働き方多様性の時代~就職氷河期の就職と今の就職、そして転職とFIREと。~
こんにちは。
このブログでは「自分の人生を自分らしく生きるために」をテーマに教育、子育て、転職、投資などの話題や情報をお届けします。
自分の新卒時と現在では就職する際の心構えというか、考えていた前提条件の違いについて考えたのでそれについて書いていきます。
就職氷河期世代の憂鬱
私は小学校から中学校あたりまでバブル経済でした。
散々、世間の浮かれた様子をワイドショーやニュース、ドラマなどで見せつけられて、自分も大人になったらこんな感じで楽しめるのかなと思っていました。
しかし、高校あたりでバブルが崩壊し大学に入るころにはすっかりバブルは終焉していました。
そして、バブル崩壊の煽りを受け、大学卒業時には就職氷河期をむかえていました。
つまり、就職氷河期世代はバブルを散々見せつけられた後、バブル崩壊のお知らせを受け取り、その被害を被ったのです。
当時の就職観
当時、終身雇用が前提とされていて、それを前提とした搾取構造があったように思います。若い時には安月給で長時間労働が当たり前とされていました。その代わりにほぼ全員が年齢があがるにつれ昇進、昇給し、若い時の苦労を退職金で後払いするような制度でした。
しかし、大・小、様々な企業の不況、倒産が報道されると、会社存続のためだからしょうがないとあっさりとクビを切られる様子を見せつけられました。
終身雇用は嘘だと誰もがわかっていても、終身雇用を前提とした労働者に不利な制度は維持され、終身雇用が続くのだという幻想が社会全体で維持されました。
当時の私は終身雇用は幻想だとわかっている、
しかし、それに代わる新しい働き方がまだ一般的ではなく
やはり就職する上で、一生その場所で同じ仕事をしていくという意識に囚われていました。
就職氷河期で就職が難しかったこともありますが、私は同じ会社で同じ仕事を一生しなければならないと考えたら、とてもすぐに就職する気にはなれませんでした。
そして結局選んだ働き方は、フリータでした。
終身雇用は私にとって嬉しい制度ではなく、一生を縛られる絶望的な制度だったのです。
現代の若者が就職するのなら
今では、終身雇用などほとんどの人は考えておらず、どこかで転職するのが一般的です。
また、FIREという生き方があります。
それは決して非現実的なことでもなく、それを実現している人も数多くいます。
私が今大学を卒業し就職するとしたら、当時ほど絶望的な気分にはならずに、気軽に就職できるでしょう。
今の興味関心に将来性を少し味付けして楽しそうな仕事を選ぶと思います。
失敗したと思ったら転職すればよいし、15年ほど我慢してFIREしても良いからです。
息子の就職時には
現在、10歳の息子はすでにFIREの概念を知っています。
お金に詳しいライオンさんの動画をよく観ているからです。
彼が就職する頃にはまた世界の状況が一変しており景気が良いかもわかりません。
しかし、現在では様々な働き方が生まれてきており、さらに選択肢は増えることでしょう。働き方に多様性があるというのは心強いです。
辞める選択肢があるから続けられるということはあると思うのです。
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