ジャパンビバレッジさん、もうブラックはやめて〜ジュースを60本飲んで、休憩1時間??

いまジャパンビバレッジとブラック企業ユニオンとの間で問題になっているのが、過去、休憩が取れていたのかどうか。

ユニオンができる前、ジャパンビバレッジ東京駅支店では、息をつく間も無いほどの過密労働がありました。少し体の動きを止められるのは、エレベーター待ちのみ(もちろん、エレベーター待ちは休憩時間ではない)。本当に辛い労働がありました。

しかし、有給チャンスメール騒動や、順法闘争、ストライキと、会社に誠実な対応を求めて行動を重ねた結果、会社はやっと休憩について聞き取り調査をすると約束しました。

私たちもやっとジャパンビバレッジが心を入れ替えたのか、と期待していたのですが、大間違いでした。

聞き取り調査で、休憩時間が取れていなかった事実について説明する組合員に対して、会社は執拗に証拠はないのか、ないなら認められない、とまるで団交のよう迫りました。

そして、こんな風に言いました。

「5分刻みの時間とかではないとは思いますが。ただ、腰かけてちょっとジュースを飲むといったことは1分、2分でもできないことはないと思いますが」

これはひどい、酷すぎる。
肉体労働をしていて作業中に水分補給することだってあるでしょう?
それは法的にも休憩時間ではありません。

1分の細切れの休憩が60回あったから、休憩時間が取れていたとでもいうのでしょうか。

私たちの現場の実情に耳を傾ける気はなさそうです。私たちの誰1人として、1時間の休憩は取れていませんでした。

みなさん、ジャパンビバレッジにみなさんの批判の声を届けてください。

本当に、許せないくらいのブラック企業です。

[面談でのやり取りの一部]

会社:タバコを吸っていれば休憩か、ドリンクを飲んでいれば休憩かという測り方も難しい部分もあるのですが。データの机上で客観的にお話しさせてもらうしかないわけです。忙しかったとか、休憩が取れなかったというご主張はあるのでしょうが、冷たい言い方になりますが、でもその間の時間で休憩を取れていたのではないですか、と。

組合員:逆に、休憩が取れていたとしたらどの時間だと思いますか。

会社:5分刻みの時間とかではないとは思いますが。ただ、腰かけてちょっとジュースを飲むといったことは1分、2分でもできないことはないと思いますが。

組合員:1分の休憩を60回取れば1時間とったことにもなりますよね。

会社:そうですね。

組合員:(その主張がまかり通るなら)1分の休憩を60回取ったということで決着も着きますよね。

会社:そういう理屈もありますね。

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