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仕事で信頼を得る方法:完成度7割で依頼元に確認するのが最上の方法

こんちは!副業社労士まさゆきです。

仕事とは、課題を解決することです。課題には「与えられた課題」と「見出した課題」の2種類があります。新入社員等仕事経験が少ない場合は、「与えられた課題=会社や取引先から依頼された課題」が殆どです。経験を積み、リーダーとして組織を牽引する立場になると、組織をより良くするための課題を「自ら見出す」こととなります。今回は「与えられた課題」を解決し信頼を得ていく“コツ”について。ポイントは「依頼納期より早く完成する」ことです。

課題には必ず納期があります。「何時でもいいからやっておいて」優先順位が低いだけで、本当に何時でもいいはずはありません。初めて依頼された上司・取引先等の課題には、納期を守るのは当然、納期より早く解決して信頼を得るべきです。

《簡単な依頼ほどより早く》
新入社員に上司が依頼する時、「実力を測るため簡単な課題を余裕のある納期で」依頼します。試されているのですから、早く解決して「もっと出来る」とPRしましょう。徐々に高いスキルが必要な課題が任されます。上司は「課題を解決出来るか」以上に「納期を守れるか」を見て今後を判断します。留意して下さい。

《納期に拘る姿勢を示す》
「何時までに完成できる?」と納期を聞かれた時、私は2割余裕を見て回答します。納期指定が無い場合は大抵希望通りとなります。
「〇〇日までに仕上げて下さい」間に合う場合でも納期交渉します。「他案件もあり余裕がない納期なのでもう1週間頂けませんか?」実際には依頼元の納期通り完成します。「依頼元の課題を優先する姿勢」「納期に拘る姿勢」を示すことが信頼を得る第1歩です。

《完成度7割で依頼元に確認するのは信頼を得る最上の方法》
依頼通りに完成した積りでも依頼元から「イメージが違う」と不満を言われる、よくある話です。「意思疎通の失敗」「依頼元の事情で依頼内容が変わった」といったことが考えられますが、一番多いのは「依頼元が『当然認識している』と思う情報を当方が知らず、完成形のイメージにすれ違いがある」ケースです。
例えば、今年から売上報告レポートを任されたとします。通常は結果の解析を記載すればいいのですが、特定の月だけ年間売上見込が必要な場合があるとします。依頼元の上司からすれば恒例で常識なのですが、今年から任された当方は知らず「完成形のイメージのイメージのすれ違い」が発生します。
この場合“完成品がイメージ出来る土台”がなければイメージのすれ違いにお互い気付きません。“7割完成度“なら“完成品がイメージ出来る土台”になります。私はこの時点で依頼元に確認します。イメージにすれ違いがあった場合「事前に確認しておいて良かったです。納期に間に合わないところでした」と感謝すれば、依頼元に「細心の注意を払ってくれている」印象を与えることができます。面倒ですが、信頼を得る最上の方法です。そして、この時間を確保するためにも、納期に余裕を持つことは重要です。

《約束納期より早い回答を3回続ければ、「安心して依頼できる」先入観となる》
約束より早い回答を続けることで依頼元の信頼感が高まります。私の経験では、3回続ければ“良い先入観”が生まれます。
脳に記憶された良い先入観が書き換えられるケースは少ない。記憶を書き換えるのは「自分が間違っていた」と認めることになり、脳が傷付きます。痛みを避けるため脳は書き換えを嫌がります。最初が肝心ということです。

・「先入観の書き換えを嫌がる」脳の働きが「人が変化を嫌う」一因です。
・「良い先入観」に慢心は禁物です。良い先入観を脳が悪く書き換えた場合、「この人は私を傷つけた“ひどい人だ”」と記憶し、修復は困難です。

《時間が無い時、納期と完成度、どちらを優先する?》
課題を解決するには納期が足りない、よくある話です。納期と完成度のどちらか選択するなら迷わず納期です。7割完成していれば大抵の場合問題ない。その時「不充分な点は〇日あれば完成出来ますが、如何しましょうか?」と申し添えて下さい。
“まともな”上司なら、「提出された7割完成品を取る」か「納期を延ばして完成度を上げる」か選択し指示してくれます。

(“まともな”上司の方々へ)
上記の場合、「ご苦労様」と労いの言葉を掛け、的確な指示をお願いします。心理的安全性を醸成し、部下の成長を促進することで組織の活性化に繋がります。よろしくお願いします。

参考になれば幸いです。ではまた次回


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