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初めてのRPA。UI.Visionで仕事のデータ抽出を自動化。

ITの会社でコンサルタントをしているのでクライアントのデータを扱うことが多いです。というかほぼそれです。個々の仕事のスタイルにもよりますが、データといかに向き合うか、というのが自分の仕事の根幹にあるかなと思います。


結論、自動化はそこそこで良いかも。

最初に結論です。当然自動化には工数がかかります。前提として、自動化が手段であり、目的ではない私にとって【全てを自動化しようとする思考】は逆に非効率に働くと感じました。
イメージとしては7割自動化、3割手動くらいでしょうか。恐らく独学だからという点も大いに関係するのですが、【頭で考えたりするとこんがらがる】や【単純作業だけど細かくて面倒臭い】などパーツで解消するイメージを持つ方が挫折をしない印象です。詳しくなったり、改善アイデアを思いついたら更新しましょう。

データをどのように活用したいか。アイデアが重要

そして自動化、効率化などは要件定義(この場合、どんな作業をどの様な形で工数削減したいか)というキメが重要となります。
ここを解決するのはアイデアです。アイデアが苦手な自分にとってこの部分は試行錯誤しながらとなる場合が多いです。(そもそも広告の仕事に携わろうとしたキッカケでもあるアイデア領域から裸足で逃げ出してデータ領域に傾倒する様になった経緯があります。その話はきっといつか)

でもノーアイデアマンでも怖くありません。アイデアは思考回数によってフォローできます(厳密には秀逸なアイデアジャンプには辿り着けない)アイデアはジャンプで目的地に辿り着きますが、思考回数は一歩一歩進むイメージです。ただし、日常的に行なっている業務については解像度高くイメージができると思うので、思考回数を抑えることができると思います。

私が自動化したモノと方法

そのして今回私が具体的に自動化したものについてです。(とても地味)

  • 社内のデータベースから特定のクライアント群のデータを抽出すること

です。工程としては以下となります。

  • クライアントのデータページをWebで開く

  • 特定のパラメータを指定する(日時、データ名)

  • データページから【エクスポート】させる

  • エスクポートしたデータを保存する。

上記の作業を数あるRPAソフトの中からノーコードでできるものを探して実践してみました。

ノーコードでRPAができるUI.Vision

今回はUI.Visionを使用しました。特に選定した理由などはないのですが、以前社内のメンバーが利用していて、彼のいう通り思考放棄でインストールしていたものになります。ただし、彼がすごく優秀だったので多分間違いないと思っています。
UI.Visionについては先人たちがとても詳しく色々教えてくれているので私からはそれらをどの様に活用させてもらったかを記載します。

最初の設定

まずインストール〜仕組みはこの動画を見て覚えました。トラディショナルなサイト構成ですが、以下のポイントがわかりやすかったです。

  • インストールの方法

  • ノーコードで自分の行動をRECORDしてソフトに覚えさせるところ

具体的なつまづきポイントの解消

ダウンロードを指定させるところでつまづいた際はnoteの記事を参照させていただきました。以下の点が役に立ちました。

  • RECORDした挙動通りに作動しない場合は、具体的にChromeの検証の機能を使用してボタン位置指定などをできること

まだ挙動が安定しない時もあるため(多分弊社ページの問題もある)、アップデートしたいなとも考えています。

ただ、基本的にこのソフトが優秀で選択箇所が多少ズレてても最適化をかけたからよろしくなていなメッセージを掲出して作業を進めてくれたりします。

自動で処理を最適化してくれた表記


できたところ、できなかったところ

今回、最後のダウンロードさせる部分までは構築できませんでした。ポップアップの【保存】ボタンを押させる際に挙動が安定しなかったためです。
また、まだ稀にエクスポートが止まってしまう場合があるのでその点のチューニングは今も時々行っています。

それでも1ヶ月に一度頻度で「やらねば…」と重い腰を上げて作業していたOR蔑ろにしていた作業が簡単に楽しくなったのは大きいです。現在ではこの手法を別の領域でも活用できないか思考錯誤する、正の循環が生まれそうな状況もあります。

設定する上でのTIPS

最初に決めたゴールにこだわらないことが肝要だと思いました。意固地になって時間をかけ過ぎてしまっては本末転倒。(ただし、好奇心としての探究は◎)

作りっぱなしで満足しないことも重要です。手段の目的かも本来から真逆に位置する状況となり得ます。その意味で、構築した仕様をどの様に転用できるか考えるのは役立ちますし、楽しく思えます。


今後ももっと楽をするために骨を折っていこうと思います。

追記:後半ができました。





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