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「ナバロンの要塞」こんな上質の戦争映画をもっと観たい。

先日「ナバロンの要塞」をBS1が放送したので観はじめたらやめられずに最後まで観てしまった。1961年制作だから60年前の映画ということになるが、全く古臭い感じがしなかった。
そもそも戦争映画って少ない。大金がかかるし撮影もたいへんだからだろう。
戦争映画だからもちろん殺戮のシーンはあるが、グレゴリー・ペックがスパイのイレーネ・パパスを苦悩の末に撃つ場面などのように、残酷なシーン映像はあまりない。
先日のモスクワ郊外のテロ事件関連の報道での、捕らえた容疑者への拷問、耳を切り落とされた男の様子など現代の方が、はるかに残虐な現実がある。
だからだろう。崖登りや爆弾を仕掛けるところなどのスペクタル感、スリリング感がすごくてハラハラドキドキひきこまれる。胸が悪くなることもなく、映画を楽しめる。
こういう上質な戦争映画をもっと観たいなぁって思った。