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ひとりで生きられそうって、それってねえ、褒めるんじゃなくて放っておいて欲しい話

おはようございます。きつね@人材育成担当です。
タイトルで察した方もいるかと思いますが、Juice=Juiceの「『ひとりで生きられそう』って、それってねえ、褒めているの」から拝借しました。今回のテーマを考えるときに真っ先に思い出しました。

今日は森博嗣著「孤独の価値」を読みました。


最近おすすめ頂いた本を読んだのですが、本当にその通りすぎてより孤独を愛そうと思えました。

「孤独」は怖いのか

個人的には孤独は怖くないのですが、孤独は怖いと思わせる映像作品は多いですよね。チームで共通の敵と戦って、協力して、勝利する流れが多い印象があります(悪いとは思っていません)。ぶつかることもあったけど、団結して、良い成果を上げる。そんなお涙頂戴するストーリーにする作品は利益が獲得しやすいのでしょう。よく感動ポルノに感情を煽られるので、少し辟易しております(笑)。
チームとして頑張る、そういったストーリーが当たり前のように流れているため、「友達は多ければ多いほど良い」「友達がいないのは、個人として何か問題があるのではないか」というストーリーを疑問も抱かずに考えてしまいます。

母から聞いて、今でも印象に残っている話があります。私が小学生の時、マイペースの権化だった私は、休み時間を1人でピアノを弾いたり本を読んで過ごしておりました。休み時間に一人で猫ふんじゃんたを心配した先生に、保護者面談のタイミングで母に相談されたそうです。母は「あの子はマイペースなので大丈夫です」と絶対の自信をもって回答したそうです。さすが母すぎる(笑)。

この経験からも、「ひとりで行動しているのは、協調性がない」「かすかにいじめを疑う」という認識が映像を通じた刷り込みとしてあるのだろうなあと思います。

孤独をあるがままに受け入れよう

孤独って、1人で過ごせる自由時間が多いってだけだと思います。そこにどんな感情を載せるかかと思います。多くの科学者は1人でコツコツを考えるほうが研究が進むそうです。また、芸術は1人の時間から自分の思い出も引き出す時間ができ、寂しさをぶつけるからこそ、儚さがにじむもの。

でも科学者でもなく、芸術家でもない方が大半かと思います。一般的な私たちは、孤独をどう受け入れると良いのか。そもそも、孤独な時間の過ごし方に良し悪しもないのだと思います。人とのつながりをセーブして自分と向き合う時間にする、人と無駄な比較をしない、ストレスから回復する等、過ごし方は様々です。

人と比較しない、流されない、自分のあるがままの生活を過ごしてみてはいかがでしょう。1人で生きられちゃうのは素敵なことです。

孤独の時間は自分で決めます。私のことも分かっていないのに、余計なアドバイスとか言わないでほしい。本当に放っといてほしい。

(所要時間:30分、箱根駅伝は尊い)

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