沈黙の日は
対話の日だ

わたしの中のわたしに
なにが欲しいか訊いてみる

あれもこれもほしいけど
ほんとうはなにもほしくない

やがて音叉の高い響きが耳をふさぎ
朝靄の白い重力が瞼にのしかかる

わたしは抗わず 
毛布の巣に戻り
ふたたび深く沈もう
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