しゃろん; |シアトルと京都から。ライフログ読書家。

「こんな考え方もアリじゃない?」 何気ない日常の「スキマ」にある発見を、 1/2エッ…

しゃろん; |シアトルと京都から。ライフログ読書家。

「こんな考え方もアリじゃない?」 何気ない日常の「スキマ」にある発見を、 1/2エッセイや小説にして、思考を遊ぶ人です。 頭によいことが好き📖 カフェの片隅でひとり休憩している時のような、 そんな空気感で読んでいただけたら嬉しいです。

最近の記事

【短編小説:ブランケットライド】最後に分かる真実

 電車を考えた人はすごいと思う。  ——ゴトンゴトン ゴトンゴトン  この規則的なジョイント音は、まるでお母さんに背中をポンポンと優しくタップされているようで、ざわついた心が途端に静かになる。  私はドア付近の壁にもたれてそっと目を閉じた。今日もいつもの車両でいつもの場所に立ちながら。 ——ゴトンゴトン ゴトンゴトン  この力強くて、それでいて優しい音は私の憂鬱な気分をはたき落としてくれる。 ——ゴトンゴトン ゴトンゴトン 「疲れたぁ」  不意に女性の声がジョイ

    • 【1/2エッセイ】日記を書く、がもたらす多彩なベネフィット。

      ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。独自の勝手解釈なので悪しからず。 これは、子どもが生まれた日から毎日付けているひとこと育児日記です。 彼らが二十歳になるまで続けようと決め、 まだまだだ長いなぁ、 と思っていたはずが、 気がつけば上の子が二十歳になるま あと三年になりました。 彼らはとっくに育児という年齢ではないんですが、心の育児はきっとずっと続くものだと、二十歳になってからもペンを持つ手が止まらないよ

      • 【1/2エッセイ 】スキマ時間で差がつく。脳のパフォーマンス力UPのためにできるコト。

        ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。独自の勝手解釈なので悪しからず。 スキマ時間。 人によってどの時間を指すかは異なりますね。 私の場合は家事や仕事の合間にぽっかり空いた短い時間の枠のこと。 せっかくならこのスキマ時間を有効に使いたい。 どうせなら脳のパフォーマンス力UPにつながるコトに使いたい。 脳は私たち体の司令塔ですからね。 その母体となる脳自体が疲れてうまく機能していないと、日常においての健全

        • 【1/2エッセイ】哲学を知ればアニメの面白さが倍になる。

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。独自の勝手解釈なので悪しからず。 (その前に……) 私が哲学の本を読むようになった経緯なんですが、答えよりも思考プロセスの方が気になり出したからなんです。 本屋さんに行くと最近は、 〇〇になるには〇〇するだけでよし この一冊であなたも〇〇 〇〇で完結、〇〇術 などと即座的に解決するような「答え」があるものばかりだなと。 日常のライフハック的なものは、 それでいいかも知

        【短編小説:ブランケットライド】最後に分かる真実

          【エッセイ】たかがトイレ掃除、さすれどトイレ掃除。トイレ掃除で、人となりが分かる。

          朝のルーティン、何から始めますか?     私は、トイレ掃除からスタートします。 なぜにトイレ掃除か。 それは、トイレの神様がいるから、 というあながち間違いではない 理由も然りですが、  1日の始まりにトイレ掃除をすると、 ⚫︎建設的な気持ちになれる ⚫︎清々しさ、心の安定につながる からです😊 トイレ掃除がちゃんとできる人は 仕事ができる人 以前、とあるカフェオーナーの方と 人を雇う時、どんな面接をする? という話になりました。 そしで彼女はこう答えま

          【エッセイ】たかがトイレ掃除、さすれどトイレ掃除。トイレ掃除で、人となりが分かる。

          【1/2エッセイ】説明が上手い人は、これもうまいっ。

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。独自の勝手解釈なので悪しからず。 説明が上手い人に出会うと、 あぁ、魅力的。 って思うんですよね。 私の知る説明が上手な人たちは 難しい言葉を簡単な言葉に変えてくれる 難しい概念を簡単な図で表してくれる そう、こちらの意図を汲んでシンプルな表現で意訳してくれるのです。 そして何より、 例えもうまい! まるで私のバックグラウンドや知識と伴走しているかのように、先走る

          【1/2エッセイ】説明が上手い人は、これもうまいっ。

          【1/2エッセイ】強いイメージを持たれやすい人こそ、これが見えた時、人の心は揺さぶられる。

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。独自の勝手解釈なので悪しからず。 人が人をジャッジする時、二つの観点によって評価するらしい。それは、 「強さ」と「温かさ」 そして人を惹きつける人というのは、この二つがバランスよく働いている、とのこと。 『人の心を一瞬でつかむ方法―――人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学』(著:ジョン•ネフィンジャー、マシュー•コフート) によると、まず「強さ」には基本

          【1/2エッセイ】強いイメージを持たれやすい人こそ、これが見えた時、人の心は揺さぶられる。

          【1/2エッセイ】人類とロボットが織りなす偶然の奇跡            

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。独自の勝手解釈なので悪しからず。 ロボットは人工物。 意思や感情は持たない。 だから人間の気持ちなんて分かる訳がないよましてやプログラムされた事しかできないんだから、 そこに……温かみなんてあるはずがない。 と、思っていた私の考えは、どうやら古いようです🫠 つまり、 ロボットに温かさを感じる時代が来た ということです。 よく、「温かい言葉をありがとう」なんて使います

