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【仮説】近い将来、AIはこう使われる

今晩のおかずからハッキングまで…じゃなくて、AIについて今年中からだいたい10年先くらいまでの近い将来について、予想をサクッと書きたいと思います。この記事はあくまで天才の見解ですのでご理解下さい。


AIはOSに統合される

すでにMicrosoftがCopilotとしてWindowsにAIを実装しましたが、そういうことではなく、洗練された本当のNLUI(Natural Language User Interface)がGUI(Graphical User Interface)に取って代わるということです。AIOSと言ってもいいかもしれない。自然言語コマンド(プロンプト)でスマホやコンピュータ、そしてそのアプリやソフトウェアを操作したり自動化できるようになります。今気づいたんですが、僕って説明が致命的に下手かもしれない。「パソコンソフトが会話で操作できるようになる」とお考え頂ければOK。

世の中にはナーシャ・ジベリのように頭の中でプログラミングして電話で指示できる人もいたりしますが、大抵の場合パソコンの操作は画面を見ながらマウスとキーボードで行います。スマホの場合は指ですね。それを言葉による指示/命令だけで、AIがやってくれるようになるということです。普通の日本人は機械に語りかけるのが下手なので、キーボードで入力することになるとは思いますが、どこかの部長が「おいAI、あれやっといて!」って言うと、AIが「◯◯ですよね?了解ッス!できました!確認オナシャス!」ってやってくれるようになります。そうなるともう部長が不要な気もします。そしてソリティアも自動で操作してくれるので、働かないおじさんたちは画面を見ているだけでOKになります。「ソリティアや風俗店の予約などの日常業務が簡単な命令で処理・自動化できるようになる」ということです。

個人的には「OpenAIがLinuxベースのAIOS作れよ」と思ってはいますが、恐らくMicrosoftがWindowsにChatGPTを完全に統合したAIOS「Windows AI(仮)」を出すと思います。そしてAI機能をサブスクにして月額料金を取るようになるでしょう。これによって例えばExcelなどのOfficeソフトだとかAdobe Creative Cloud製品、BlenderとかUnreal EngineとかUnityは名前変わってるかもしれませんが、なんかそういうソフトとかを言葉による指示でAIが操作してくれるようになります。相談しながらAIが作業してくれる感じですかね。

当然AppleはmacOSとiOS、あとvisionOS、GoogleはもうGeminiで近しいことをしていますがChrome系とAndroid、あとHUAWEIのHarmonyOSとか、そして各種LinuxディストリビューションとかサーバOSとか、なやかんや全部のOSにAIが統合されることになるでしょう。サーバOSにAIが組み込まれるということは、必然的にWebサービスやスマホアプリの管理・運営をAIに任せられる部分が大きくなります。「AIが運営するSNS」なんてものも登場するでしょう。IoTの普及で様々な家電やロボットの操作にも関わってきます。


じゃあITエンジニアはいらなくなるの?

プログラマーやシステムエンジニアなどの通称「ITエンジニア」の方々の必要性はなくなりません。まずアプリやソフトウェアに完成というものはないので、部分的にAIにコードを考えて書いてもらうにしても、それを理解して調整できる人が必要です。完全にAI任せで誰も構造が分からないソフトやアプリをリリースするのはまだまだ危険です。時短や効率化によって人員削減はされるでしょうが、仕事そのものが無くなるということはありません。デザイナーもしかりで、そもそもAIがデザインを生成するにしても、専門家の視点で評価・分析をしたり修正・調整する役割の人が必要です。


プロンプトエンジニアリングは一般化する

正直「エンジニアリング」という名称が僕の感覚とズレていますが、AIに入力する指示/命令の文章やコード、自然言語によるコマンドを「プロンプト」そしてそのプロンプトを工夫し作成し研究することを「プロンプトエンジニアリング」と言います。無理やり意訳するなら「命令工学」でしょうか。現在はとても定義の幅が広い言葉なので、AIの普及と共に細分化されていくと思います。今回はとりあえず「AIを上手く使う」ことをプロンプトエンジニアリングと呼びたいと思います。AIがまだ黎明期なので、暫定的な表現だと思って下さい。

そしてその「プロンプトエンジニアリング」は「自動車の運転」や「パソコンの操作」に相当する一般的な技能になります。X(旧Twitter)にも書きましたが、僕の考えでは現在のAI(ChatGPTやGeminiなど)はパソコンの歴史に置き換えるとWindows95相当です。そしてすぐに色々飛び越えてXPくらい一般化するAIが登場するでしょう。つまり、趣味でも仕事でもごく日常的にAIを使うようになります。

AIをどう使うのかにもよりますが、仕事でプロンプトを書く場合には一定の技能が求められるようになります。特にあらゆるジャンルの技術者やデザイナーにはプロンプトエンジニアリングにおける高い技術力が求められるでしょう。今はまだ日本社会での知名度が低いため簡単だと誤解されていますが、プロンプトエンジニアリングはとても奥が深く難しい技術です。AIの進歩が速いため専門家の研究対象になっているような段階です。「パソコンの操作」に例えるのが適当だと思います。比較的容易に誰でも使うことができますが、プログラミングなど専門性が高まると相応の知識と経験、技術力が必要になります。ハードウェアとソフトウェア、プログラミング言語の進歩で開発技術が発展したように、AIの進歩に応じてプロンプトエンジニアリングの技術も複雑で高度になって行くと予想されます。


最後は当然ヒューマノイド

疲れたのでそろそろ終わろうと思います。AIという文脈で行き着く先は当然ヒューマノイドです。10年後というのは厳しいかもしれませんが、いずれは自動車くらい一般に普及すると思います。値段的にもそのくらいに落ち着くでしょう。中古ヒューマノイドが安く買えるようになります。当然ヒューマノイドに搭載されるのは専用のAIOSです。前回の記事に書きましたが、AIは高度で汎用的になるほど用途に合わせた調整が必要になります。言葉で手順を教えたり、やって見せたり、命令したりすることが先程言った通り今は「プロンプトエンジニアリング」に含まれるため、つまり相当先の未来までこの技術は一般的かつ専門的な技能として扱われます。

日本社会は今後益々少子高齢化が進みますから、国民の「AIリテラシー」を引き上げてAIとヒューマノイド、産業ロボットによる生産性、生産力で労働力をカバーする必要があります。人間は老化しても言語理解力だけは80歳くらいまで低下しませんので、ごくシンプルなプロンプトエンジニアリングなら中高年や高齢者でもやる気さえ出せば案外簡単に覚えられます。法則性を学びながら文章を考えるだけですから。今をWindows95が発売した時点だと仮定するなら、早急に利用者を増やし企業のAI導入・活用を進めないと、ほんの数年であっという間にAIバブルが来てしまいます。急ぎましょう。


プロンプトエンジニアリングを学びたい方へ

基礎/基本を学びたい方は以下の「プロンプトエンジニアリングガイド」を読むと理解が進むと思います。先程も書いた通りまだ研究されている段階ですから、どうすれば最も効果的に目的を達成できるのかがそもそも分かっていません。手探りで、みんなで一緒に新しい技法を探求しましょう。面白いですよ。

そして(自称)マッドサイエンティストの狂ったプロンプトエンジニアリングを学びたい方は以下の記事をご一読下さい。


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