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【B'z35周年のLIVE、それはもう”私の人生そのもの”だった】

なんだか壮大なタイトルで始まってしまいましたが、これは先日B'zのLIVEが終わったあと、一緒に参戦してくれた母に泣きながら伝えた言葉です。


今年結成35周年を迎えたB'z。私のファン歴も30周年を迎えました。
私がB’zを神と崇めるきっかけになったお話しはこちらをお読みください↓↓↓


そんなメモリアルな1年に久しぶりの大規模ツアーが開催されるということで、なんとしてもお逢いしに行かなければ!!とチケットを申し込み、当選発表の日までできる限り徳を積もうと、善い行いを心がけて過ごしました。
その甲斐あってかどうかはわからないけれど、見事9月16日、福岡公演のチケットがご用意されました。
ツアータイトルは、『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』。

9.16 福岡paypayドーム 『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』
チケットがご用意されたのが2月のことですから、およそ7か月。
怒涛の日々に追われて、わりとあっという間にその日はやってきたのですが、なにか挫けそうなことがあるたびに「9月はB’z…9月はB’z…」と心の中で呪文のように唱え続け辿り着いた9月16日。

早朝に母を助手席に乗せ、往復800㎞とちょっとを日帰りという超ハードスケジュールではあるのだが、必ずやり遂げてみせるという強い決意を胸に、松江を出発。安全運転で福岡へ向かいます。
道中の車内はB’zの全曲をシャッフル再生しながら、久しぶりに聴く曲やお馴染みの曲まで、なにが流れるかわからない楽しさで体感2時間くらいで到着。
実際は休憩をはさみつつ6時間。笑。
B’zパワー恐るべし。

paypayドーム周辺の駐車場は停められないだろうからと、博多市内で予約していたパーキングに停め(前日に、はっと気づいて予約したのです。都会はこういうところが便利ですね。)、久しぶりの博多ラーメンを堪能し、大好きな紀伊國屋書店を満喫していたら、ぼちぼち会場に向かわなければならない時間に。

会場であるpaypayドームには、ソフトバンクホークス開幕戦の応援で3月末に1度訪れていたため、迷うことなく到着。そもそも電車一本だし、最寄り駅を降りたらLIVEに向かう人だらけだから、正しくは迷う暇なく到着。

ホークスの本拠地なのでホーム同然。
(すみません、調子にのりました…)


入場ゲートをくぐり、座席を探すのですが、B’zのLIVEは当日に席が判明するので、この段階でかなり迷いました。
ようやく席がみつかり、結局開演30分前くらいに着席。
スタンド席ではありましたが、ステージが真正面に見える絶好のポジション、しかもみずほプレミアムシートというホークスファンとしても嬉しい席。いつかこのふかふかの椅子で、野球観戦もしてみたいものです。

毎回のことながら、LIVE開始の10分前くらいになると心臓がバクバクし始め、気分が悪くなる。楽しみすぎて具合が悪くなるこの現象は一体なんなのでしょうか。
場内が暗くなり、カウントダウンが始まると涙が溢れて止まらなくなるのも、もう毎度お馴染みの現象であります。
なので私はいつも1曲目、2曲目あたりをあまり思い出せないのです。
今回は実に4年ぶりのB’zのLIVE参戦ということもあり、この目に、記憶に、しかと焼き付けて帰るのだと自分に約束していましたから、どうにか涙をぬぐい前を見据えたのも束の間、デビューから35年間のさまざまな映像がオープニング映像として流れ始めると、涙腺が崩壊。これは私の人生の走馬灯でしょうか…この調子で果たして最後までもつのでしょうか。

映像が終わり、流れ始めたイントロにざわつきにも似た大歓声が起こりました。
B’zファンの方でなくても聴いたことがあるかもしれない『LOVE PHANTOM』、この曲が1曲目に演奏されるのは恐らく初めてのことだと思います。
そこへGOD OF GOD松本さんが華麗に登場し、そのGODが35年前に見つけ出したもう一人のGOD稲葉さんが、この方しか似合わないであろうド派手な衣装で登場すると、会場のボルテージは一気に最高潮に。
皆さんもその調子で最後までもつのでしょうか…と人の心配をしている私は相も変わらず大号泣真っ只中であります。

稲葉さんが「♪~いらない何も 捨ててしまおう~♪」と歌い出すと、もう何もいらん…全部捨ててしまおう…とこの状況でなぜか一旦自暴自棄になるも、すぐにそのような歌ではなかったことに気づき、我に返りまして、ようやくLIVE‐GYMに参戦する気持ちが整いました。
そのあとも魂を揺さぶられるような曲が続き、その場にいる誰しもが勇気をもらい、幸せな笑顔になれるような選曲は、さすがとしか言いようがありませんでした。

