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パン屋さんに通い始めた

自宅と最寄駅の間に、小さなパン屋さんがある。この春から駅をよく使うようになったこともあり、パン屋さんでパンを買うようになった。

店の前にはバターの匂いが広がり、入り口のドアの小窓からは、こんがり焼けたパン達が並んでいるのが見える。それだけで嬉しくなる光景だ。

私がよく購入するのは、餡子とクリームチーズを挟んだパン。多分、バターも挟んでるんじゃなかろうか。食べると餡子の甘さと共にジュワッとジューシーな油分を感じる。ポップには「人気です」の文字。そうだよね。美味しいもの。

いつも、餡子チーズパンと新しいパンの2種類を買うことにしている。餡子チーズパンの地位を揺るがす個人的ヒット商品を見つけるべく、小さな冒険をくり返す。今のところは、餡子チーズパンが1位の座を譲らない。

それにしても、パンとはなんと豊かな食べ物だろうか。形、味、色、匂い、全てにおいて、可能性は無限大だ。そのひとつひとつが誰かの幸せの形なのだろうな。そんなことを考えながら、私は私の幸せを、餡子チーズパンと共にかみしめるのであった。

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