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なぜ「グッデイならできる♪」のか?

柳瀬隆志氏と酒井真弓氏著の「なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか」を読みました。
久々に読書感想文です。

どうも稲本です。福岡でコミュニケーションや情報伝達に関わる仕事をしています。普段から毎日noteを更新したり、ポッドキャストを週一回リリースしたりと日々情報発信をしています。よかったらフォローやスキ、コメントいただけると嬉しいです。ツイッターのフォローもお願いします!

いつものように気になったワードというよりは、
全体を通して感じたことをまとめてみようと思います。

問題解決に向けて行動する

現状を把握すべく、私はデータ分析に乗り出した

このフレーズの前には、経営者の孤独が書かれています。
そしてその仕事のストレスの半端なさも。半端ないストレスの仕事の解決策としてデータ分析という道を選んだとされているのすが、
結局、そのストレスのある仕事をストレスのあるままに進行させるのではなく、解決しようとしたという行動、これが大きなポイントであるように感じました。

問題の解決方法というと自分の身の回りや自分の経験の中にあるものから探すのが通例でしょう。しかし、著者は(部分的にはそうであったのかもしれないが)新しい領域に可能性を感じ、チャレンジしたといように受け取りました。

この可能性を感じるためには、やはりそこに興味を向けないといけません。

そう考えると全ての発端は、著者の好奇心であるように思います。

DXっていう言葉が邪魔してる

書籍のタイトルに「DX企業」という言葉が使われているが、
内容を読んでいると、「結果的にDX企業になった」だけであるようにも感じます。そもそもDXってなんだろう?と思うことすらあります。

実際書籍の中にもこうあります。

DXは何から始めれば成功するのか。「これはDXではない」「DXはかくあるべき」という不毛な議論は抜きにして、「成果の出やすいところから着手する」というのは、DXのアプローチとして一つの成功パターンと言える。

まず、DXについて語ることは「不毛な議論」としている部分にはとても共感しました。言葉が邪魔してるというのはまさにそこです。本質は「成果」であり、もちろんその成果を出す手法にデジタルがあるということがDXの肝であるように思います。

余計なことは考えず、成果の出やすい方法を見極めること

これでいいんじゃないかと思います。
私が買った版には帯が付いていて、帯にはワークマンの専務取締役の土屋さんのコメントがあります。

"「DX」に興味があるビジネスマン全員に読んでもらいたい"

このフレーズに「その心は?」と聞くと、

余計なことは考えず、成果の出やすい方法を見極めること

と回答が来そうな気がしました。

なぜ「グッデイならできる♪」のか?

タイトルにしたこの問い。この答えはグッデイの業態にもリンクするのかもしれません。
DXという言葉を前面に出した時点で、どこか構えるような雰囲気はないでしょうか?難しく考えてしまうというか、DXとは・・みたいなことを考えてしまうというか。。。
それって、DIYとは何か?みたいなものと似ているのかもしれないと思いました。漠然とDIYしたいと思った時に、フラッとグッデイに行って「できそうなものにチャレンジしていく」というのはすごくイメージがしやすいコンテキストだと思います。

グッデイはそれを経営という領域で電動ドライバーではなくデジタルを使った。。。もしかしたらそれだけのことなのかもしれません。

そして、そこに興味という起爆剤と、小さな宝石を喜び合う文化を着実に住み重ねていった・・・そんな感じを受けました。

つまり、DXを実現するためには、
「◯◯ならできる♪」というところからやりゃいいじゃん!
ということなんだろうな・・と感じました。

結局、やるかやらないか。どこだって「〜ならできる♪」なんでしょうから。


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