授業参観で感じたこと~今と昔の教育の違い。昭和から平成。そして令和へ~
こんにちは。
このブログでは「自分の人生を自分らしく生きるために」をテーマに教育、子育て、転職、投資などの話題や情報をお届けします。
今日、小5の息子の授業参観に行ってきて、昔と比べて教育が随分変わったなと感じたのでそれについて書きます。
昭和の教育~詰め込み式~
私は現在45歳なので自分自身はいわゆる昭和の教育を受けています。
昭和時代の教育の特徴は、教師が主体で暗記や詰め込み式の学習が主流でした。
私も日本の都道府県や歴史の年号をひたすら覚えることで見事に文系科目が嫌いになりました。その後、漫画のおかげで歴史にはストーリーがあることを知り歴史、特に幕末が大好きになりました。
当時はこれがあたりまえだと思っていましたが、教育と仕事・社会の間に大きな溝があり、学校で学んだことを直接的に活かすことはあまりできなかったように思います。
平成の教育~ゆとり教育~
教育実習生として私は平成の教育に触れました。私が小学生の頃よりもテクノロジーが進化し、情報化社会への対応としてコンピューターの活用が一般化されました。ゆとり教育の影響もあり、生徒一人ひとりの能力や興味に合わせた柔軟な学習が推進されていました。
しかし、教育の内容や授業は昭和時代を延長した感じの教師が主体の授業であくまで教壇に立って教師側から知識を与える授業でした。
令和の教育~PBL~
今日、授業参観に行って概念としては知っていましたが、PBLというのを目の当たりにして、こういった教育を受けた子がこれから社会に出てくるのかと社会人として身が引き締まりました。
授業の内容は天気についてでした。
私が授業を受けた昭和の頃は、雲や前線の名前を覚えて雨が降る仕組み、天気図の読み方を学んだ記憶があります。
今日の授業では4~5人のチームに分かれて、児童がiPadで気象庁のHPから衛星画像やアメダス、雨雲レーダーなどのデータを元に話し合って明日の天気を予報するというものです。そして、それをまとめて発表します。
これは、もはや気象予報士が普段している仕事と同じなのではないかと感じました。
この問題にはもちろん正解はありません。プロでも予報を外しますし、スーパーコンピューターでも絶対的な正解は導けません。
我々の日常生活・仕事で向きあう問題のほとんどがこうした正解のない問題ではないでしょうか。
今の子どもたちは、こうした正解のない問題と向き合う実践的な教育を受けているのです。
こうした子と昭和に教育を受けた私とでは、教育の質や内容に大きな差があります。こうした子が入ってきたときに昭和教育の頭のままではついていけないと思いました。
既存の知識の切り貼りでは限界があるな、新しい時代、世代についていくには日々の学習、アップデートが必要だなと感じました。
こうした授業を行っている先生の努力と優秀さに感服しましたし、こうした授業を行うように国の制度を変えた文部科学省もいい仕事をしたなと感じます。
そして、その教育の成果はもう出始めているのはないかと感じています。最近の若い人たちの働き方や日本の景気をみてそう感じます。
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