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ベスビアスな夏を

“ベスビアス”という言葉をご存知だろうか。もしこの言葉を聞いたことがあれば、同郷の方の可能性が高い。聞いたことが無い?それもそのはず。そもそも、そんな言葉は無いからである。

ベスビアスとは、主に花火を形容するための言葉である。主な使い方としては、『超ベスビアス 大スターマイン』といった具合である。なんだか、とてつもなく豪華な花火が上がるような、そんな気がしてくる。

昨日、新潟県の長岡花火がYouTubeでライブ中継されていた。懐かしいふるさとを思いながら花火を眺める。大きな花火には、だいたい『ベスビアス』と名前が付けられている。そういえば、ベスビアスとはどういう意味なのだろうか。私はおもむろに検索した。

すると衝撃の事実が発覚する。ベスビアスとは、長岡花火オリジナルの造語なのだそうだ。『ヴェスビオ火山の噴火のような』という意味が込められているらしい。造語かよ!と思わずツッコミを入れてしまった。あまりにも堂々と使われていたので、ああ、ベスビアスな花火なんだな。と納得させられていた。なんだか悔しい。

付けるだけで豪華に見えてくる魔法の言葉、ベスビアス。意外と便利な言葉なのではないか。私はこの面白ワードを使って、今年の夏を満喫しようと思う。皆さんもぜひ、超ベスビアスな夏を過ごして欲しい。

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