          【1/2エッセイ】人類とロボットが織りなす偶然の奇跡            

          【1/2エッセイ】脳という舞台裏。私たちの“ストーリー”を作り出すメカニズム

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。勝手解釈なので悪しからず。 放っておけば、私の脳はブツブツと今日も語り出す……。まるでストーリーテラーのように。 これは小さな頃からのクセ、みたいなもので、脳の中であれこれ想像しては、身体が動かされていく、てこと結構ありまして。 「時々、すんごい前しか見ていない時があるよ」 と近しい人や家族から声がけされて初めて、自分が現実世界をひたすら突っ走っていることに気付いたり、は

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          【1/2エッセイ 】子どもの守り方、間違ってはいないか?

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(実体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足した私の造語です。勝手解釈なので悪しからず。 さてさて、まず私に湧き起こった疑問から。 そんな文言を見聞きすると 確かにそうだとは思ったのですが、 ちょっと子ども扱いされ過ぎてやしないか?大人が守り過ぎてやしないか? 時に、失敗によって学ぶチャンスからも、 守ってしまっているのではないか? なんて思ったわけです。 守るタイミングを間違えると、 子どもの成長には繋がりにくいよなぁ。 い

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          【海外在住エッセイ】もしもの時のために。遺言書より先に指示書を書いてみた。

          シアトルはパンデミック以降、犯罪率が増加しています。 Seattle Timesの記事によると、ワシントン州の殺人件数がパンデミック前と比べて、89%増加したというから驚きです。 私が住んでいるのはシアトルからフリーウェイに乗って車で40分くらい離れているところの住宅街で、中心地とは雰囲気も異なり安全な地域と言われていますが、そうは言っても起こる時は起こりますからね。 もし、私と夫、同時タイミングで万が一の事があったら…… その時、子供達はまず最初に何をすべきか。。。

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          【1/2エッセイ】2タイプいる?他人を操作しようとする人たち。そして対処法。

          ✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(私の体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足したもの。私の造語です。 「あれ、もしかして……私、あなたにコントロールされている? 」 と感じた時には、時すでに遅しかも。。。 今回は、他人を操作しようとする人たちの傾向と私なりの対策をまとめてみました。 まず、他人をコントロールしたがる人は、二パターンいます。 1️⃣ 正義感が強すぎて極端になっている人 2️⃣ 善意を装い心理的に侵略してくる人 まず、 1️⃣ 正義感が強すぎて極

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          【日常エッセイ】マフィンを焼いたら、思い込みまで焼かれた

          バイアスに溺れる日常。 だからといってノンバイアスに生きられる人なんていないよなぁ。 思い込みとも言われるバイアスは、親や学校の影響を大きく受ける。こちとら不可抗力だ。 そういえば、「冒険の書」(著:孫泰蔵)の第四章の最後に、15個のバイアスが紹介されていたな。それでも一部だというから驚き。 評価や査定という「ものさし」で自分たちが測られるようになってから「同調圧力」なるものが強くなる。そしてメリトクラシーな社会が生まれる。 そのメリトクラシーによって、成功者の事例や

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          【海外在住エッセイ】私らしくなくて私らしいこと。言葉のハグ。

          昨日、我が家に10日間滞在してくれたゲストちゃんのお見送りで空港に来た。   小さいころ、私の中で空港は「別れ」のイメージが強かった。 けれど今そんな風に思わないのは、 IT技術の進歩によって、 いつでもどこでも誰かと繋がるようになったからかな🍀 でも物理的にはしばらく離れるわけで、最後はハグで再会を誓う。 私はハグが苦手だ。 苦手なんだけど、素直に手が伸びた。 それは、初めての海外渡航を、ゲストちゃんが頑張ったから。 そういえば、、、 と、お友だちが貸してくれた本

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          【海外在住エッセイ】ちょうど良いコミュニケーションゾーンに触れる

          アメリカに住んで、これはいいなって思った事。 それは、 知らない人との『軽め』のコミュニケーション。 この『軽め』というのがキーワード。 がっつりコミュニケーションまではいかないけど、ゼロコミュニケーションではない。 例えば、前から歩いてきた知らない人と目が合うと、すれ違い様に”Hi”と交わす。 たったそれだけでも気分が高揚するのは、心にそっと触れるくらいの、ちょうどよい挨拶だから。 実際、口角を上げないと”Hi"ってなかなか言いにくくて、自然に笑顔にもなる。

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          【考察的 読み切り小説】猫とホットケーキに好きを紡ぐ。

          【あらすじ】 マイノリティな恋愛事情を抱える二人。 彼らにはそれぞれ、 たった一度だけしか会ったことのない「想い人」がいた。 二人の決意が、想像もしなかった結末を呼ぶ、新しいカタチの恋物語。 ⬇️ここから本編が始まります⬇️ 【前編】 「あのダンス、高校の文化祭で踊ったものと同じかも」  窓から見える公園で、制服姿の若者たちが踊っている。音は聞こえないが、振り付けとテンポ感から察するに、あの日、私が踊ったものと同じだと思った。 「千夏ってダンス踊れたっけ? 」目の前

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