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暫定コンセプト、できた!

こんにちは、何ごともPDCAのDから入りがちなShellyです。

あきやさんの自問自答メソッドに出会ったのが今年の5月。共感できるところもウーン?なところもあるけど、なんか楽しそうだからとりあえず先輩たちの見よう見まねで取っつきやすいところからやってみよう!で約半年。

ありとあらゆる順番を無視し、美味しいとこだけつまみ食いをし、まじめにPから取り組まれてる方から見ると「コイツつまみ出してください!」状態な気もするんですが、ようやくコンセプト作りに立ち返ってきました。
何故なら、Doする中で「あー確かにこれコンセプトあったほうがいいな」と思ったので。だからあきやさんは最初からそう言ってるんですよね。なるほどね~~~そらそうか(そうだよ)

なぜコンセプトがあったほうがいいか

もうこんなこと散々言われてると思うんですが、「ブレないため」ですよね。それがやっと腹落ちしました。

私は現在マーケや企画に片足を突っ込んだような仕事をしているのですが、世にリリースするサービスや商品を検討する際って、教科書的にはまず「そんなとこまで決めるの!?」というくらいガチガチに解像度の高いペルソナ(詳細なプロフィール設定をした架空の顧客)を作るんですよね。
なんとなくみんなが好きそうなもの、なんとなく良さそうなものって意外と誰にも刺さらないし、いずれ行き詰まります。だから考えるべきは、「”この人”に刺さるかどうか」。軸となる”この人”を明確に定義する作業こそが企画開発の第一歩、というわけです。
少し古いですが、有名どころだとスープストックトーキョーのペルソナ「秋野つゆ」さんとか。気になる方はググってみてください。

ちょっと話が逸れましたが、私の場合「あー、コンセプト作りをしろってのは、つまりペルソナ設定をちゃんとしろってことか」と腑に落ちたわけです。

服を買うとき・着るときに「この人ならこういう服を着るだろう」と軸になるような人物像
それは結局「わたし」ではあるのですが、現実の自分から出発してしまうと、お金や仕事や立場や体調などなどなど、さまざまな制約に足を取られます。

なるほどだからあきやさんや先輩たちは「もし世界がなんの憂いもなく平和だったら」「毎週5億円振り込まれるとしたら」「必要な才能にも恵まれているとしたら」その上で、あなたは何になりたい?どうなりたい?と問いかけているのか!そして「この人(=理想世界のわたし)が着るかどうか」という軸が、今後服やモノを選ぶさまざまな決断を助けてくれるようになるのか!

ははあなるほど……なんか急に"""理解"""しちゃったな……(ドヤ……)

暫定コンセプト

ということで、こねくり回したものがこちら。

自分の目と足で世界のマルシェを歩き回り、多彩なペアリングで巷を虜にするチャーミングな創作料理人

コンセプト1.0版

です!
暫定版ではあるのでまだ今後改版があるかもしれませんが、フレーズに込めた思いを以下に書き残しておこうと思います。


自分の目と足で世界を歩き回る

自問自答の諸先輩方にも旅好きの方が多い(ように見える)のですが、例に漏れず私も旅が好きです。なので最初はダイレクトに「旅する」とか「旅人」という単語を入れようとしていたのですが、どうにもしっくりこない。
ここ、なんかまだ言語化が不十分だな~感もあるのですが、

・『旅人』という言葉から連想されるような流浪の民、あるいは自由な人になりたいわけではない(ちゃんと固定の家と固定の職がほしい)
・旅でいちばん好きな要素は『街歩き』(=それって、厳密には「旅」じゃなくてもいいのでは?)
・けど、一箇所に縛られたくはない。自分ひとりでいろんなところに行きたい、見たい、知りたい!

そのあたりの気持ちを素直に込めたのが「自分の目と足で世界を歩き回る」の部分です。


マルシェ

自分でも今まで気づいてなくてびっくりしたんですが、私、どうやらマルシェが好きみたいです。
服に限らず、何か世界観の足しになるかなーという軽い気持ちで素敵だなと思った画像をPinterestにホイホイ保存していくのが恒例になってるんですが、コンセプトを作るに際してやっと「いやマルシェの光景率、高ッ」と気づいた次第でして。いやあ、集めてみないと分からんもんですね。

確かに言われてみると、実際の旅行先でも国内外問わず絶対にローカルスーパーや市場を覗きに行きます。コンセプト内では「マルシェ」としましたが、イベント的に開催されるオシャレなやつではなく、日常的に飲み食いする生鮮食品をメインに扱うオープンな市場のイメージです。

・野菜やくだものは、暖色を中心にさまざまな色で溢れている(暖・多色)
・新鮮な食材はつやつやして元気そう(ツヤ・ハリ)
・ベースとなる色は、黒ではなくブラウン(×人工 ○自然)

――と書くと、イメコン関連で繋がってくださっている方は納得してくださる気がするんですが、そうなんですよねこれ。私もそう思いました。
マルシェ、たぶん好きなだけじゃなく要素としてめちゃくちゃ似合う。俺がマルシェだと言っても過言ではない(過言)

