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クライアントの意思決定の後押しをしたい。会計スタッフ・水島がSRAで挑み続けたいこと

20代の3人に1人、30代の2人に1人が転職を経験(※)しており、キャリアを形成する際に社内だけでなく社外にも目を向けることが一般的になりつつある昨今。SEVENRICH Accounting(SRA)でも、毎月新たなメンバーが入社しています。

その一方でSRAを長らく支え続け、会社とともに成長しているメンバーも多くいます。2017年、大学3年生のときにアルバイトとして入社し、その後正社員になった水島 総一郎(みずしま そういちろう)もそのひとりです。

水島は、北海道・札幌事務所での約6年の勤務経験を経て、2023年に自らの希望で東京事務所に異動します。学生時代からSRAで働き続けているモチベーションや、彼の目にSRAはどんな会社として映っているのかを聞きました。

(※参考:株式会社リクルート「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」)

水島 総一郎(みずしま そういちろう)
北海道大学工学部卒業。大学在学中にアルバイトとしてSEVENRICH Accountingでの勤務をスタート。2019年、新卒として入社。


大学時代に就職活動は一切せず、アルバイトから正社員へ

——学生時代、水島さんは工学部に所属しており、会計や税務とは異なる分野を学んでいたと思いますが、なぜSRAに?

不動産賃貸業を営んでいる父から、「学生のうちからお金の勉強をしておいたほうが良いよ」と言われたのがきっかけです。確かにお金の知識は家計でも仕事でも役に立つ一生もの。また、僕は会計やバックオフィス業務にも興味があったので、働きながら知識を深めれば将来にも活きると思ったんです。

大学の先輩である一杉さんが、SRAの札幌事務所で働いていると聞いていたため、紹介してもらいアルバイトとして入社しました。

——当初、会計業務は馴染みのない仕事だったと思いますが、困ったことはありませんでしたか。

先輩たちが業務はもちろん、「分からないことの調べ方」から教えてくれたので、それほど困らなかったんです。最初は簿記の知識が皆無で、借方と貸方が何かすら分かっていなかったのですが、先輩に聞いたり、自分で調べたりして解決できるようになりました。

「最初はゆっくり時間をかけて覚えていこう」と先輩から言われたことで、焦ることなく、少しずつ勉強し、その結果できることも増えていきました。時間をかけてもいいという言葉をかけてくれたおかげで、自分で調べる余裕が生まれ、周りの人にも頼りやすかったんだと思います。

——大学卒業後、正社員として改めてSRAに入社されました。SRAのほかに進路は考えていましたか。

大学院への進学を考えていましたが、いずれは自分で事業を行いたいと考えており、社会人経験を早く積みたかったので就職を選びました。

また「SRAなら担当できるクライアントが多種多様で、ほかの会計事務所よりも密度の濃い経験ができる」という話を先輩から聞いていたこともあり、アルバイトからそのまま入社したいと思っていたんです。

かなり早い段階でSRAに入社することを決めたので、周りのメンバーから「大学院に行かなくて大丈夫?」「もう少しじっくり考えてもいいんじゃない?」と心配もされましたね。僕の将来を真剣に考えてくれているんだとありがたかったのですが、SRAで働きたいという気持ちは固まっていたのと、より強く「こんな人たちと働きたい」と思うようになり、入社を決めました。

クライアントが意思決定する際、その後押しができる存在に

——新卒で入社し、仕事の量や働く時間が増えたと思います。大変だったことはありましたか。

アルバイト時代よりも、東京事務所のメンバーや東京のクライアントと遠隔でやり取りすることが増え、チャットでのコミュニケーションがあまりスムーズにできませんでした。

SRAでは基本的に複数名でひとつのクライアントをサポートするのですが、なかには僕以外全員が東京事務所のメンバーで、彼らと連携するケースもあります。そのため、クライアントに関係する業務について個別具体的にわからないことがあっても、札幌事務所で働く別のメンバーには聞けません。

当時はコロナが流行る前だったので、ZoomやGoogle Meetなどが一般的ではなく、東京事務所のメンバーとは主にテキストでやり取りしていました。そのため口頭で話す機会は少なく、自分が話したいことを的確に文字化できなかったため、東京のメンバーへ気軽に質問しづらかったんです。

ですが、札幌事務所の先輩方に文章をチェックしてもらって、誤解が生まれにくいチャットの送り方を学びました。リモートでやり取りする際のコツを教えてもらうことで、次第に円滑にコミュニケーションができるようになりました。

——アルバイト時代と比較して、ご自身の中に変化は起きていますか。

クライアントや税務署だけでなく、銀行や監査法人など、SRAに関係するさまざまな人たちと接することで、視野が広くなっている実感があります。

会計スタッフの主な仕事は、記帳代行やクライアントと税務署の仲介です。ですが、経験を積むにつれて、税務署だけでなく、クライアントと銀行、クライアントと監査法人の仲介を任せてもらえます。それに伴って業務範囲も、会計や税務だけでなく、融資やIPO(株式の上場)のサポートなど多様な領域に広がってきました。

そのおかげで、クライアントを起点にしたさまざまなつながりが見え、物事を多面的に考えられるようになったんです。

たとえば今までは、利益を圧縮し納税額を下げられたことは、クライアントにとって単純に良いニュースだと思っていましたが、銀行側の目線で見ると、利益が少ないため融資することができない可能性がある、といったリスクも認識できるようになりました。

クライアントの利害関係者が広く見えるようになることで、本質的な指摘ができるようになっていると思います。

——ご自身で成長を実感しているんですね。

そうかもしれません。クライアントからもお褒めの言葉をいただくことが増えて、それがモチベーションのひとつになっています。

また、会計や税務といった専門知識だけでなく、コミュニケーションスキルの向上も感じているんです。たとえばクライアントが銀行から融資を受けている場合、売上に関する資料を銀行から請求されることがあります。

その請求内容を僕たちはクライアントから間接的に聞くため、銀行の意図が見えないケースが多い。速報値がほしいのか、完璧なものがほしいのか、請求された資料がどんな判断材料として扱われるのか。

クライアントとのコミュニケーションから断片的な情報を読み取り、推測する必要があるんです。自分の提案が起点となり、うまく物事が進むことにやりがいを感じていて、最近は特にクライアントとやり取りすることが楽しくなってきました。

それと同時に、クライアントの意思決定の後押しをしたいという自分の目標に気づきました。クライアントの社長と直接関わることができる職種だからこそ、困ったときや迷ったときに背中を押せる存在でありたいと思っています。

年齢や役職関係なく、お互いを尊重する社風

——最後に、水島さんから見てSRAはどんな会社でしょうか。

「良いことは良い」「悪いことは悪い」とはっきり言う人が多い印象です。年齢や役職関係なく、それを言いやすいですし、聞いてくれる雰囲気があると思っています。

また、各々のやりたいことや働き方を尊重してくれる人が多いです。2023年に僕は札幌事務所から東京事務所へ移籍するのですが、東京に移りたいことを先輩に話したらすぐに「いいね」と言ってくれました。興味があった組織づくりにも東京事務所で関われそうなので楽しみにしています。

自分からきちんと話をすれば、どこでどんな風に働きたいか、SRAなら実現できるはずです。逆に言えば、どう働きたいか思い描けなかったり、自分の意見を誰かに伝えるのが苦手な人にとっては大変かもしれません。自分の中で方向性が見えていて、納得感のある働き方をしたい人にとっては、良い環境だと思っています。


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