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GPT-4やClaude3のパフォーマンスを向上させる「最適化設定プロンプト」

割引あり

何が悪いっていうことでもないのですが、AIベンダーが提供する標準のチャットボットをそのままお使いになる方が非常に多いことに懸念を抱いております。前々から「GPT-4はそのままでは使い物にならない」ということを記事やポストで発信しておりまして、X(旧Twitter)で「Claude3はGPT-4より優秀だ」というポストを見る度に、まぁそれはそうだろうなと思うのですが、LLMとしてもClaudeの方が優秀かと言うと、それはちょっと早計じゃないかと思っております。

皆さんがお使いになっているGPT-4やClaude3は、厳密にはLLM(大規模言語モデル)ではありません。モデル名がそのまま使われていますが、皆さんが会話しているのはLLMを使用した「チャットボットAI」です。そして、どちらのチャットボットも「システムプロンプト」という設定によって応答が最適化されています。ここが結構重要なポイントです。

標準のチャットボットは、汎用性に重点を置いた(各社の考える)バランスのいい調整がされています。一般的で常識的、標準的、至って真面目で優秀な応答をするような設定です。言い換えれば「優秀で博識だが何者でもない無個性のAI」です。どなたかを揶揄するつもりは一切なく、標準で使うのが一般的ではありますが、言うなればGPT-4やClaude3はヨーグルトの無糖プレーン味、無改造のミニ四駆、新入社員、建売住宅、国産メーカー製パソコン、フルノーマル、スタンダードデッキ、バランスタイプ、マイクラのバニラのようなものです。誰に何が刺さるのか分からないので、四方八方に槍を投げてみました。

※これ以降は、先日noteさんの公式アカウントがおすすめしていた「有料記事だけどリツイートすると無料」という手法を試してみます。


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