シバイヌ流デイトレード③VWAPとピラミッディング
前提
※この記事はこれまでの「シバイヌ流デイトレード①～②」を前提とした追加項目やで。
以下の記事内容が前提となってるから目を通しといてな。
シバイヌ流デイトレードについて書く①
シバイヌ流デイトレード②トレードイメージを一枚の図にしてみた
VWAPとは何か、表示方法
VWAPとはその日（期間）の出来高荷重平均価格を示す線。
TradingViewの5分足や15分足でVWAPを表示させる方法には以下の2つがある。
①ツールバーの固定VWAPツールで寄りのローソク足をクリックする
②インディケーター⇒VWAPで検索して自動で表示させることもできる
寄り後の価格と出来高で算出されるので、取引時間が異なる先物と現物ではVWAPは異なる。
わいはQQQやSPX（現物ETF）のVWAPを見てることが多い。
VWAPの見方・使い方
現在のローソク足がVWAPの上にあるか下にあるかで、その日が買い優勢か売り優勢かを判断することができる。
基本的には、ローソク足がVWAPの上で進む展開では、買い上がっていける。その場合はチャートの形を見てロングで攻める機会を探す。
VWAPを下回り続ける展開では売り優勢なので、チャートの形を見てショートで攻める機会を探す。
米国株指数（NQ100、S&P500、ダウ30）は素直に引けまでトレンドを作ることが多い。
ザラバの途中でVWAPをブレイクする時は、トレンドが変わるかもしれないので注意する。
その場合は一時撤退やポジ量の縮小などする。
エントリーのポジション量
何らかのテクニカルなシグナルで買い（売り）エントリーするにしても、短期的なダマシを食らってすぐシグナルが消える時がある。
だから最初のエントリーは少しの方がいい。
ダマシだったらさっさとカット・ドテンできるから。
トレンドが継続するようなら、買い増しを考える。
相場のトレンドはある程度の時間をかけて、点ではなく線で判断していくべきなのだ。
買い増し方法・順張りピラミッディング
どんな時に大きく資金を減らしてしまうのか？
考えてみると、最大の負けパターンはトレンドに逆行した「逆張りナンピン」だ。
具体的には、以下のパターン。
・下落トレンドで何度も買い増ししていき、途中で損切りしない。
・上昇トレンドでも何度も売り増し、途中で損切りしない。
たとえデイトレでも、逆張りナンピンを続けてその日に反転しなかったら、とんでもなく損失を膨らませることができて驚くことがある。
「こんなに損できるなら、その逆をやればとんもなく儲かるのでは？」
とまぁ、考えちゃうよね。
では逆張りナンピンの逆とは何だろう？
順張りピラミッディング（買い増し）である。
ピラミッディングとは、トレンド方向へ買い増していくという建玉法。
詳しくはググってな。
上昇トレンドにうまく乗れたとして、途中でできるだけ利食いせず、トレンドの継続を確認しながら買い増していく。
トレンドが反転しなければ大きく利益を増やせる。
そしてトレンドはそうそう反転しない。
特に日中のトレンドは引けまで変わらないことが多い。
突然重要ニュースでも入らない限り、一度の急落ではトレンドは終わらず再度ダブルトップ（下落トレンドの場合はダブルボトム）を見に行くのが普通だ。
膨らんだポジションと利益は、デイトレなら引け前後、スイングならトレンド終了日まで粘って利食いできれば理想的な展開。
途中で利食いを入れてポジ量を調整するかどうかは、今のトレンドの強弱、どれだけリスクを取れるかの判断による。
もしトレンドが弱い、レンジ相場っぽいと感じたならさっさと利食うも吉やで。
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