【愚痴】中間管理職と創作の両立
管理職になって2年満たないんですけど、やっぱりアレですよ、物足りないというか、やりきれないんですね。
いちおう創作仕事も継続してるものの、前ほど全然集中できないんですよ。
もともと喋りながらセルフブレストして、そこで浮かんだアイディアに向かって手を動かしていくタイプだったんですね。
拙くても、ちゃんと意義のある仕事が作れる自負があったわけです。
ところが会議と会議の間だったり、自分ひとりで完結できない案件を抱えながらスタジオに入っても、集中できないから喋ってもブレストに発展できない。
ただの喋り好きなおじさんで終わっちゃう。
かつては、いかなるトラブルがあっても収拾できる自信はあったんですよ。
他人との仕事でも自分が引き取ればなんとかなると思ってたし、ちゃんと結果も出せた。
以前の僕なら、ダメなものは独断でスクラップできたのに、いや、実のところ今でもそれはできるけど、その後にビルドする余裕がまるでない。
つまりは責任を取れないんですね。
だから能動的に手を出したり、口を挟んだりする機会がなくなるうちに、目の前でみるみる腐っていくのがわかっていてもなんともならない。
いまや唯一自分だけでコントロールできるのは、他人が口を出す余地のない音楽とイラストだけです。
とは言え、これも以前に比べると難航してますけどね。
まる1日没頭できないから妥協せざるを得ないけど、それでもどうにか納得できるところまでは作ります。
そのことで、かろうじて自分のアイデンティティを保持しているところはあります。
庵野秀明さんのように、社長業やりながらちゃんとクリエイターとして成立している人はいます。
それは心の支えであり、目標でもあります。
ただよく考えたら、あれはトップだからできるんだなと。
上も見て下も見て、組織も見て経営も見なければいけないのが中間管理職の宿命です。
まるで自分に非もないし原因でもないのに、組織にトラブルがあれば、自分の守備範囲はどうしても後回しになるんですね。
そんな中で、創作を続けることを放棄したら自分が全滅するという危機意識だけは捨てられず、なんとか毎日を生き抜いております。
まあね、こうやってたまにはグチも書くんだよ。
ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。