見出し画像

ロシア経済・投資の現状は?ルーブルの為替レートは?IMFの世界経済の見通し(IMF,WEO)

ロシアにて国防相が交代になると報道が出ました。

ロシアでは今も、プーチン大統領が大きな権限を持っているようです。

今回はロシアの経済の状況について調べたいと思います。

IMFの世界経済見通し(WEO)

ロシアの経済のデータをどこから持ってくれば良いでしょうか?

日本では、ロシアの事は時々はニュースとなりますが、ロシア経済やロシア投資の話など中々ニュースには出てきません。

そこで、IMF(国際通貨基金)が発表しているWEO(世界経済見通し)を参考にしたいと思います。

IMF(International Monetary Fund)は為替や国際金融システムの安定化を目的とした機関です。

IMFが世界経済の見通しについて発表している資料がWEO(World Economic Outlook)で、直近だと2024年4月に公表されています。

このWEOのデータベースにて、ロシアの経済データを見ていきたいと思います。

IMFとは「International Monetary Fund」の略で、国際通貨基金を指します。通貨と為替相場、国際金融システムの安定化を目的とした国際連合の専門機関で、1945年に29ヵ国で設立されました。

IMFでは主要国グループや各国の経済動向を世界レベルで調査・分析し、年2回、「世界経済見通し」として発表しています。成長率予測や今後の見通しなどが含まれるため、投資の世界でも注目されています。

SMBC日興証券

ロシアのGDP(国内総生産)は減っている?

GDPとは国内総生産のことで、国内で生産されたモノやサービスの付加価値のことです。国の経済力の目安としてよく用いられます。

GDPとは国内総生産のことで、一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のことです。GDPには国外で生産した付加価値は含まれません。
国の経済力の目安としてよく用いられます。また前年比や前期比でGDP成長率をみることで、経済成長の度合いを確認します。
GDPには名目値と実質値があります。名目GDPは物価変動の影響を受ける一方、実質GDPは物価変動要因を除外します。

SMBC日興証券

ウクライナ侵攻が始まったのは2022年でした。2022年以降も名目GDP、実質GDP共に増加を続ける見通しとなっています。

世界経済のネタ帳
世界経済のネタ帳

この数字をみるに、ロシアの経済は特に問題がないように見えます。

しかしウクライナ侵攻で、ロシアは金融制裁を受けています。ロシアの通貨ルーブルと米ドルの為替レートはどうなっているでしょうか?

Investing.com

為替の取引そのものは大幅に制限されているでしょうが、ルーブル暴落とはなっていないようです。

ロシアの人口が減っている?

ではロシアの人口はどうでしょうか?

世界経済のネタ帳

ウクライナ侵攻が始まる前の2022年の時点で、1億4670万人の人口がいました。

しかし2023年は1億4630万人と、約40万人減となっています。

そして2024年のデータは推測値となっており信頼性はやや低めですが、人口1億4290万人となっています。

徐々に人口が減少していくと推測されていますね。

ロシア全人口の2~4%くらいかと思いますが、ロシアからの人口流出が発生しているのかもしれませんね。

いかがでしょうか。ロシアは今のところ、プーチン政権がすぐに崩壊するとは思えません。しかし人口の数値を見るに、今後の経済発展の見込みは低いように見えます。

また機会があれば、ロシアなどの状況を調べてみたいと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。

こちらの記事もオススメ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?