というのはまあ冗談としても、マルシェという単語をコンセプトに入れてみるとそこに「わたし」が存在するさまが自然と思い浮かびました。
よく晴れた日曜の朝。石畳の路地にはぎゅっと露店が建ち並ぶ。視界はおいしそうな色と新鮮な青い匂いで溢れて、売り手の活気ある声が飛び交う。そのざわめく人混みを縫うようにして、ショートヘアとスニーカーのよく似合う「わたし」が登場する――みたいな。
おいおい、想像できすぎて服まで一部見えちゃったよ。


多彩なペアリング

「組み合わさっておもしろいもの」に、何かとグッときます。たとえば

・擬洋風建築
明治大正期に西洋のエッセンスを取り入れて建てられたもののどこか日式の香りもする建物、特に明治初期の擬洋風建築がめちゃくちゃ好きです。一時期は「お気に入りの建造物を見に行くための旅行」を度々するほどでした。

・あんこにコーヒー、ピザまん、いぶりがっこチーズなどなど
上記のものなんかはもう相当市民権を得ている例ですが、初見の人がきっと「なんじゃそりゃ~!?」と言ったであろう組み合わせの食べ物にグッときます。あんこには日本茶、ピザはパン生地、いぶりがっこには白米、だったはずなんですけどね。”出会っちゃって”ますよね……。

・ファッションテイストのミックス
パーカーの上からテーラードジャケット、とか、上品なスカーフには敢えてアクティブなスニーカーを、とか。イメージやルーツの異なるものを組み合わせて着るのが好きです。

余談ですが私は国際唎酒師という資格を持っていまして、実際に日々「食材と食材」「酒とおつまみ」のペアリングを(趣味の範囲で)模索している名実ともに筋金入りのペアリングオタク(?)です。
1+1は単に2じゃない、という味覚上の発見が好きなのかなと思ってますが、上述の通りなんかもう分野横断的にグッときている感もあるので、そういう「組み合わせ屋さん」の星のもとに生まれたのかも~、と感じている次第です。
完全に余談ですが、この時期のすぐできるものだと柿と生ハムの組み合わせが贅沢感あってオススメです。甘めの日本酒にも白ワインにも合います。


巷を虜にする

「誰にどう評価されたい?」を考えた時に、「たくさんの人に素敵だと思われたい」に着地しました。チヤホヤされたいじゃん……(小声)

と言うとさすがに浅はかな気もしますが、「あなたに」でも「自身に」でも「知り合いに」でもなく、「顔も知らない誰か達に」なんですよね。良し悪しは置いておいて、これは特徴かなと思ったので入れました。巷、虜にしたいよな、できるもんなら……


チャーミングな創作料理人

「チャーミング」は、春先に受診した「パリ流ファッションスタイル診断」でキャッチフレーズとしてつけて頂いた中から引用しています。

私は、少し前までは「かわいい」と言われることがあまり好きではありませんでした。
多分「かわいい」という評価に内包されることがある未熟さや非力さ、マスコット性、安直な女性性や無垢さ――なんかを言葉の印象から勝手に(本当に勝手に)読み取っていたからなのですが、そういう”私が求めていないニュアンス”をそぎ落とした「かわいい」の表現として「チャーミング」という言葉が非常にしっくり来ました

〖charming〗 魅力的な,すてきな,かわいらしい, 感じのよい.

これや

自分で言うのは妙な感じですが、「かっこいい /美しい / かわいい」の中でどれか一つに無理やりでも入らなければならないとしたら、わたしは「かわいい」に分類されがちな雰囲気の人間だと思っています。これはもう生まれ持ったものもあるので、ある程度どうしようもない。
だったらその大分類自体を変えようとするのではなくて、小分類をきちんと定義することで戦ってやろうと。いやそもそも戦ってはいないんですけど。私は「かわいい」の中にある「チャーミング」を引き続き目指します。

そして職業は「創作料理人」としました。
そもそも料理が好きなので最初から「コンセプトの職業候補」には入っていたのと、マルシェ、ペアリングと要素が来たらそらもう料理だな……というちょっと安直めな着地です。
ただここはもう少し広めに取って「レストランのオーナー」なんかもアリかも?と悩み中。いずれにせよ食には関わりたいです。一旦料理人で。


ということで……

復唱します。

自分の目と足で世界のマルシェを歩き回り、多彩なペアリングで巷を虜にするチャーミングな創作料理人

これが私の暫定コンセプトです!(わー!パチパチ)

コンセプトを作って具体的に想像してみると、「姿勢気をつけよ……」という考えが自然と出てきたのが印象的でした。
体調不良がちな限界デスクワーカー(現実の私)は気を抜くとおそろしく姿勢が悪いのですが、この「チャーミングな創作料理人」氏はピッと伸びた背筋に軽やかな足取りが似合いそうな気がします。
服以前にも、現実世界にいても、理想とのギャップを埋めるためにできることってあるもんだなあ……(そらそうか……)

相変わらずDoしてAct!みたいな感じになってしまいそうな気もしますが、このコンセプトをベースに引き続き自問自答続けていこうと思います。

あきやさん、諸先輩方、今後ともよろしくお願いいたします!




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