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<番外編>バスを降りる時に「ありがとう」と言いますか?無料シャトルバスを利用する人々に注目してみた。

※お知らせ※
 従来まで「アルバイトドライバーは本日も快走中です!!」として投稿してきた記事内における、私の仕事を今後「シャトルバスドライバー」に統一していくこととなりました。

シャトルバス乗務1か月。バス降車時に「ありがとう」と言われるお客様は約「7割」!?

 シャトルバスに乗務してから、約1か月が経過しようとしている。GWも終わって、乗車されるお客様も「平常とおり」となっている今、ふと思ったことがある。

 バスを降りるときに「ありがとう(ございました)」をいう人、やたらと多くない?

 ということだ。当然「乗務」している際に、興味本位で実際の数字を確認するようなことは行っていないのだが、肌感覚では「約7割」くらいに感じている。そして、「この数字、多すぎない?」というのが、私自身の正直な感想である。

 この仕事は確実に慣れてきているにもかかわらず

「最近、乗務が終わったら、喉カラカラなんだよね」

と思うことが増え、かばんに「お茶」とか「飴」とかを忍ばせながら、出発の待ち時間に摂取することも増えてきた。

 今回は、番外編として「ショッピングモールシャトルバスを利用するお客様」の中で、「ありがとう(ございました)」という人々に注目してみたい。

「無料シャトルバス」利用者は不特定多数に思えて、実は「特定の人たち」に利用されている。

「シャトルバス」を利用している人たちは、過去に乗務経験のある「路線バス」とは、似て非なるものがある。
 私の乗務するシャトルバスは「無料」となっている。つまり、「すべての世代の人々」が利用できるわけであり、「シャトルバス」も「路線バス」も、不特定多数が利用できる点をみれば、一見は変わらない。むしろ「無料」で利用できる分、シャトルバスが「より不特定多数」に利用されても不思議ない状況であるというべきである。

 ただ、よく観察していくと、私の乗務するシャトルバスは「限られた特定の人たち」に利用されているということに気づき始めた。

①普段の買い出しの「足」として利用している「高齢者」
②併設映画館などのレジャーを目的とした、近辺に住む「小中高生の仲良し友達グループ」
③ショッピングモールに勤務している「従業員」

そして、これらの「お客様」は以下の理由で「ありがとう」と言っても不思議ない状況ではある。

①高齢者の場合
→実際に、日常の買い出しの「足」として、日頃より利用している可能性があるため「いつも、ありがとう」の意味。
②小中高生の友達グループの場合
→グループの中に必ずいる「リーダー格」の一人が、結構、率先して「ありがとうございました」ということが多い。(だから「リーダー」なのかも!?)
③従業員の場合
→ショッピングモールが自主運行している「シャトルバスの運転手」を同じ職場の人間と見ており、単なる「職場の同僚」への挨拶として。

これらのお客様「以外」で「今回、ショッピングモールに行くのに電車を使って来ました」という、いわゆる「少数派」のお客様が「約3割」くらいと仮定すれば、「7割のお客様が、ありがとうと言う」と肌感覚は納得できるものなのである。

「ありがとう」は素敵な言葉。そして、「私」は一日180回ほど「ありがとうございました」と言っていることに・・・

 現在のシャトルバスの利用者は約800名(/1日)前後である。完全3交代のシフトであることを考慮したら、一人の乗務員あたり約270名のお客様にご乗車いただいていることとなる。
 そして、この中の約7割にあたる「約180名」ほどが「ありがとうございました」と言っている計算となる。

「最近、乗務が終わったら喉カラカラなんだよね。」

というのは、冷静に分析してみれば、まさに「その通り」の結果であると言っていい。

 だからと言って、当然だが「この数を何とか減らして、楽をしよう」ということを言いたいわけではないし、一切考えてはいない。

 やはり、「ありがとう」と言ってもらえることは、嬉しいことであり、幸せなことであるからだ。

 「これからも、がんばっていこう!!」


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