京都ライター塾8期_最終回!「新規仕事を得るために」レポート⑥
こんにちは。
ライター&読書アドバイザーの瀬田かおるです。
読書アドバイザーとは、「本」や「読書」の魅力を伝える読書推進活動の実践者。一般財団法人出版文化産業振興財団が主催しているものです。
本や読書が好き! なことを役立てるため、読書アドバイザーとして何ができるのかを模索しながら活動しています。そのときにも活きてくるのが「書く力」だと実感する日々。
ホントに「書く」スキルを身につけておいて良かったなと思っています。
その「書くスキル」を学んでいたのが、江角悠子さん主催の「京都ライター塾」。
1~5回までの講座レポートは次の通りです。
第1回目の講義では、どんなライターになりたいか。
第2回目の講義では、インタビュー原稿について学びました。
第3回目では、インタビューを依頼するための企画書作成について。
第4回目では、企画書のフィードバックとインタビューについて。
第5回目では、課題提出したインタビュー原稿へのフィードバックが行われた回でした。
そして、全6回オンラインで受講するこの講座もついに最終回!
第6回の講座で学んだのは最終回らしいテーマでした。
それは『新規仕事を得るために』。
このテーマから江角先生の生徒に対する想いを感じられます。
学んで終わりではなく、学んだことを収入に結びつけるため、どう動いていったら良いのかを学べた最終回。しかも、京都ライター塾を卒業した先輩がスペシャルゲストとして登場して下さいました!
卒塾後はライターとしてご活躍されている先輩方からのお話は、これまた有益で……。その時のお話しも合わせてこの記事で書いていきます。
「私はこういう者です」を明確にしておく
ライターのお仕事を得るため「私はこういう者です」と明確にお伝えできるものが必要です。
いわゆる名刺代わりになるようなもの。
例えば、すでにライティングのお仕事をしている人なら、過去記事など実績をまとめたもの。いまからライター活動を始める人なら、自身のブログ。それらをポートフォリオとしてまとめておけば、「私はこういうものを書いています」とお伝えすることができるのです。
それがないと発注者側は、いったいこのライターさんはどんな文章を書く人なのか判断できません。
それで、過去記事などの実績やブログはひとつにまとめておくとなお良し。
このときに、自身のホームページを持つ、というお話しがありました。
いまはnoteやtwitterで発信しているのですが、そろそろ自分のホームページを作りたいなと考えていたところなので、ちょっと実現に向けて動いてみようかな。
こんなふうにしてお仕事はやってくる
「私はこういうことを書いています」を明確にしたツールを用意したら、いよいよお仕事獲得に向けて行動です。
講座ではこの2つについてお話しがありました。
やはり仕事というのは「人」を介してやってくると江角さんは言います。
数年前は難しかったリアルでの交流も、ある程度は自由になったいま。気になる交流会や講座などがあったらぜひ、リアルで参加してみる。ライター同士の交流会ならなおのこと、です。
そこで名刺交換をしたり、日頃からどんなことを発信し、何に興味があるのか、対面でお話しをする。
もちろんその場で即、お仕事に繋がるなんてことはないでしょう。けれど、こういうご縁は時間差があるものらしく、忘れた頃にひょいっとお仕事に発展することがあるそうです。
日頃から「こんなことがしたい!」と発信しておくと、そういえばあの人、興味あるって言ってたな、よし、この仕事任せてみようか……。なんてことがあるかもしれない、のです。
つぎに江角さんからお話しがあったのは、「企画の提案をする」ということ。
前回の講座の課題では、新規の企画書を江角さんに提出しました。
講座ではそのフィードバックをいただけたのですが、なんという贅沢!
さらにブラッシュアップした企画書は、卒業後にまた見ていただけるとのこと。ありがたいです。
ということで、ただいま絶賛、企画書のブラッシュアップ中です。
自分の仕事に値段をつけるおはなし。
つぎに、クライアントからお仕事の依頼があったときのお話しに移ります。
そのお仕事の内容や納期などの打ち合わせののち、見積書の提示を求められます。そのとき、自分の仕事にいくらの値段をつければいいか、の講義になりました。
・自分がする作業内容
・記事を書くための拘束時間、交通費
・自分はいったいどれくらい稼ぎたいのか?
・1ヵ月あたり何時間働けるの?
