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スピルバーグはこう生きた。俺たちはどう生きるか!?

遅ればせながら、映画「フェイブルマンズ」を見た。
久しぶりにラストシーンで一人で部屋で叫んでしまった。

「なんだこりゃ!?」

人生の終盤でとんでもねえ映画をぶち込んできたぜ。スピルバーグ。

これはスピルバーグの自伝的映画で、しかもスピルバーグの子供の頃の黒歴史を全てぶち込んで、映画との出会い、カメラとの出会い、そして自分の逢ったいじめ、自分の失恋から家庭のゴタゴタまで克明に描き出すというほとんど正気とは思えない映画である。

そして随所に見られる「そうか、あの作品(例えば「バック・トゥー・ザ・フューチャー」)はこのエピソードを元にしているのか」という、「元ネタ探し」もクリエイターの自伝的作品を見るときの楽しみでもある。

「フェイブルマンズ」は主人公のファミリーネームで、これは当然、本当はスピルバーグ家のことである。ただ、こうした物語はどうしてもフィクション性を持たせなければ成立しないので、こうしたのだろう。こうしなければ発表できないほど、衝撃的な映画だった。

あまりにすごい映画なのでぜひみなさん自分の目で確かめて欲しい。

ラストシーンの衝撃が凄い。
そして人生には、きっと必ずこういうシーンが誰にでもある。

僕もそういうシーンは沢山あった。
そのシーン一つ一つが、僕の宝物だ。

AIにできないことは何か。
人間の生き様とは何か。
クリエイターとはどういう生き物か。

その全てが怒涛のようなメッセージとして伝わってくる。

考えて考えて、考え抜かねばなるまい。
俺たちはどう生きるか。

それが人生における究極の問いなのだ。