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子どもに何を伝えるか、じゃなく、大人がどう在るか、だと思う

子どもたち、学生たちと接しているとよく思う。
「なぜこんなにも将来のことを窮屈に考えているのだろう」って。
就職支援をしている人たちと議論を重ねる機会があって、その人たちからも似たようなことを聞く。
とにかくなぜだかめちゃくちゃ慎重だったり、石橋叩いてたり、武装したがっていたり、とにかく「え?どんな地獄に向かうつもり?」って思うことが(冗談抜きで)よくある。
あるいは、超刹那的で今しか見ていなくて「自分の未来なんて」と突き放してしまっているような子にも会う。

ところで最近とっても考えさせられて&嬉しいなと思った出来事がある。
とある高校生の子が私の作った場にたまたま来てくれて、そこで出会った大人たちの声を、行動を、態度を見て聞いて語って、たくさんのポジティブな感情を持ってくれた、という。その子はそれまで日々接する大人たちの姿、ニュースなどの光景を見て、将来大人としてここで生きていくことに悲観的な心象を持っていたらしい。でもその日そうじゃない言動の人(言うだけじゃなくやっている人)に触れて「違うんだ!」と思ったよう。
ちなみにその場にいた大人たちはただただ自分の楽しいと思うこと、日々のつれづれ(中にはこれまでの失敗も)、これからやってみたいこと(やっていること)などを、雑多にしゃべりまくっていたにすぎない(笑)。成功者の集まりでもないし、ちょっと変わり者が多かったかもしれないが、まあ「ホンネで生きている」普通の人たちだった。

もうひとつ。

数年前に東京でHR系のワークショップに出たときのこと。就活をアップデートしよう!みたいなテーマで大学生たちとグループワークをしたとき、就活なんて入り口に過ぎないよ、働くって楽しいんだよ、なんて語ってた私に、そこで一緒になったある大学生がこう言った。
「仕事が楽しいっていう大人に初めて会いました」
…え?嘘やろ…ってびっくりしたよね。ちなみにそのワークショップには、相当意識高い(?)大学生がうじゃうじゃいたんだけど、同じグループの他の学生も「確かに…」って言っていたよね。

その子らはなにか「準備せよ、そうでなければ崖から落ちるぞ」的なメッセージばっかり言われてるんだなあとも思うし、多くの大人は自分が出来ていないくせに平気で子どもらに「◎◎力がないと困るよ」とか言うんだよね。
実はそんなこと関係なく、それなりに楽しく生きているのに。

キャリア教育って大げさな言い方をしたくはないのだけれど、あれもうっかりすると「…という教育をしましょう」って話になって、そんなこと自分が子ども時代に一つも身につけてこなかった大人が(先生だけじゃなくてみんな)いいがちだよね。

え、じゃああなたは子どもたちにどんな姿見せてるの?

失敗を恐れるな、挑戦しよう、っていうならあなたがやろうね。
好奇心を持って積極的に行動しよう、っていうならあなたは何を興味持ってるか語ろうよ。
それこそ、失敗してもいいのだから(笑)

100個教育的アドバイスをするより、1つやって見せている(含む失敗)人の方が何倍も子どもたちの勇気を生むよ。

まあとにかく、私はこれからもいっそう「変わり者?」を集めてゆるっと語り合える場を創っていきたいな、と軽い決意を固めたので、自分がこのタイプ(?)だなと思う方はぜひどうぞお越しくださいまし(笑)


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