Avicii「Waiting For Love」／週末早くこないかなーのうた
ようやく10月に来日決まりましたね。ぜったい行きたい。EDMが今の時代のポップスとして巨大なスケールで広まっているのを体感できると思う。で、ZEDDの時も書いたんだけど、この曲の歌詞がやっぱり気になる。曲名は「愛を待ってる」なんだけど、ここに歌われる「Love」の描写に、男女の一対一の親密な愛の描写は出てこない。ラブソングではない。単に「週末早くこないかな―」って歌。
月曜日はからっぽだ
火曜日はワクワクしてる
水曜日に両手を大きく開いて
木曜日に愛を待ってる
天に感謝、ようやく金曜日だ
燃え上がる炎のような土曜日
たぶん日曜日に教会は行かないと思う
愛を待ってる
マジかって思うくらいシンプルな歌詞。そして歌詞に「他者」が出てこないのがポイント。愛を曲名にしながら、この歌詞には「関係性」の言葉が出てこない。
ポピュラーソングの曲名に使われる言葉の第１位が90年代、00年代の「You」「U」から2010年代に入って「We」になったという話
（http://amass.jp/49912/）
をつなげて考えると、すごく合点がいく。
ZEDDの「Beautiful Now」の時にも書こうと思ったんだけど、あの曲の歌詞も全部主語が「We」なんだよね。「You're Beautiful」じゃなくて「We're Beautiful」。そういう時代なんだと思う。(40/100）
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