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Sherlock Report: GPTsとChatGPT4、さらにBirdとの比較

Xでポストした内容について、自分とは違う視点の意見が欲しいなと思いAIに聞いてみました。素のChatGPT-4と僕がカスタマイズしたGPTs「Sherlock Report」ついでにGoogleのAI「Bird」にもご意見伺いました。

僕が知る限りの特に日本社会において「中小企業が多い」だとか「利権団体が多い」だとかまぁ様々な知識と経験それに対する見解について複合的に分析した結果がこのポストになっています。今回は主張を聞いて欲しい訳ではないので、詳しい説明は割愛させて頂きます。

さて、ではまず質問した内容とChatGPT-4の答えはこちら。

次の文章についての意見が欲しい:誰も彼もが村社会を作ってお山の大将になりたがるせいで、多くの無駄と不幸が生まれている。人類はそろそろ「リーダー」という概念を捨てた方がいい。民主主義社会の中においてはどんな単位の集団や組織であっても最高権力者は「管理人」であるべき。

sharaku satoh

この文章は、現代社会のリーダーシップと権力構造に対する批判的な見解を示しています。具体的には、以下の3つの主要な点があります。

村社会とお山の大将:ここでの「村社会」と「お山の大将」は、小さなコミュニティや組織内での狭い視野と自己中心的なリーダーシップを象徴しています。これは、個々のリーダーが自分の小さな領域で支配的な役割を果たしたいという欲求を表しており、その結果、効率の低下や不幸な状況が生じることを指摘しています。

「リーダー」という概念の放棄:この文章は、伝統的な「リーダー」という概念が時代遅れで、もはや有効ではないとの見解を示しています。代わりに、より協力的で分散型の管理スタイルへの移行を提案しています。これは、権力の中央集権化がもたらす問題を解決し、より民主的なアプローチを促進することを目指しています。

「管理人」による統治:最後に、この文章は、どんな組織も「最高権力者」としてのリーダーではなく、「管理人」によって運営されるべきだと主張しています。これは、権力者が支配するのではなく、サービスを提供し、効率的に機能する組織を保守する役割を果たすべきであるという考え方です。

この見解は、現代のリーダーシップと組織管理に関する広範な議論の一部を形成しています。このような考え方は、特に大きな組織や国家レベルでの権力構造において、権力の集中化と濫用を防ぐための一つの方法として提案されています。しかし、これが実際のところどの程度現実的か、またどのような形で実装可能かは、さらに議論と研究が必要な分野です。

ChatGPT4

次に僕がプロンプトを書いて調整した情報分析AIのGPTs「Sherlock Report」の回答はこちら。

この文章は、「リーダーシップ」という概念の再評価について触れています。具体的には、村社会のメタファーを使用し、個々の集団が「お山の大将」を目指すことがもたらす無駄と不幸に焦点を当てています。そして、民主主義社会における最高権力者が「管理人」として機能すべきだという提案がなされています。

この文章の背後には、現代社会におけるリーダーシップの概念とその実践の誤解に対する深い懸念があります。伝統的なリーダーシップモデルは、個人が集団を統率し、決断を下すというトップダウンのアプローチに基づいています。しかし、この文章は、そのようなアプローチが集団内での競争を促進し、結果として無駄や不幸を生む可能性があると批判しています。

さらに深く分析すると、著者は「管理人」という概念を通じて、リーダーシップの代替的なモデルを提唱しています。このモデルでは、権力の集中ではなく、管理とサービスの精神が重視されます。ここから導き出されるのは、集団や組織内の協働と共同決定の重要性です。すなわち、リーダーシップは命令や支配ではなく、むしろ参加と協力に基づいたものであるべきだということです。

将来的には、このようなリーダーシップの再構築は、より民主的で包摂的な組織文化を促進する可能性があります。この変化は、組織の効率性と革新性を高めると同時に、メンバー間の満足度と参加意欲を向上させることが期待されます。ただし、この過程は、既存の権力構造と文化的慣習に対する深い挑戦を伴うことになります。

この文章の提案が実現される場合、社会全体の意思決定プロセスが変化する可能性があります。特に、政治的および経済的な領域において、より民主的で透明性のあるアプローチが求められるようになるでしょう。また、教育や企業経営においても、リーダーシップの概念が根本から見直されることになるかもしれません。これは、個人主義から協働主義へのパラダイムシフトを意味し、社会の構造と機能の変化を導く可能性があります。

Sherlock Report

似た感じではありますが、個人的にはやはりSherlock Reportの方が素のChatGPT4よりも正確に意味を捉え洞察力の高い回答を生成できているように感じます。論理と結論を正しく理解した上で要約し、それについての現実的なアドバイスをしてくれていると思います。さっすがシャーロック君。

さて、お次はGoogleのAI「Bird」に聞いてみました。

文章の内容は、リーダーという概念が多くの無駄と不幸を生み出していると主張しています。その理由として、誰も彼もがリーダーになりたがるため、競争や争いが起こり、それが社会の不安定化につながるとしています。また、リーダーは絶対的な権力を持ち、それを乱用する可能性もあると指摘しています。

この意見には、一定の説得力があります。確かに、リーダーという存在は、しばしば権力闘争や独裁政治の引き金となってきました。また、リーダーが自分の利益を優先し、集団や組織の利益を損なうこともあるでしょう。

しかし、一方で、リーダーという存在は、集団や組織をまとめ、目標に向かって導くために不可欠な存在でもあると言えます。リーダーが存在しなければ、集団や組織は分裂し、目標を達成することは難しくなるでしょう。

また、民主主義社会においては、リーダーは選挙によって選ばれます。選挙によってリーダーが選ばれるということは、国民がリーダーをコントロールできるということであり、リーダーが絶対的な権力を行使する可能性は低くなります。

したがって、リーダーという概念を完全に捨ててしまうのは、あまり現実的ではないと考えられます。しかし、リーダーに権限を与える際には、その権限の行使を制限する仕組みを整えることが重要です。また、リーダーの選出においては、国民がリーダーの資質をよく吟味し、適切なリーダーを選ぶことが大切です。

具体的には、以下のような対策が考えられます。リーダーの権限を明確に定め、その権限を超えた行為を禁止する
リーダーの行動を監視する仕組みを整える
リーダーの選出において、国民の意見を反映する仕組みを整える


このような対策を講じることで、リーダーによる無駄と不幸を減らすことができるのではないでしょうか。

なお、文章の最後で「管理人」という概念が提示されています。管理人とは、集団や組織の運営を担う役割であり、リーダーよりも権限は小さく、あくまでも集団や組織の利益を最優先する存在であると言えます。

管理人という概念は、リーダーという概念の代替案として考えられるものですが、リーダーと管理人の違いを明確に定義することは難しいでしょう。また、管理人という存在をどのように選出するか、その権限をどのように制限するかといった問題も、リーダーという概念の場合と同様に考えなければなりません。

いずれにしても、リーダーという概念をめぐる議論は、今後も続いていくものと思われます。

Bird

何というか、今ひとつ文章の意味を正しく解釈できていないように感じます。「そういうことを言いたいんじゃないんだよなぁ」という感想です。

それぞれ生成される文章に違いが出るのは非常に面白いですね。また今後も色々試して遊んだらご報告したいと思います。

ChatGPTの有料プランへの加入が必要ですが、もし良かったら「Sherlock Report」使ってみて下さい。少し前に作った「ネット炎上シミュレーター」というGPTsも公開していますので、炎上している方がいましたらこちらもぜひどうぞ。


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