【コカ・コーラ下請シグマ】埼玉メガDC稼働に伴う解雇もあり得る!?

 コカ・コーラの下請け輸送業者であるシグマグループ(シグマベンディングサービスシグマロジスティクス)との団体交渉が7月15日開かれましたので、その報告をさせていただきます。

●コカ・コーラの巨大物流倉庫「埼玉メガDC」稼働開始と支店閉鎖

 コーラは、今年二月から国内最大の商品保管・出荷能力を有する「埼玉メガDC」(埼玉県比企郡吉見町)の稼働を開始し、今後、物流拠点を閉鎖していくとしています。

自動物流センター「埼玉メガDC」を2月から稼働開始(コカ・コーラボトラーズジャパンHP)

 総合サポートユニオンの組合員がいるシグマベンディングやシグマロジスディクスの営業所はコーラの支店内にあり、コーラの支店が閉鎖になれば、私たちの労働環境や雇用に必ず大きな影響があります。メガDCの稼働により、すでに支店にある在庫がなくなり始めています。

 また、現在、シグマベンディングの浦和支店の3名の組合員がルート配送から外されて倉庫の仕事に配転させられており(配点は組合つぶしを目的とした労働組合法違反であるとして、東京都労働委員会に救済申立中)、組合員の仕事がなくなる可能性が大きいです。

 そこで今回の団体交渉ではそのことについて説明を求めました。

●「配転に反対するなら解雇しかない」(シグマ経営側)
 私たちは、埼玉メガDCの稼働に伴い、支店の閉鎖がどのように行われるのか、配転はあり得るのか、など説明を求めましたが、会社は何も知らない、と言い張り、一切説明しようとしませんでした。さらに私たちが、組合員を配転にしたり、労働条件の切り下げなどしないように私たちが要求すると、会社は「配転に反対なら、解雇しかないな」などとまるで脅すような発言を行いました。

 埼玉メガDCはコーラの大きな物流改革で、シグマのような主要な下請け会社にその計画を明らかにしていないわけがありません。それを知らないとしらばっくれて、答えない会社の対応は団体交渉拒否に当たります。

 会社は、すぐに交渉態度を改め、私たちとまともな団体交渉をすべきです。私たちは支店閉鎖と人員計画についての説明を粘り強く求めていきます。

●コカ・コーラ関連会社で働くみなさん、情報をお寄せください。組合にご加入ください。
 コカ・コーラ関連会社で働くみなさん、皆さんの職場も大きく様変わりしている最中かと思います。今後、物流改革により、無理な配転や解雇、労働条件の不利益変更もあるかもしれません。それを止めるためには皆で力を合わせる必要があります。
 私たちのところに皆さんの情報をお寄せください。組合にご加入ください。
 相談は無料で、秘密は厳守します。
 みなさんからのご連絡をお待ちいたしております。

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