それらから自分の仕事に値段をつけることができるそう。
実績が乏しいときはこの金額を低く見積もってしまいそうです。
しかし、あまり安い金額で受注してもモチベーションが上がりませんし、安いからとその仕事に手を抜くことは自分の評価を下げることになってしまうので、もちろんできません。
かといって高すぎる金額で好運にも発注してもらえたとしても、もしかしたらプレッシャーに耐えられず辛くなってしまうかも。
この辺の見極めが大切だな~。
また、クライアントから金額の提示があったとき。
もしその仕事に見合っていない金額であれば、こちらから交渉しても良いとのこと。
これは新しい発見でした。低い金額で不満を抱えたままお仕事するより、自分が納得のいく価格で引き受けた方が、良い仕事ができるからとのこと。
こちらから交渉してそれが受け入れられた以上、その期待に応えなければとモチベーションが上がり、良いお仕事ができそうですしね。
3人の先輩たちからの学び
講座後半では、京都ライター塾を卒業された3人の先輩たちが登場して下さいました。
まったくのライター初心者で江角さんのこの塾に参加された方がいらしたのですが、いまでは連載2年目というお仕事をされているとのこと。
やる前は不安でしかなかった取材も、いまは「凄く楽しい!」とおっしゃっていたのが印象的でした。
また、仕事をしていて分からないことがあったら、講座のテキストを振り返ることで迷わなくて済んでいるとのこと。
仕事はどうやって取っているかとの質問には、ひとつのお仕事から紹介によって次のお仕事に繋がっているとのことで、江角さんの言っていた人を介して仕事がやってくる状態を目の当たりにしました。
また、ライティングを学んだことで仕事の幅が広がったと言う先輩も。
なんと編集者にならないかと打診があったとか。スゴいです!
この先輩も、人伝いで仕事がもらえている、とのことでした。
企画が通るコツとして、どんな面でこの記事が役に立つのかを明確にしておくこと、と話して下さった先輩はフリーの編集者としてご活躍。さらにライティングを学んだことで仕事の幅が広がったとのこと。
どの先輩方も、江角さんの京都ライター塾で学んだことを十二分に活かしてご活躍中でした。こうして、先輩のお話が聞けたことは、モチベーションを上げるには効果バツグン!
ここで、同期である、おたえさんの言葉が私のモチベーションをさらにあげてくれたのでご紹介します。
この、”ちょっと” というのが、いい塩梅の言葉だな~と。
日々の ”ちょっと” の前向きな行動が、いつのまにか夢を叶えることになるのかもしれません。
つぎはオフ会で!
講座の終盤、江角さんから私たちにメッセージがありました。
きっと同期の方たち全員が、江角さんのこの言葉を心強く感じたに違いありません。
そして、江角さんから嬉しいお知らせが。
講座全6回すべてがオンラインでの開催だったのですが、リアルでお仲間たちに会う機会を作って下さいました。
しかも、同期生たちだけでなく、先輩たちも参加する、まさに京都ライター塾オフ会です。ありがたいことに、京都と東京の2カ所での開催です。
たくさん名刺を持っていかねば(^_^)
私は京都で参加します。ご参加される京都ライター塾生のみなさま、どうぞよろしくお願いします。
瀬田かおるのこれからの活動について。
さて、塾は卒業しましたが、これからが本番です。
いま絶賛企画書作成中なので、実を結ぶことができるよう頑張らねば!
数年前まで、私の強みってなに???
と、思っていました。
けれど、書いて発信する、ことを続けていたら見えてきました。私の強みが。やっぱりこれだな、というものが……。
それが「本」「読書」でした。
書いて発信することをしなければ、これらが私の強みになるなんてこれっぽっちも思いませんでした。だけど、書いて発信する活動を始めるにあたって、自分を見つめ直してみたときに、これまででいちばんにお金をかけてきたことは「本」でしょ? となって。これはもう明確な答えでした。
どんなに疲れていても、足を引きずってでも本屋さんになら行けるし(笑)、フリーペーパーだろうと、ポストに入っていると「読むものができた」と心浮き立つし。
だったら、もうそれは充分な私の強みでしょう? と結論づけることができました。
好きなことだったら発信することも難なくできるんですよね。
そして、好きなことについての情報は驚くぐらい目にし、耳にするんです。
たまたまテレビをつけていたら、本の話題だったり……。
ライターとして、この方向でいこうというのが、京都ライター塾で学んでいる間に明確になりました。
この軸を中心にして、具体的にはこの活動をしていこうと考えてます。
つまり、書評記事を書くことでステキな本とのご縁を繋げる活動をし、本屋さんや本に関する活動をしている人の取材記事を書くことで、少しでも活動のお役に立てるのではないかと。
この取材をするときに、京都ライター塾で学んだことをさっそく活かすことができます!
そして、せっかくステキな活動をしているのにそれを伝える術を持たない人や、本を出したいけど書くのがニガテという人のために、ブックライターとしてお役に立てたら。
これらの活動をムリなく持続して、収入源を生みたい、と考えています。
少し先のミライにいる私が、このnoteを読み返したときに、これらのことが実現しているといいな~。
さらには人生における軸まで見つけてしまいました。
本に関する活動をライターとしておこない、収入源を生む。という芯を持って活動するけれど、時間にも心にも「余白」をもつことを忘れずに、やわらかく生きていけたら……。
そんなことまで考えることができたのは、この京都ライター塾がきっかけだったかもしれません。
6回に渡ってお伝えした京都ライター塾レポートも今回が最後となります。
毎回お読み下さった方、ありがとうございました!
どこかで瀬田かおるの名前を見つけたら「頑張ってるな~」と思っていただけると嬉しいです~!
それでは、また!
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