普段あまり感情を表に出すことのない私が、大きな声で歌い、泣いて笑って、飛び跳ね、時には踊ったりもしちゃうのがLIVEという場所。
喜怒哀楽も我慢せずここでは解放していいのだと教えてくれたのが、12歳のときに初めて行ったB’zのLIVEだったのです。
当時まだ自分というものもよくわからない頃、世に言ういじめというものを体験し、孤独だった私の心を救ってくれたのが、B’zの音楽でした。
稲葉さんの紡ぐ強く優しい言葉と、松本さんの奏でるハードでハートフルでROCKな音は私に生きる希望を与えてくれました。LIVEという新しい世界を観せてくれたのもお2人です。
狭い世界でもがき苦しんでいた私は、外に出れば世界はこんなに広いんだと知り、生まれ変わったような気持ちになったことを今でも忘れられません。
今回は35周年という節目のLIVEですから、これまでを振り返る映像が流れる場面も多く、そのどれを切り取っても私の人生の一場面と重なり、いいときも上手くいかないときも、どんなときでも私の人生はB'zの音楽とともにあり、本当にずっとずっと支えられてこれまでの人生を生きてきたのだと、そのおかげで今の自分があるのだと改めて思いました。

今や日本を代表するロックバンドと言われるB’zですが、お2人はとにかく謙虚でチャーミング。そんな姿を拝めるのもB’zのLIVEの醍醐味です。
「行くぞー!!」「付いて来いー!!」というようなロックなイメージではなく、「大丈夫ですか?」「行けますか?」「自由に楽しんで悔いのないように。」という感じでとにかく優しく暖かい。
そして何度も何度も私たちファンへ感謝を伝えてくれます。
お礼を述べたいのはいつもこちらの方ですのに。有難うございます。
お2人が35周年を迎えてもなお、トップを走り続けていらっしゃるのは、どんなときも謙虚で奢らず、常に感謝の気持ちをもって、努力を惜しまない結果なのだと思います。

LIVEのアンコール『STARS』という曲の前に、稲葉さんはこんな風なことを伝えてくださいました。
「今回のツアータイトルを決めるときに、思い浮かんだ皆さんの姿がキラキラと輝いていて、まるで星のようだなと思い『STARS』と決めました。』と。
私達が輝いてみえるとしたら、それは間違いなくお2人の力ですから。
そして、「相手に希望やエネルギーを与える人をヒーローというのだと思う。だから皆さんは私たちのヒーローなんです。」というようなことも言ってくださいました。
いやいや、そのお言葉、そっくりそのまま熨斗をつけてお返ししたい。
謙虚なロックスターはいつでもみんなの希望のヒーローで、キラキラ輝くSTARSなのです。

そして演奏が始まったSTARS、演出も相まってみんなキラキラ輝いて幸せそうで、愛に溢れていました。この殺伐とした世の中にまだこんなに優しい空間があるのかとまた涙が溢れました。
母も凄く幸せそうでそれがまた嬉しかった。

『We are all STARS

全ての演奏が終わり、いつものように全員で「せーのっ!!おつかれー!!」をして、最後お2人はこれ以上曲がらないくらい深々とお辞儀をされます。
やはりどこまでも謙虚。

稲葉さんは毎回必ず最後の最後に「気をつけて帰ってください。また絶対逢いましょう。バイバイ!!」と仰います。
この、また絶対逢いましょうの約束が、今度逢うときには笑顔で胸を張って逢えるようにしようと、日々を生き抜く糧になるのです。

B'z35周年ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』は昨日無事に千秋楽を迎えました。
さまざまアクシデントを乗り越え、完走。

本当におめでとうございます。
そして本当に有難うございます。  
また絶対逢いに行きます。

これ以上ない幸せな気持ちで、余韻に浸りながら、ときに熱唱しながら安全運転で帰路につきました。
家に辿り着いたのは朝4時。
さすがに帰りは体感8時間くらいだったな。
無事、ミッションコンプリート。


ちなみに、これまでも何度も聴いているのに今の自分にあてはまり過ぎて、しゃくり上げるほど泣いた1曲は『ultra soul』でした。

どれだけがんばりゃいい誰かのためなの?
分かっているのに 決意(おもい)は揺らぐ
結末ばかりに気を取られ
この瞬間(とき)を楽しめない メマイ
夢じゃないあれもこれも その手でドアを開けましょう
祝福が欲しいのなら 悲しみを知り 独りで泣きましょう
そして輝くウルトラソウル

おのれの限界に 気づいたつもりかい?
かすり傷さえも無いまま終りそう
一番大事な人がホラ
いつでもあなたを見てる| can tell
夢じゃないあれもこれも今こそ胸をはりましょう
祝福が欲しいのなら
底無しのペイン 迎えてあげましょう
そして戦うウルトラソウル

希望と失望に遊ばれて 鍛え抜かれる Do it

夢じゃないあれもこれも今こそ胸をはりましょう
祝福が欲しいのなら 歓びを知り パーっと ばらまけ
ホントだらけあれもこれも その真っただ中
暴れてやりましょう
そして羽ばたくウルトラソウル

B'z/ultra soul

ウルトラソウル!! ハイ!!
明日からも清く逞しく生きよう。

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