人が喜んでいる様子を流してから、「一方、物価は上がっています」という流れにするのはなぜなのか。それを一般の日本人がどういう気持ちで観るかわからないのかね。

 さらにゴールデンウィークと言えば海外旅行客の話で、すぐに空港に行って取材。すると、これから出国する家族が「毎年ヨーロッパに行っていましたが、今年は円安でアジアです」「向こうに行ったらせ客しないと」などと笑顔で話す。あの・・・

 嫌味ですか?

 一方ネットでは勝ち組投資家が、「もう円は紙屑同然だから資産は全てドルに替える」と書いていた。そうですか。うちあたりは紙屑になろうがちり紙になろうが、円にしがみついて生きていくしかないんですよ。ああ、色々と腹が立つ。

 

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