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奇跡の2021年

もう5月も半ばとなりましたんで、文字通り誠に遅ればせながら、担当番組『RADIO MIKU』がなんとか改編を乗り越えましたことを、謹みに謹みを重ねて報告いたします。

自慢じゃありませんが、非主流プロデューサーのわりに、立ち上げた番組はそれなりに長命で、日曜の朝ワイドは現在13年目に入り、また名古屋おもてなし武将隊の番組もなんだかんだで8年続きました。

デビュー作となった『電磁マシマシ』は3年で終わりましたが、その遺伝子は現在の『RADIO MIKU』へ濃厚に移植されており、DTM界隈番組を延べ6年地上波で放送できている実績は、我ながらよくやったぞ誰ぞ金品を以って讃えなさい、という心持ちであります。

しかし『RADIO MIKU』については、2年目の2022年春以降、清水藍がワイド番組の担当となり、拙者は管理職となり、2021年とは違う方面で忙殺されることになりました。
そのため、新しいことはほとんどやってない状況です。

波乱のボカコレ投稿も『らじみく通信』も、1年目に始めたことを3年近く繰り返しているだけなんですね。
逆にこの2021年に始めていなければ、どちらも手を付けていなかったとも言えます。
その意味で、この時の1年間は奇跡が起こっていたんだと思います、マジで。

『RADIO MIKU EX』でのクリエイターインタビューは、図らずも『セカイ・ステーション』『プロセカ放送局』へとバトンタッチされていき、イベントや配信MCなど、清水の活動範囲はどんどん広がっています。

こうしたオファーは間違いなく『EX』でのご縁によるもので、清水にお声がけいただいた関係各位に心より感謝し、清水は企画した拙者に感謝の気持ちを態度で示すべきだろうと思うわけですよ。

それはさておき、我々が新しいことを始められない代わりに、時代が勝手に動いてくれています。

なにせ初音ミクの誕生から17年です。
新社会人にもボカロ文化に浸かってる、あるいは今でこそリアル人間に向かったものの、前科を持つ者もいます。

そして今年の我が陣営には、そんな新入りが複数人加入しました。

コロナ禍直前の2019年秋、やがて音楽界はボカロPが世界を制するようになり、音楽リスナーの大多数がボカロ楽曲を経るようになると思っていたんですが、米津玄師さんやYOASOBIの活躍を皮切りに、ようやく身の回りにもその兆候が現れてきているな、ということを日に日に実感しています。

新しいことはできないかもしれないけど、これからだと思ってます。


ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。