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「議会乱入を仕組んだ男 トランプ 陰の“盟友”」ロジャーストーンがすごい!

BS世界のドキュメンタリー「議会乱入を仕組んだ男 トランプ 陰の“盟友”」が実に興味深かった。
デンマークの映画監督クリストファー・グルブランセンが撮った、トランプの政治顧問ロジャー・ストーンのドキュメンタリー。
もっとも衝撃だったのは、あの国会議事堂乱入の日の朝。そこまで選挙結果を覆す運動を立ち上げ主導してきたストーンは、トランプの演説のあと抗議デモの先頭に立つつもりだった。彼はのプランには国会乱入などは全くは入っていなかったのだ。
しかもその日の予定はいつしかトランプ自身と側近の側で決められ、ストーンは外された。
仕方なくストーンはホテルの部屋でスタッフとテレビ中継を見ていた。
そしてデモ行進は国会議事堂乱入へと暴発してしまう。それを見たストーンは、直ちにホテルを出てワシントンを離れた。
トランプと側近たちがバカなことをして、あの日の抗議活動を台無しにした。このままでは自分たちは逮捕されてしまう。退任前に恩赦を実行しろとトランプに連絡するが、トランプ陣営はストーンとの接触を遮断する。ストーンは怒り狂い、トランプを罵る。
タイトルの「議会乱入を仕組んだ男 」はストーンではない。煽ったトランプの思惑を超えて抗議活動は、勝手に暴徒化、暴発していったのだ。
知らなかった。
これを見て、いまいくつもの裁判に苦慮しているトランプが、大物弁護士を獲得できていないことを思い出した。
例の口止め料を払った云々で検察側に寝返った弁護士のように、大物たちはトランプに裏切られ切り捨てられることを懸念しているのだ。
トランプは自分の都合で簡単に裏切り、切り捨てると見られている。信用されていないのだ。
バイデンは弱すぎる候補だが、トランプがホントに勝てるだろうか、とこれを見て思った。